「プラチナの価格が今後どのように動くのか気になる」
「始めやすいプラチナの投資方法はある?」
このように考えていませんか?
近年、プラチナ相場高騰で注目が集まる一方で、価格の動きが分かりにくく不安を感じている人も多いでしょう。
プラチナは、工業用途や脱炭素社会への流れなど、金とは異なる要因で価格が変動する金属です。
本記事では、プラチナ相場チャートをもとに過去30年の価格推移を振り返り、2025年に高騰している理由や将来性をわかりやすく解説します。
さらに、金との違いや初心者でも始めやすい投資方法についても紹介するため、プラチナ投資を検討している人はぜひ参考にしてみてください。
<この記事でわかること>
- 過去30年のプラチナ相場の推移
- プラチナと金の違い
- 初心者でも始めやすいプラチナ投資
※本記事は、プラチナ価格(相場)に関する一般的な情報をお伝えすることを目的としたものであり、特定の投資手法や売買を勧める意図はありません。
プラチナ相場チャート|過去30年を振り返る

参照:田中貴金属
上記グラフは過去30年のプラチナ価格推移(1994~2025年)です。
プラチナの相場価格について、以下の点を見ていきましょう。
- 2025年プラチナ価格高騰中
- プラチナが高騰している理由
- プラチナ相場の将来性
ひとつずつ紹介します。
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2025年プラチナ価格高騰中
プラチナの相場価格は、2008年に一時的に高騰していますが、基本的には3,000~4,000円程度を推移しています。
しかし、2025年12月には1gあたり11,000円台まで到達しており、2024年の平均価格と比較しても約2倍の高騰です。
プラチナの希少性や需要を考えると、今後も価格の上昇が見込まれます。
プラチナが高騰している理由
プラチナが高騰している理由は以下の通りです。
ひとつずつ解説します。
供給量の不足
プラチナは産出地域が限られている希少な金属です。
世界の生産量の大部分は南アフリカなど一部の国に依存しており、鉱山の稼働状況・労働問題・電力不足といった現地事情の影響を受けやすい特徴があります。
また、鉱山の老朽化や採掘コストの上昇により、生産量が思うように伸びていません。
需要が増えても供給が追いつかない状況が続いているため、価格上昇しやすい環境が生まれています。
産業需要の拡大
プラチナは宝飾品だけでなく、自動車部品や医療器具など幅広い分野で使われています。
特に自動車産業では、排ガスを浄化する触媒として欠かせない素材です。
近年は環境規制の強化により、より高性能な触媒が求められ、プラチナの使用量が増える傾向にあります。
こうした産業用途の拡大が、安定した需要を生み出し相場を支えています。
脱炭素社会の影響
脱炭素社会の実現に向けた動きもプラチナ需要を押し上げる要因です。
水素エネルギー関連技術では、燃料電池の電極や触媒としてプラチナが使われています。
再生可能エネルギーや水素社会への移行が進むほど、プラチナの重要性は高まっていくでしょう。
プラチナ相場の将来性
2025年に入り、世界経済全体が持ち直しつつあります。
今後、自動車の生産台数が増えれば、触媒用途を中心にプラチナ需要が高まり、価格を押し上げる可能性があるでしょう。
また、脱炭素社会の実現に向けた世界的な動きも、プラチナ需要を後押しすると考えられます。
さらに、インフレの進行やロシア・ウクライナ情勢の長期化、需給のひっ迫といった要因から、今後もプラチナ価格は上昇するとの見方もあります。
プラチナの価値を左右する5つの要素

プラチナの価値を決めるポイントは以下の通りです。
- 工業的な需要
- ジュエリーや宝石商の需要
- 医療業界での需要
- 地政学リスク
- 自動車の脱炭素化が促進
順番に解説します。
工業的な需要
プラチナは需要全体の半分以上が工業用途に使われているとされ、産業の動向が価格に強く影響します。
近年注目されているのが、水素エネルギー分野です。水を電気分解して水素を製造する装置にはプラチナが必要とされており、脱炭素社会の実現が進むほど需要が拡大する可能性があります。
さらに、宇宙開発の分野でも、人工衛星やロケットの部品などに利用されており、最先端技術を支える素材として重要な役割を担っているのです。
ジュエリーや宝石商の需要
プラチナは白く上品な輝き・高い耐久性・希少性を兼ね備えた金属で、宝飾品やジュエリー素材として根強い人気があります。
柔らかさと粘りを持ち、加工しやすい性質があるため、繊細で複雑なデザインにも対応でき、婚約指輪や結婚指輪など、長く身につけるジュエリーに選ばれやすい素材です。
また、比較的金属アレルギーを起こしにくい点も、需要が絶えない理由のひとつと言えるでしょう。
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医療業界での需要
プラチナは化学的に安定しており、人体への影響が少ないことから、医療分野でも重宝されています。
ペースメーカー・人工内耳・カテーテルなど、体内に長期間使用される医療機器には、安全性の高いプラチナが欠かせません。
さらに、がんなどの治療に使われる抗がん剤のなかには、プラチナ化合物を含むものもあります。
医療技術が進歩するにつれ、需要は今後も広がっていくと考えられます。
地政学リスク
プラチナは産出国が限られており、供給面のリスクも大きな特徴です。
なかでも南アフリカ共和国は、世界のプラチナ供給の過半数を占めています。
そのため、鉱山周辺でのストライキや自然災害などが起きると、供給量が急減し価格が大きく動く可能性があります。
過去には鉱山ストライキをきっかけに、短期間で価格が急騰した例もありました。
供給が特定の国に集中している点が、プラチナ価格を不安定にする要因のひとつと言えるでしょう。
自動車の脱炭素化が促進
自動車産業では、プラチナは排ガスを浄化する触媒として利用されてきました。
ディーゼル車の減少により一時的に需要は落ち込みましたが、現在は燃料電池車やハイブリッド車の触媒として再び注目されています。
世界的に環境問題への関心が高まり、電動車の普及が進めば、プラチナは脱炭素化を支える素材として、再評価される可能性があるでしょう。
比較されやすいプラチナと金の違い

