「金メッキって何なの?」
「本物の金とは違うの?売ったりできないかな?」
このように考えていませんか。
金メッキは、素材そのものの名称ではなく、「メッキ」技術を指す言葉です。
本記事では、本物の金と金張りとの違いや、本物の金か判別する方法・金メッキが売却できるかを解説します。
金メッキの種類や特徴、歴史など基本知識に加えて、金メッキについてのよくある質問も掲載しました。
金メッキのさまざまな疑問が解消されるため、ぜひ最後までご覧ください。
<この記事でわかること>
- 金メッキのメンテナンス方法
- 金メッキは売却できるのか
金メッキとは?

金メッキとは、真鍮や銅、シルバーなどの金属の表面に、薄い金の層をコーティングする加工です。
表面には本物の金が使われているため、見た目の輝きや色味は金製品とほとんど変わりません。
しかし、内部は別の金属であるため、素材としての価値や買取価格は純金製品と比べて大きく下がります。
そのため、金メッキが施された製品は、資産として長く保有するよりも、トレンドのデザインを手頃な価格で楽しむ場合に向いています。
一方で、金の使用量が少ないため、素材コストを抑えながら「金らしい高級感」を演出できるのが金メッキの強みです。
金メッキの用途は、アクセサリーや腕時計、バッグ金具、トロフィーなどの装飾品に限られません。
金は耐食性・導電性に優れるため、端子やコネクタ、プリント基板など電子部品にも多用されます。
金メッキと本物の金・金張り(ゴールドフィルド)の違いとは

金色の製品には、金メッキ・本物の金・金張り(ゴールドフィルド)など複数の種類があります。以下の2つに分類して解説します。
- 本物の金|24K・18Kなど
- 金張り(ゴールドフィルド)
本物の金から、見ていきましょう。
本物の金|24K・18Kなど
「本物の金」とは、18K(18金)や24K(純金)など、金の純度を示す刻印を使った製品を指します。
純度によって混ぜ物の割合は変わるものの、金の比重が大きいため、同じサイズでも金メッキ製品より重いのが特徴です。
金は腐食しにくく変色しづらい貴金属で、適切に使えば長く輝きを保て、資産としての価値も認められています。
「一生もの」「受け継いでいけるジュエリー」を叶えてくれる安定性・資産性の高い素材です。
【関連記事】
金張り(ゴールドフィルド)
金張り(ゴールドフィルド・GF)は、真鍮などの芯材の表面に、14Kや18Kといった金合金の厚い層を熱と圧力で貼り合わせた素材です。
ゴールドフィルドは「製品の総重量の1/20(約5%)以上」という基準があり、一般的な金メッキと比べると、金の層が厚く作られています。
そのため、日常使用でも簡単には剥がれにくく、地金が露出しづらいことから、「見た目の高級感」と「耐久性」のバランスに優れた素材として人気があります。
価格帯は、安価な金メッキより高いものの、地金まで金の「本物の金(18K・24K)」よりは手の届きやすい、中間的なポジションと考えるとイメージしやすいでしょう。
【本物かメッキか】刻印の意味と見分けるポイント

