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刻印とは?意味・種類・本物との見分け方を解説|刻印がない場合の売り方も紹介

刻印とは?意味・種類・本物との見分け方を解説|刻印がない場合の売り方も紹介

2026年3月29日

「金属やアクセサリーにある刻印ってどんな意味がある?」
「”K18″や”925″にはどんな意味や価値があるのか知りたい」

 

このように考えていませんか。

 

刻印からは、素材・純度・ブランド・加工方法などが読み取れます。

 

本記事では、刻印の意味・打刻されている場所・偽物の可能性がある刻印の種類などを解説しています。

 

刻印について知りたい方、処分する前の判断材料としたい方は、ぜひ参考にしてみてください。

 

<この記事でわかること>

  • 世の中にある刻印の種類
  • ジュエリーの刻印の場所
  • 素材や加工方法を示す刻印
  • 注意が必要な刻印

刻印とは

刻印とは、金属やプラスチック・木材などの表面に、文字・数字・記号を物理的に刻み込んで残す表示方法です。

 

見た目だけではわからない素材の情報を、伝えるための手段として使われています。

 

刻印が使われる主な場面は、以下のとおりです。

 

刻印が使われる場面・物 刻印の例
ジュエリー K18・Pt950・ブランドロゴ
製造業 型番・製造年月日・シリアルナンバー
美術品・刀剣 作者のサイン・工房の印章

 

塗装やシールと違い、刻印は削れたり剥がれたりしにくいため、耐久性の高い表示方法としてさまざまな場面で使われています。

 

世の中にある刻印の種類

刻印は、さまざまな分野で使われています。世の中にある主な刻印は以下のとおりです。

 

  • ジュエリー・貴金属の刻印
  • 工業製品・自動車の刻印
  • 美術品・工芸品・刀剣の刻印

 

それぞれの刻印について見ていきましょう。

 

ジュエリー・貴金属の刻印

ジュエリーの刻印には、大きく分けて「素材・品質を示す刻印」と「メッセージを入れる刻印」の2種類があります。

 

それぞれの刻印の例は以下のとおりです。

 

ジュエリー・貴金属の刻印

刻印の種類 具体例
金の純度 K18・K24
プラチナの純度 Pt950・Pt900
シルバーの純度 SV925・Ag925
メッセージの刻印 名前・イニシャル・記念日

結婚指輪や記念ジュエリーでは、日付やメッセージを刻印するサービスが提供されることもあります。

 

なお、本記事では主にジュエリーに関する刻印について解説します。

 

 

工業製品・自動車の刻印

工業製品や自動車の刻印は、製品の識別・管理を目的として付けられるものです。

 

部品や製品には製造番号や型式などの情報が必要で、刻印によって後から追跡・管理がしやすくなります。

 

主な刻印の例は以下のとおりです。

 

  • 自動車の車台番号
  • エンジン型式
  • 製造番号・製造年月日

 

製品管理だけでなく、盗難や偽造を防ぐ目的でも使用されています。

 

美術品・工芸品・刀剣の刻印

美術品や工芸品の刻印は、作者や作品の由来を示すために刻まれます。

 

芸術作品では「誰が作ったか」が価値を判断するための大切なポイントになるためです。

 

代表的な刻印の例は以下のとおりです。

 

  • 作者のサイン
  • 工房の印章
  • 所有者の印

 

例えば、日本刀では、刀を作った職人が自分の名前(刀匠としての名前)を刻むことがあります。

 

ジュエリーで刻印がある場所

ジュエリーの刻印は、デザインを損なわないよう、目立たない場所に刻まれる場合がほとんどです。

 

本章では、以下のアイテムに分けて、刻印がある場所を紹介します。

 

  • 指輪(リング)の刻印
  • ネックレスの刻印
  • ピアス・イヤリングの刻印
  • ブレスレットの刻印

 

それぞれ、どこに刻印があるか見ていきましょう。

 

指輪(リング)の刻印

指輪(リング)の刻印は、ほとんどの場合、内側に入っています。

 

外から見えにくいため、デザインを損なわずに刻印を入れられるためです。

 

確認するときのポイントは以下のとおりです。

 

