「金とプラチナはどちらが高いの?」
「将来的にはどちらが高くなるの?」
このように考えていませんか?
過去にはプラチナのほうが希少で高級という印象が一般的でしたが、近年は金の価格が大きく伸び、両者の差は明確になっています。
単純に価格だけを比べてしまうと、投資でもジュエリー選びでも後悔につながることもあるかもしれません。
本記事では、2026年時点の相場状況をもとに、なぜ価格差が生まれたのか、今後どんな展開が考えられるのかを解説します。
あわせて、ジュエリーとしての違いや資産としての考え方、少しでも有利に手放すためのポイントまで紹介しているため、ぜひ参考にしてみてください。
<この記事でわかること>
- 金とプラチナの価格比較
- 金・プラチナを高く売るためのコツ
- 金・プラチナ売却時の注意点
金とプラチナの価格比較|2026年版

2026年、金はかつてない水準まで評価を高めています。対して、プラチナも2025年末に高騰しました。
しかし、双方の価格差は依然として大きいままです。
ここでは、金とプラチナの価格について、以下の2点を見ていきましょう。
それぞれ解説します。
1gあたりの小売価格差
金とプラチナ1gあたりの価格は以下の通りです。
【金・プラチナ1gあたりの価格】
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2026年1月12日時点
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金
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プラチナ
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店頭小売価格(税込)
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24,905 円
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12,650 円
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店頭買取価格(税込)
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24,658 円
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12,364 円
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参照:田中貴金属
1gあたりで約12,000円もの価格差が生じており、金はプラチナの約2倍近い価値で取引されているのが現状です。
売却時(買取価格)においても同様の傾向が見られています。
例えば、100gの延べ棒を購入する場合、金では250万円程度の資金が必要になるのに対し、プラチナであれば約130万円台から購入が可能です。
資産価値と希少価値
国や企業の信用に左右されない実物資産であり、産出量に限りがあることから、物価上昇や国際的な緊張が高まる場面でも信頼が集まりやすい特徴があります。
そのため、金は多くの人にとって「安全資産」として認識されています。
一方、プラチナは自動車や工業分野での利用が中心となる金属です。
需要が経済活動や特定産業の動きに影響されやすく、景気が冷え込む局面では価格が不安定になりやすい傾向があります。
この違いから、プラチナが実用性の高い素材として評価される一方で、金は環境の変化に左右されにくい、より安定した資産としての立場を確立していると言えるでしょう。
なぜ逆転した?金がプラチナより高い3つの理由

なぜ金がプラチナを圧倒する価値を持つに至ったのか、その決定的な3つの理由を解説します。
- ①需要と用途の決定的な違い
- ②自動車産業の変化(脱ディーゼルの影響)
- ③不安定な世界情勢による「金買い」
順番に解説します。
①需要と用途の決定的な違い
金とプラチナの価格差を生んでいる最大の要因は、それぞれの「用途」にあります。
金の需要は、宝飾品が約半分を占めるほか、投資用や各国中央銀行による「金準備」としての公的需要が非常に高い割合を占めており、工業用の需要は全体の1割にも満たないわずかなものです。
対して、プラチナは生産量の多くが自動車の排ガス浄化触媒などの「工業用途」に依存しており、実社会の産業活動と密接に結びついています。
金は「通貨の代替」としての側面が強く、景気が悪化してもその普遍的な価値が損なわれることはありません。
プラチナは景気が減退して産業活動が停滞すると、工業製品としての需要が直接的に落ち込んでしまいます。
金が「所有すること自体に価値がある投資資産」としての地位を確立している一方で、プラチナは「産業を支える原材料」としての性質が強い傾向です。
②自動車産業の変化(脱ディーゼルの影響)
プラチナの価格が伸び悩む背景には、自動車業界そのものの変化が大きく影響しています。
これまでプラチナは、ディーゼル車の排ガスをきれいにする装置に多く使われてきました。
しかし、欧州を中心にディーゼル車離れが進み、不正問題をきっかけに市場が急速に縮小したことで、主要な需要源が弱体化しました。
加えて、電気自動車の普及が世界的に加速し、エンジンを搭載しない車が増えたことで、触媒用途そのものが将来的に減っていくとの見方が強まっています。
③不安定な世界情勢による「金買い」
近年続く国際情勢の不安定さは、金の存在感を一段と押し上げる結果となりました。
ウクライナ情勢や中東地域の緊張など、先行きが読みにくい出来事が相次ぐ中で、投資マネーはリスクの影響を受けにくい資産へと流れています。
受け皿となったのが、国家や企業の信用に左右されない金でした。
実際、中国やインドをはじめとする新興国の中央銀行が、外貨依存を抑える目的で金の保有量を増やしている動きは、市場に大きなインパクトを与えています。
加えて、世界的なインフレの進行や円安によって現金の価値が目減りする懸念が広がったことも、金への注目を強める要因となりました。
不安が高まる局面ほど、信用リスクを伴わない資産に資金が集中しやすく、金はそのたびに選ばれてきました。
一方、景気や産業動向に影響を受けやすいプラチナは、同じ局面でも強い買いが入りにくい傾向があります。
こうした積み重ねが、世界が揺れるたびに金の評価を高め、結果としてプラチナとの価格差を大きく広げてきたと言えるでしょう。
【金とプラチナ】買うならどっち?ジュエリーとしての比較