手元のアクセサリーが「本物の金なのか、それとも金メッキなのか」を知りたい場合のチェックポイントを解説します。
- 刻印|GP、GF、HGEなどの記号
- その他の判別方法
刻印から、みていきましょう。
刻印|GP、GF、HGEなどの記号
刻印ごとの英語表記や日本語の意味、主な用途を下表にまとめました。
|
刻印
|
英語表記
|
日本語の意味
|
主な用途
|
|
GP
|
Gold Plated
|
金メッキ
|
ファッションアクセサリー、時計、バッグ金具、記念品など、コストを抑えて金色の見た目を出したい量産品。
|
|
GEP/GE
|
Gold Electro Plated
|
電気メッキ
(電気金メッキ)
|
一般的な装飾アクセサリーや時計ケース、食器、雑貨などの表面仕上げ。GPとほぼ同様の用途。
|
|
HGE
|
Hard Gold Electroplated
|
硬質電解金メッキ
|
懐中時計や腕時計のケース・ベゼル、頻繁に触れる装飾パーツなど、通常のメッキより耐久性を持たせたい部分。
|
|
GF
|
Gold Filled
|
金張り
|
日常使いのアクセサリーなど、金メッキより長持ちさせたい中価格帯ジュエリー。
|
|
RGP
|
Rolled Gold Plated
|
圧着メッキ
(金張り寄り)
|
ヴィンテージ時計のケース・筆記具・装飾パーツなど、比較的安価に「金張り風」の質感を出したい製品。
|
|
GS/GR
|
Gold Shelled/Gold Rolled
|
金張り
|
アンティーク時計やメガネフレーム・装飾小物など、芯材の上に金層を被せた金張り系製品。
|
|
GT
|
Bright Gold Plated/Gilt Gold Plated
|
金箔張り・光沢金メッキ
|
メダル・トロフィー・教会装飾・インテリアオブジェなど、強い光沢や金箔風の見た目を重視する装飾品。
|
刻印でよく見かける「GP」はGold Plated(金メッキ)を指す刻印です。「GEP」や「GE」は電気メッキ、「HGE」は硬質金メッキを意味し、基本的に表面だけ金が載っている加工を指します。
「GF」や「RGP」はGold Filled(金張り)を指し、金メッキより金の層が厚い素材です。
一方、「18K」「10K」「750」などの表示は金の品位(純度)を示し、中身が金である製品に使われます。
中には「18KGP」「18KGF」のように組み合わせて刻まれているケースもあるため、記号全体をセットで読み解くことが重要です。
【関連記事】
その他の判別方法
刻印以外の判別方法としては、以下があります。
- 磁石への反応をチェックする
- 色味や表面の状態を確認する
本物の金は比重が大きく、同サイズでも明らかに重く感じられるため判断の目安になるでしょう。
また、金は磁石にも反応しない一方、金メッキや合金などは、含まれる金属の種類によっては磁石に反応するケースがあります。
表面の状態をチェックするのも有効な方法です。製品が不自然にギラギラした金色だったり、エッジや擦れやすい部分に地金の色が見えていたりする場合、メッキの可能性があるためです。
いずれも簡易チェックであるため、確実に判定したい場合は、比重計や試金石を使える買取店・宝飾店に相談すれば間違いありません。
【関連記事】
金メッキの特徴と歴史・意味を解説

金メッキの特徴や歴史、なぜ活用されるのかを解説します。
一つずつ、見ていきましょう。
特徴と歴史を知ろう
金メッキは、金属表面に薄い金属金の皮膜を形成する技術を指します。
金を溶かしたメッキ液の中に製品を浸し、電流を流して金イオンを還元させる「電気メッキ」が代表的な方法です。
古くは金箔を貼る「金張り」などが主流でした。
しかし、電気メッキ技術の発達によって、より薄く均一な金の層を大量に、安定した品質で付けられるようになり、時計・アクセサリーから電子部品に至るまで幅広い分野で利用されるようになりました。
近年では、金属以外の素材にも金色のコーティングが可能になるなど、金メッキの技術は進化を続けています。
金メッキを使う意味とは?
金メッキが広く活用される理由は、大きく「見た目」と「機能性」の2つと考えられます。
「金色」は富の象徴とも言えるカラーです。比較的安価な素材でも金メッキを施すことによって、金のような色味と輝きを再現できるため、手頃な価格で高級感のある仕上がりが可能になります。
また、機能面では、金がもつ優れた耐食性や導電性を取り入れられるため、電子部品の接点などに使用することで、サビや接触不良を防ぎやすくなります。
コストを抑えながら「金のメリットや特性を活用したい」場面で重宝されるのが、金メッキとも言えるのです。
金メッキの種類と色の違い

金メッキと一口に言っても、使用目的や見た目の仕上がりに応じてさまざまな種類があります。本章では、主な金メッキの種類と、色の違いを解説します。
軟質金・硬質金メッキから、見ていきましょう。
種類|軟質金メッキと硬質金メッキ
軟質金メッキは、純金に近い柔らかさと自然な色味が特徴で、ジュエリーや時計など「見た目の美しさ」を重視する製品に使用されます。
一方、硬質金メッキは、金にコバルトやニッケルなどを微量に加えて硬度を高めたもので、摩耗に強く、繰り返し抜き差しされるコネクタ端子やスイッチなどに多く採用されています。
アクセサリーに硬質金メッキを使うケースもあるものの、一般的には「軟質=装飾用」「硬質=工業用」というイメージで押さえておくと理解しやすいでしょう。
色の違いや種類
金メッキの色は、金そのものの色だけでなく、混ぜる金属の種類や配合によって変化します。
特徴をまとめると以下のとおりです。
|
色調
|
金に配合する主な金属
|
特徴
|
|
イエローゴールド調
|
銀・銅
|
明るく華やかな黄色
|
|
ピンクゴールド調
|
銅
|
赤みが強く、柔らかい色味
|
|
シャンパンゴールド風/ホワイト寄り
|
パラジウムなど
|
白っぽい色味
|
同じ「18KGP」の刻印でも、ブランドによって微妙に色味が違うのは、金属の配合バランスが異なるためです。
金メッキのメリット・デメリット