  • リングを外して、内側を光にかざしてみる
  • 裏側がえぐれているデザインは、やや深い位置をチェック
  • 刻印が小さいときはルーペを使う

 

また、将来のサイズ直しを考慮して、ロウ目(溶接の繋ぎ目)から離れた位置に刻印されている指輪もあります。

 

ネックレスの刻印

ネックレスの刻印は、主に以下の場所に施されています。

 

  • 留め具の受け金具
  • チェーンに付いているプレート部分
  • ペンダントトップの裏面・側面

 

デザインが主役のネックレス本体ではなく、目立ちにくい金具部分に刻印されています。

 

トップとチェーンが一体型の場合は、受け金具部分を確認すると刻印が見つかることがあります。

 

ピアス・イヤリングの刻印

ピアスやイヤリングの刻印が多い場所は以下のとおりです。

 

  • デザイン部分の裏側
  • ポスト(針)部分
  • 本体の側面

 

デザインを損ねないために目立たない位置に刻まれています。

 

サイズが小さいアイテムのため、刻印がとても小さいケースが多く見られます。

 

確認する際はルーペを使って拡大して探すのがおすすめです。

 

ブレスレットの刻印

ブレスレットの刻印は、タイプによって刻印の場所が異なります。

 

タイプ 刻印の場所
金具付きブレスレット フック受けプレート・本体の裏側
バングル(金具なし) 内側・側面

 

ほかのジュエリーと同じく、デザインを損なわないよう、目立たない部分に刻印があります。

 

金具がないバングルタイプは、内側をぐるっと確認してみると見つけやすいです。

 

素材を表す刻印の種類

ジュエリーの刻印にある数値や略号は、主に金属の種類と純度(品位)を示しています。

 

本章では、以下の種類ごとの純度(品位)の刻印について解説します。

 

  • 金(ゴールド)の刻印
  • プラチナの刻印
  • 銀(シルバー)の刻印
  • パラジウムの刻印

 

刻印の意味を知っておくと、手元のジュエリーがどんな素材でできているかがわかります。

 

金(ゴールド)の刻印

金の刻印は、K(カラット)表記や1000分率の数値で純度を示しています。

 

代表的な刻印と、対応する純度は以下のとおりです。

 

金を表す刻印

刻印(カラット表記) 刻印(1000分率) 純金の割合
K24 999.9 99.9%以上
K18 750 75%
K14 585 58.5%
K10 416 41.6%
K9 375 37.5%

※1000分率の場合、数字の前後に「Au」とつく場合があります。

 

また、色味を示す略号が付く場合もあります。

 

刻印 意味
WG ホワイトゴールド
PG ピンクゴールド
YG イエローゴールド

 

たとえば、18金のホワイトゴールドの場合は「K18WG」のように打刻されています。

 

また「18K」のように数字の後ろにKが付くものは「あとK」と呼ばれる種類です。

 

海外製品に多く、アルファベットが前にくる「K18」と同じですが、刻印よりも実際の純度が低い場合がある点は覚えておきましょう。

 

 

プラチナの刻印

プラチナの刻印は、「Pt」と純度の数値の組み合わせで示されます。

 

代表的な刻印は以下のとおりです。

 

プラチナを表す刻印

刻印 純度
Pt1000/PLATINUM 99.9%
Pt950 95%
Pt900 90%
Pt850・Pt 85%
Pm 85%以下

「Pm」は1960年以前のプラチナ製品に使われていた刻印です。

 

単体で使用されており、純度は明確ではありませんが85%よりも低いケースが多く見られます。

 

銀(シルバー)の刻印

銀の刻印は、「SV」「SILVER」「Ag」などの略号と純度の数値で表示されます。

 

代表的な刻印は以下のとおりです。

 

刻印 純度
SV1000 99.9%
SV950 95%
SV925/Ag925/STERLING 92.5%

 

純度92.5%の銀は「スターリングシルバー」と呼ばれ、アクセサリーとして多用されています。

 

 

パラジウムの刻印

パラジウムの刻印は、「Pd」と純度の数値で表示されます。

 

代表的な刻印は以下のとおりです。

 

パラジウムを表す刻印

刻印 純度
Pd1000・Pd999 99.9%
Pd950 95%
Pd900 90%
Pd500 50%

プラチナに似た白い金属で見間違えやすいですが、刻印から種類が判別可能です。

 