資産価値だけでなく、ジュエリーとして身につける際にも、金とプラチナにはそれぞれ独自の魅力と特性があります。
1gあたり1万円以上の価格差があるため、予算やデザインの好みに加えて、それぞれの金属が持つ性質を理解して選ぶことが重要です。
- 金(ゴールド)ジュエリーの特徴
- プラチナジュエリーの特徴
それぞれの特徴を紹介します。
金(ゴールド)ジュエリーの特徴
金は古来より富とステータスの象徴として、世界中で最も親しまれてきた貴金属です。
化学的に非常に安定しており、空気中や水中でも酸化しないため、錆びたり腐ったりすることなく、その黄金の輝きを永遠に保ち続けるという「不変性」に魅力があります。
ジュエリーとしての金は、純度100%に近い「K24(純金)」の状態では非常に柔らかく傷がつきやすいため、「割り金」を混ぜて強度を高めた「K18」や「K14」が主流です。
割り金の配合比率を変えることで、華やかなイエローゴールドや日本人の肌に馴染みやすいピンクゴールド、都会的なホワイトゴールドといった多彩な「カラーゴールド」を作り出せます。
現在は金価格が歴史的高騰を続けているため、金ジュエリーは身につける資産としての価値が非常に高く、時が経っても価値が目減りしにくいという安心感が特徴です。
プラチナジュエリーの特徴
落ち着いた白い光沢を持つプラチナは、昔から清らかさや変わらない愛を連想させる素材として親しまれてきました。
婚約指輪や結婚指輪に選ばれるケースが多く、「一生身につける金属」というイメージが定着しています。
年間に採れる量は金と比べてもごくわずかで、自然界に存在する量そのものが限られた貴金属です。
ジュエリーに使われるプラチナは、Pt950やPt900といった純度の高い合金が主流で、粘りのある性質によって細かな細工でも宝石を安定して支えられます。
近年は金相場の上昇により、価格面ではプラチナの方が選びやすい状況です。
変色しにくく、日常生活や水回りでも扱いやすい耐久性を備えていることから、長く愛用するジュエリー素材として今なお高い支持を集めています。
【金とプラチナ】投資・資産運用としての選び方

投資を始めようと考えた際、金とプラチナのどちらの商品を選べばいいのか悩む人も多いでしょう。
ここでは、金投資とプラチナ投資の魅力について紹介します。
それぞれ見ていきましょう。
※本記事は、金の価格動向に関する情報をお届けすることを目的としており、特定の売買や投資を促すものではありません。
金投資の魅力
資産を長く守りたい、あるいは不測の事態に備えたい場合には、金が有力な選択肢になるでしょう。
過去には1g数千円台だった価格が、数年で大幅に上昇したように、世界情勢の不安や物価上昇が起こる局面で価値を伸ばしてきました。
利息を生む資産ではないものの、どの国でも通用する普遍性があり、資産全体の土台として安定感をもたらします。
プラチナ投資の魅力
値動きの大きさを受け入れてでも高い伸びを狙うのであれば、プラチナに目を向けるのもひとつです。
採掘量は極めて少なく、工業分野の需要に左右されやすいため価格は上下しやすいものの、現在は金と比べて割安な水準にあります。
過去には金より高値で取引されていた時代もあり、今の水準で保有し、将来の上昇を待つという考え方も成り立ちます。
とくに注目されているのが、水素エネルギーを軸とした次世代技術の広がりです。
燃料電池車や水素関連設備ではプラチナが重要な役割を担うため、脱炭素の流れが本格化すれば需要が見直される可能性があります。
実物資産としての安心感に加え、未来の成長分野と結びつく点が、プラチナ投資ならではの魅力と言えるでしょう。
【金とプラチナ】高く売るためのコツ