本章では、金メッキのメリットとデメリットを解説します。
- メリット|低コストで高級感を実現
- デメリット|剥がれやすく変色しやすい
メリットから見ていきましょう。
メリット|低コストで高級感を実現
金メッキ最大のメリットは、真鍮やステンレスなどの安価な素材でも、金らしい輝きと高級感を演出できる点です。
アクセサリーであれば、純金や18金で作ると高額でボリューム感のあるデザインや、流行のモチーフも手頃な価格で楽しめます。
また、メッキなら色味を微調整しやすく、イエロー・ピンク・シャンパンなど、好みに合わせたカラーバリエーションを作りやすいのもメリットです。
「たくさんのデザインを気軽に試したい」という場合に非常に相性のよい素材です。
デメリット|剥がれやすく変色しやすい
金メッキのデメリットは、金の層が薄いため、剥がれやすく、経年とともに変色やくすみが目立ってくる点です。
指輪やブレスレットのように使用する上で擦れが生じやすい場合は特に摩耗が早く、角や裏側から地金の色が透けて見えることもあります。
また、汗や皮脂・化粧品・香水などの影響も受けやすく、保管環境によっては黒ずみや緑青が出るケースもあります。
資産価値もほとんど期待できないため、「一生もののジュエリー」としてよりは、「数年単位で買い替え前提」と考えるのが現実的です。
金メッキのメンテナンス法

金メッキは繊細な表面加工です。日々の使い方やお手入れ次第で見た目の持ちが大きく変わります。本章では、使用後のメンテナンス方法とNG行動を解説します。
- 使用後のお手入れ|乾いた柔らかい布で拭くのが鉄則
- NG行動|研磨剤入りのクロスや洗浄液は絶対に使わない
使用後のお手入れ方法から、確認していきましょう。
使用後のお手入れ|乾いた柔らかい布で拭くのが鉄則
金メッキ製品を使った後は、柔らかい布で汗や皮脂、化粧品などの汚れを優しく拭き取るのが基本です。
メガネ拭きのようなマイクロファイバークロスや、柔らかいコットン布などを使い、強く擦らず表面をなでるようにお手入れしてください。
汚れが気になるときは、ぬるま湯に薄めた中性洗剤で軽くすすぎ、水分を拭き取ってからよく乾かします。
日常のひと手間だけでも、メッキの剥がれを遅らせ、輝きを保ちやすくなるため、「日常的なケア」を取り入れてみてください。
NG行動|研磨剤入りのクロスや洗浄液は絶対に使わない
金属用の磨きクロスや研磨剤入りのクリーナーは、くすみ取りには効果を発揮しますが、金メッキには使用できません。
微細な研磨剤が含まれており、薄い金の層を削り取ってしまうため、メッキの剥がれや色ムラの原因になります。
また、シルバー用の強力な洗浄液や、超音波洗浄機も避けましょう。メッキへの負担が大きく、短期間で表面を傷めてしまうためです。
【Q&A】金メッキのよくある質問