加工方法を示す刻印の種類

刻印には、メッキや金張りなどの略号が付く場合があります。

 

メッキや金ばりとは、見た目が貴金属に見えても、内部は別の金属という加工です。

 

略号の意味を知っておくと「何で金なのに安いんだろう?」ということがなく、安心して買い物ができます。

 

代表的な刻印は以下のとおりです。

 

加工方法を表す刻印

刻印 意味
GP 金メッキ
GF・GS・RGP 金張り
PP・PTP プラチナメッキ
PR・PTF プラチナ張り
GE・GEP・HGE 電気式金メッキ
数字+M メッキの厚さ(ミクロン)

 

「K18GF」のように、品位と加工の略号が組み合わさった刻印が使われることもあります。

 

また、「E.P.N.S.」という刻印もあり、銀製品ではなく、洋銀(ニッケルシルバー)に銀メッキを施した製品を示すものです。

 

そのため、貴金属としての価値はありません。

 

 

刻印を入れる方法は主に3種類

刻印の加工方法は、主に以下の3種類に分けられます。

 

  • 打刻:ハンマーと工具を使った方法
  • 機械彫刻:機械で削りながら刻む
  • レーザー刻印:レーザー光で削る

 

それぞれ精度や仕上がりが異なり、用途・素材・数量によって使い分けられています。

 

打刻:ハンマーと工具を使った方法

打刻は、刻印ポンチをハンマーで叩いて金属に文字を打ち込む、昔ながらの方法です。

 

設備が少なく比較的手軽に加工できるため、今も使われ続けています。

 

<打刻で刻印を入れる手順>

  1. 刻印ポンチを金属に当ててハンマーで叩く
  2. 補助線で位置を決めてから打つ
  3. 数回に分けて重心をずらしながら仕上げる

 

※あくまでもひとつの方法として参考にしてみてください。

 

文字の間隔や深さを均一に揃えるには職人の技術に左右されます。

 

機械彫刻:機械で削りながら刻む

機械彫刻は、専用の彫刻機や刻印機を使用して文字や模様を刻む方法です。

 

手打ちよりも品質の高い刻印が仕上がります。主な加工方法は以下のとおりです。

 

<機械彫刻の種類>

  • ダイヤモンドや超硬チップなどの工具で材料を削る方法
  • プレスや打刻によって表面に刻印する方法

 

自動機ではパソコンのデータを読み込んで刻印できるため、フォントやデザインもさまざまなものに設定できます。

 

レーザー刻印:レーザー光で削る

レーザー刻印は、レーザー照射で文字や模様を作る方法です。

 

精密さと汎用性の高さが特徴で、近年はさまざまなアイテムに使われています。

 

主な特徴は以下のとおりです。

 

<レーザー刻印の特徴>

  • 約0.04mmの極細線での刻印が可能
  • 文字だけでなくロゴや複雑な模様にも対応
  • 浅彫り・深彫り・切り抜きなど加工の幅が広い
  • ピアスの針など細い部分や曲面にも対応できる

 

ソフトウェアでデザインを調整してから加工できるため、オーダーメイドのジュエリーにも使われています。

 

【注意】「刻印がある=本物」とも限らない

刻印があるからといって、必ず本物の貴金属とは限りません。

 

たとえば「K18」とあっても、実際には金メッキや金ばりで、本体は別の貴金属というケースです。

 

本来は「K18GP」のように打刻しなければなりませんが、安価な貴金属を高く売るために偽造している悪質な場合があります。

 

また「24K」や「18K」のような「あとK」の場合、刻印の数値よりも実際の純度が低い場合があります。

 

そのため、刻印はあくまで目安の一つとして認識するのが大切です。

 

刻印以外で本物か見分ける方法

刻印だけでは真偽を確認しきれない場合、以下の方法で素材や純度を見分けられる場合があります。

 

方法 内容
比重測定 金属はそれぞれ比重が異なるため、専用機器で純度を判定できる
磁石テスト 金は基本的に磁石に反応しないため、磁石に引き寄せられたら金以外と判断できる
専門家の鑑定 ルーペやX線分析でメッキの有無や純度を確認してもらう

 