金やプラチナを少しでも有利な条件で売却するためには、日頃の保管状態・売却前の準備・タイミングの見極め方によって、最終的な査定額に差が出ることも少なくありません。
高く売るためのコツは以下の通りです。
- きれいな状態を維持する
- 付属品を一緒に査定に出す
- 相場を見極める
貴金属は価値が明確な資産だからこそ、細かな部分への配慮が結果を左右します。
きれいな状態を維持する
高価買取の基本となるのは、刻印がはっきり確認できる良好な状態を維持することです。
インゴットには保証書が付かない代わりに、表面に打たれた純度・重量・製造番号といった刻印が品質を証明する重要な役割を担っています。
これらが鮮明に残っているほど、査定はスムーズに進みます。金やプラチナは柔らかいため、扱い方には注意が必要です。
摩耗が進み刻印が読みづらくなると、評価が下がる原因になりかねません。
売却前には、乾いた柔らかい布で軽く汚れを落としておくだけでも印象は変わります。
普段からケースに入れて保管し、不要に触れないよう心がけることが、将来の査定額を守るポイントです。
付属品を一緒に査定に出す
貴金属本体だけでなく、購入時に付いてきた付属品も一緒に持ち込むことが大切です。
専用ケースや品質を示す証明書・購入時の計算書・領収書などは、正規品であることを裏付ける材料になります。
専門業者であれば付属品がなくても買取は可能ですが、書類やケースが揃っていることで、条件が良くなる場合も少なくありません。
特に購入時の書類は、後に税金を計算する際の取得費を証明する重要な資料にもなります。
将来の売却を見据え、本体と書類をまとめて保管しておくと安心です。
相場を見極める
最終的な受取額に最も大きく影響するのが、売却するタイミングです。
価格は、海外市場での取引価格と為替の動きによって決まるため、国際相場が上昇している局面や円安が進んでいる時期は、買取価格も高くなりやすい傾向があります。
多くの買取業者や地金商は、毎営業日に基準となる価格を公表しているため、日頃から相場を確認しておくことが大切です。
近年は世界的な不安定要因を背景に金価格が高水準を維持しており、売却を考えるには好条件がそろっている状況とも言えます。
ただし、情勢が落ち着けば価格が下落する可能性もあるため、短期の値動きだけでなく、長期的なチャートを見ながら冷静に判断する姿勢が重要です。
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【金とプラチナ】売却時の注意点

金やプラチナの延べ棒を売却する際は、単に現金化できれば終わりというわけではありません。
実物資産である貴金属の取引には、公的な手続きや税制上の以下のルールが伴います。
取引時には本人確認書類の提示が求められ、売却金額によってはマイナンバーの提出が必要になるなど、一定の義務が課されます。
税金に注意
金やプラチナを売却して利益が出た場合は「譲渡所得」として扱われ、所得税の計算対象になります。
ただし、譲渡所得には年間50万円の特別控除があるため、金の売却益と他の譲渡益を合計して50万円以内であれば、原則として税金はかかりません。
ここで押さえておきたいポイントが、どれくらいの期間保有していたかという点です。
保有期間が5年以内の場合は「短期譲渡所得」となり、利益の全額が課税対象になります。
一方、5年を超えて保有した後に売却すると「長期譲渡所得」となり、50万円の控除後の利益をさらに半分にした金額だけが課税対象です。
この仕組みにより、長く持ち続けてから売るほど税負担を抑えやすくなります。
参照:国税庁「No.3161 金地金の譲渡による所得」
贈与税
金やプラチナを家族や親族から受け取った場合は、その時点の金額をもとに贈与税が判断されます。
贈与税には年間110万円の基礎控除があるため、1月1日から12月31日までの1年間に受け取った財産の合計がこの範囲に収まっていれば、原則として税金はかかりません。
たとえば、1gあたり2万4,000円前後の相場で20gの金(およそ50万円相当)を譲り受け、他に贈与がなければ、非課税で受け取れます。
ただし気を付けたいのは、同じ年に現金や別の財産を受け取っている場合は、それらもすべて合算して110万円を超えるかどうかが判定されます。
合計額が基礎控除を上回ると、贈与税の申告が必要です。
後から税務上の指摘を受けないためにも、誰から何をいつ受け取ったのかを明確にする目的で、贈与契約書を作成しておくと良いでしょう。
参照:国税庁「No.4408 贈与税の計算と税率(暦年課税)」
支払調書の提出
金やプラチナを売るときに覚えておきたい重要な決まりのひとつが、「取引額200万円超」に関するルールです。
1回の売却で受け取る金額が税込200万円を超える場合、買取店は取引内容を記載した書類を税務署へ提出する必要があります。
この書類には、売却した人の氏名・住所・取引金額に加え、マイナンバーなどの情報も含まれます。
そのため、高額な金を売却する際には、本人確認とあわせてマイナンバーの提示を求められるのが一般的です。
この制度により、税務署は個人の大きな貴金属取引を把握できる仕組みになっているため、「黙って売っても分からないだろう」と考えるのはリスクが高いと言えるでしょう。
相続で受け取った金を売った場合でも、後から取引が確認される可能性は十分にあります。
売却金額が200万円に近い場合や超える見込みがある場合は、支払調書の対象になるかどうか、確定申告が必要かどうかを事前に把握しておくことが大切です。
参照:総務省「犯罪収益移転防止法等の概要について」
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金とプラチナを売却するなら『買取大吉』におまかせ