金メッキについてのよくある質問を解説します。
- Q.金メッキの剥がれを自分で修理する方法はありますか?
- Q.金メッキは売れますか?
多くの方が気になる「金属アレルギー」に関するQ&Aから見ていきましょう。
Q.金メッキで金属アレルギーは起こりますか?
A.金メッキで金属アレルギーが起こる可能性はゼロではありません。金メッキそのものではなく、下地金属によってはアレルギーが起こりやすいケースがあるためです。
金属アレルギーで最も多いのはニッケルで、金メッキのアクセサリーの下地金属として使われることが多い金属です。
金メッキが薄くなった部分からニッケルが汗に溶け出し、肌に触れるとアレルギー反応が出る可能性があります。
アレルギーが心配な人は、「ニッケルフリー」と明記された製品や、チタン・ステンレス・樹脂など、より肌に優しい素材を選ぶと安心です。
また、少しでも違和感やかゆみを感じた場合、使用を中止して医療機関に相談してください。
Q.金メッキのサビを取る方法はありますか?
金メッキそのものはサビにくい一方、メッキの傷や剥がれによって、下地の金属がサビることがあります。
サビを完全に取ろうとして強く擦ったり研磨剤を使ったりすると、さらにメッキを削って状態を悪化させてしまうケースがほとんどです。
広範囲にサビや剥がれが見られる場合は、再メッキ加工を検討するか、買い替え・買取に出して新しい製品に乗り換える方が結果的に満足度が高くなります。
Q.金メッキは何年くらい持ちますか?
一般的なアクセサリー用メッキの場合、毎日使用すると1〜5年ほどで剥がれや変色が目立ち始めると言われます。
ほぼ毎日身につける指輪やブレスレットは摩擦が多く寿命が短くなりがちですが、逆に数日に一度の使用で丁寧にケアしていれば、寿命が長くなる可能性もあるでしょう。
同じ「金メッキ」でも、一般的な電気メッキより、PVDコーティングを用いたものは、10年以上持つケースもあります。
加工方法やグレードによって耐久性にかなり差が出る傾向にあるのです。
Q.金メッキの剥がれを自分で修理する方法はありますか?
小さな剥がれやくすみ程度であれば、市販の「メッキ補修液」や「メッキ工房キット」、メッキ調マーカーなどを使って自分で補修できます。
本格的な再メッキには、下地調整や脱脂、電気メッキなどの工程が必要です。道具や知識が不足していると、ムラが出て見た目が悪化するリスクがあります。
お気に入りのアクセサリーや高価な品については、2,000〜5,000円前後から依頼できる専門店の再メッキサービスを利用した方が、仕上がり・耐久性ともに安心でしょう。
Q.金メッキは売れますか?
一般的に、金メッキ製品は金の層が非常に薄いため、金だけを取り出しても採算が合わず、「素材としての買取価格」はほとんど期待できません。
ただし、有名ブランドの製品や人気のデザインなどは、素材価値ではなく「製品としての価値」で評価される場合があります。
例えば有名ブランドのロゴ入りアクセサリーや、限定コレクションの時計などは、中古市場での需要が高ければ、金メッキでも買取対象になるケースがあるのです。
どれくらいの価格になるかは、ブランド・状態・付属品の有無によって変わります。判別が付かずに捨ててしまうと、本物の金だった場合大きな損失になってしまいます。
金メッキだからと諦めずに、ぜひ無料査定で価値を計ってみてください。
【関連記事】
本物の金だったら?金相場から買取相場を予測

もし手元の品が金メッキではなく本物の金だった場合、どのくらいの買取価格になるのか具体的に解説します。
一つずつ、見ていきましょう。
18Kの指輪編
18金(18K)は、金の含有率が約75%で、実用性と価値のバランスがよいことから市場でも人気があります。
18Kが素材の指輪の買取相場の目安は、「その日の18金1gあたりの相場×指輪の重さ」で、大まかな金額を予測が可能です。
例えば、1gあたり約2万1千円の相場で、重さ約5gの指輪なら、以下のように計算できます。
「約2万1千円×5g=約10万5千円」
※上記は2026年2月24日時点の18金相場(約21,000円/g)をもとに試算しています。
ただし、あくまで素材のみの価格で、加えてブランド名やデザイン性、ダイヤや色石が付いているか、傷・歪みの有無などによって査定額は変動します。
24Kのネックレス編
24金(24K)のネックレスは、金の含有率がほぼ100%の純金製品です。
重さがあり、純度が高いために素材が柔らかく傷つきやすい傾向にあるものの、「金」そのものとして資産価値の高い製品です。
指輪と同様に、ネックレスの重さを12gと想定し、「その日の24金1gあたりの相場×ネックレスの重さ」で計算してみましょう。
「約2万7千円×12g=約32万4千円」
※上記は2026年2月24日時点の24金相場(約27,000円/g)をもとに試算しています。
ネックレスの相場は、金相場から算出できる地金の金額に加えて、デザイン性やブランド、留め具の素材、チェーンが中空構造かどうかなども考慮されて算出されます。
金の製品の相場が知りたい方は、買取専門店の買取実績が参考になるため、チェックしてみてください。
まとめ|金メッキ製品の価値を知るなら『買取大吉』におまかせ

金メッキは、他の素材を金でコーティングする技術を指す言葉です。
金を纏うため高級感があり、アクセサリーや時計・コネクタ端子・スイッチなど、さまざまな日常製品に多用されています。
金メッキの価値は中の素材が大きく影響するため、価値が気になる方は買取専門店で査定を受けてみてください。
どんなお品物でも、どんな状態でも喜んで査定させていただきます。他社様で断られた物もがんばってお買取致します。こちらに載っていないものでもお気軽にお持ちください。