磁石テストは自宅でも試せる手軽な方法ですが、確実ではありません。

 

正確に確認したい場合は、専門家による鑑定を利用するのが確実です。

 

 

刻印がないと買取を断られる場合もある

刻印がないジュエリーや貴金属は、買取を断られる場合があります。

 

刻印がない場合に断られる主な理由は以下のとおりです。

 

  • 比重計やX線分析などの検査が必要になり、機器がない店舗では純度が判断できないため
  • 大手チェーン店や専門知識が浅い店舗では、万が一純度が低かった場合のリスクを避けて断るケースがある

 

また、買取できたとしても「純度が低いかもしれない」という不安要素から買取価格が大きく下がるケースもあります。

 

ただし、専門的な知識や設備を持つ買取店であれば、刻印がなくても査定が可能です。

 

『買取大吉』では、刻印がないジュエリーや貴金属の買取が可能です。詳しくは次章で解説します。

 

『買取大吉』では刻印がないアイテムも買取可能

『買取大吉』では、刻印がないジュエリーや貴金属も買取可能です。

 

純度を測定できる機器を有しているため、刻印がなくても正しい値での査定・買取ができるためです。

 

もしも以下のようなアイテムをお持ちの方は、気軽にご相談ください。

 

  • 刻印が摩耗して消えてしまった指輪
  • 海外で購入した詳細不明のアクセサリー
  • 刻印がないハンドメイドのジュエリー
  • 刻印のある部分が紛失したピアス

 

専門の知識を持つスタッフが丁寧に拝見します。

 

「価値がない」と捨ててしまう前に、ぜひ一度お近くの店舗へご相談ください。

 

「これは売れないかも」と諦めていた品物に、思わぬ価値がつくケースも少なくありません。

 

 

【Q&A】刻印についてよくある質問

刻印についてよくある質問をまとめました。

 

  • Q.刻印がないものはすべて偽物ですか?
  • Q.「PT100」は「プラチナ100%」の意味ですか?
  • Q.ブランド特有の刻印もありますか?

 

ひとつずつ回答します。

 

Q.刻印がないものはすべて偽物ですか?

A.刻印がないからといって、すべてが偽物とは限りません。

 

日本では貴金属製品への刻印は任意とされています。

 

そのため、刻印がなくても本物の貴金属であるケースは珍しくありません。

 

実際に、刻印がない本物のジュエリーには、次のような例があります。

 

  • 造幣局の貴金属品位証明制度が始まる以前(1929年以前)に作られたアイテム
  • ハンドメイドや個人作家によるジュエリー

 

また、市場に流通しているジュエリーのうち、造幣局が打刻するホールマーク(品位証明マーク)が付いているものは約20%程度ともいわれています。

 

このように、刻印の有無だけで偽物か本物かは判断できません。

 

Q.「PT100」は「プラチナ100%」の意味ですか?

A.「PT100」はプラチナ100%という意味ではありません。

 

プラチナが10%、残りの90%は銀(または他の貴金属)が使われているものを意味します。

 

プラチナは基本的に「Pt1000」や「Pt999」のような1000分率で表示されるため「Pt100=100%」ではありません。

 

Q.ブランド特有の刻印もありますか?

A.ジュエリーには、ブランド独自の刻印が入っている場合があります。

 

ブランド名やロゴの打刻によって、正規品であると示すためです。

 

代表的なブランドの刻印例は以下のとおりです。

 

ブランド特有の刻印

ブランド名 刻印例
ティファニー TIFFANY & CO.
カルティエ Cartier
ヴァン クリーフ&アーペル VCA
ハリー・ウィンストン HW
ブルガリ BVLGARI
タサキ TASAKI

純度を示す刻印と並んで刻まれているケースが多く、本物かチェックする手がかりとして使われます。

 

まとめ:刻印は素材の種類や純度を示すためのマーク

刻印は、ジュエリーの素材・純度・加工方法などを示すための重要なマークです。

 

K18やPt950といった表記は貴金属の純度の証明となり、価値を把握するうえでも大切な判断材料として使われています。

 

ただし、刻印があるからといって必ずしも本物とは限らず、純度や製法を偽った偽造品も見られます。

 

素材を正確に確認したい場合は、専門家への鑑定が確実な方法です。

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