買取大吉には以下の特徴があります。
- 金・プラチナの買取実績が豊富
- ライフスタイルに合わせた3つの買取方法
- 予約不要・キャンセル料無料
それぞれ紹介します。
金・プラチナの買取実績が豊富
『買取大吉』は、これまでに多くの金・プラチナ製品を買取してきました。
金地金やプラチナ地金をはじめ、コイン、ジュエリーなど、幅広い種類の金・プラチナ製品を取り扱っています。
近年では、金・プラチナ価格の高騰を背景に、資産整理や換金を目的として売却されるお客様が増加傾向にあります。
豊富な知識と経験を持つ鑑定士が、相場動向や純度、状態を丁寧に見極め、金・プラチナの正確な市場価値をもとに高価買取いたします。
ライフスタイルに合わせた3つの買取方法
『買取大吉』では、お客様のご利用しやすい方法を選んで買取ができます。
買取方法は以下の3つです。
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買取方法
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詳細・特徴
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店頭買取
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・直接店舗に持ち込む
・買い物のついでに利用可能
・気軽に利用したい方におすすめ
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出張買取
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・スタッフが自宅を訪問
・持ち運びしなくても自宅で完結
・買取に出す品が多い方におすすめ
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宅配買取
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・商品を送って売却可能
・自宅にいながら完結
・仕事などで忙しい方におすすめ
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お客様のライフスタイルや状況に合わせて、最適な買取方法を選択できます。
予約不要・キャンセル料無料
『買取大吉』では、査定料や買取時の手数料は一切いただきません。
査定後のキャンセルも無料です。
貴金属に精通した鑑定士が常駐しており、予約なしでもご利用いただけます。
※出張買取、宅配買取は事前申し込みが必要。
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【Q&A】金とプラチナについてよくある質問

金とプラチナについてよくある質問は以下の通りです。
Q.プラチナ価格は30年後にいくらになりますか?
Q.プラチナは金より重いですか?
Q.プラチナ価格は30年後にいくらになりますか?
順番に回答します。
Q.プラチナ価格は30年後にいくらになりますか?
A.30年先の明確な価格を断定することはできません。
現時点で公表されている資料の中にも、具体的な数値予測は示されていないのが実情です。
- プラチナの供給量の少なさ
- 市場環境が変化した際の見直し
- 世界経済の成長
- 産業構造の変化
- 新たな用途の拡大
上記の理由から、大きな価格変動につながる可能性も否定できません。
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Q.プラチナは金より重いですか?
A.金やプラチナの「重さ」は、同じ体積あたりの重さを示す「比重」で比較します。
純金(K24)は、比重が「19.3」です。一方、純プラチナの比重は「21.4」で、金よりも重い金属となります。
Q.金は今買わない方がいいのはなぜですか?
A.金の購入を慎重に検討すべきと言われる主な理由は、価格下落による元本割れのリスクにあります。
国内の金価格は2026年に入り1gあたり24,000円を超える水準に達しており、これは過去数十年で見ても極めて高い値です。
金相場は地政学的リスクや経済不安を背景に上昇しますが、情勢が安定化したり、投資家が資金確保のため一斉に金を売却したりすることで、価格が急落する可能性も否定できません。
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まとめ:安定した価値を求めるなら金|ハイリターンを狙うならプラチナ

2026年現在、金はプラチナを大きく上回る価格で取引されており、「プラチナ>金」の常識は完全に逆転しています。
金が安全資産として世界的な不安やインフレ局面で選ばれ続けている一方、プラチナは工業用途の影響を受けやすく、景気や産業動向によって価格が動きやすい点が、この差を生んでいます。
ただし、プラチナは産出量が少ない希少な金属です。水素エネルギーや燃料電池分野の成長次第では評価が変わる可能性もあります。
今後の価値を考察するなら、
- 堅実さを優先するなら金
- 将来の伸びしろに賭けるならプラチナ
という考え方が有力です。
売却の際は、ぜひ『買取大吉』にご相談ください。
どんなお品物でも、どんな状態でも喜んで査定させていただきます。他社様で断られた物もがんばってお買取致します。こちらに載っていないものでもお気軽にお持ちください。