比較対象にされやすい金との主な違いを見ていきましょう。
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比較項目
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金(ゴールド)
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プラチナ
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①特徴・色味
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華やかで多彩な色
(YG・PGなど)
変色しにくい
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上品な銀白色の輝き
変色・変質に非常に強い
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②価値の性質
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「世界共通の通貨」
資産価値として安定性が高い
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「希少な産業資源」
希少性は高いが景気に左右される
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③主な用途
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宝飾品・投資
(自分用・資産保全など)
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工業用・宝飾品
(自動車触媒・ブライダルなど)
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④重さ(比重)
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プラチナよりは軽い
(純金:約19.3g/cm³)
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金よりも重厚感がある
(純プラチナ:約21.4g/cm³)
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⑤価格・相場
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安定して上昇傾向
有事の際に買われやすい
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工業需要により変動大
景気回復時に上がりやすい
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それぞれ詳しく紹介します。
➀特徴・色味
金は安定性が高く錆びにくい金属です。純金はやわらかいため、実際のジュエリーではK18などの合金として使われます。
配合金属を変えることで、さまざまな色合いを楽しめるのが特徴です。
プラチナは希少性が高く、変質しにくい銀白色の輝きがあります。
宝石を引き立てる落ち着いた光沢から、婚約・結婚指輪に人気があり、Pt950やPt900などの合金として選ばれています。
②価値の性質
どちらも希少な貴金属ですが、価値の性質には違いがあります。
金は宝飾品としてだけでなく、投資や資産保全の目的でも世界中で利用され、需要が幅広く、価格は比較的安定しやすい傾向です。
近年は相場の上昇が続き、資産としての評価がさらに高まっています。
一方、プラチナは金よりも産出量が少なく、希少性そのものは高い金属です。
ただし、需要の多くが工業用途に支えられているため、景気や産業動向の影響を受けやすく、価格の変動が大きくなりやすい特徴があります。
③主な用途
金は加工しやすく美しさも兼ね備えているため、ジュエリーや資産用途として広く使われている金属です。
そのため、需要が安定しやすく、価格も比較的落ち着いています。
対してプラチナは、自動車部品や医療機器などの工業分野での使用が多く、景気の良し悪しが需要に直結しやすい金属です。
④重さ(比重)
同じデザインのアクセサリーを比べると、プラチナ製の方が金製よりも重く感じられます。
これは比重の違いによるもので、純プラチナは約21.4g/cm³、純金は約19.3g/cm³と、プラチナの方が密度が高いためです。
重厚感のある着け心地を好む場合はプラチナが向いており、軽やかさを重視するなら金が選ばれやすい傾向にあります。
⑤価格・相場
現在、希少性ではプラチナが上回りますが、価格は金の方が高い状況が続いています。
大きな理由は、金が世界共通の投資資産として支持されている点です。
金はインゴットとして少額から取引でき、為替や経済不安の影響を受けにくい資産と見なされています。
とくに円安局面では価格が上昇しやすく、安定した需要が価格を押し上げています。
一方、プラチナは工業用途への依存度が高く、景気後退の影響を受けやすい金属です。
過去には自動車産業の不調を背景に価格が大きく下落した例もありました。また、主要市場の需要低下も相場に影響を与えています。
プラチナと金、投資するならどっちがいい?

将来性のある資産として注目されやすいのは、価格が安定して上昇してきた金です。
先行きが読みにくい現代では、万が一の事態に備える安全資産として金を保有する動きが広がり、年々需要は高まっています。
金の価格は過去20年ほどを振り返っても、長期的に上昇傾向を維持してきました。
一方、プラチナは自動車産業の影響を強く受ける金属です。
脱ディーゼルの流れや燃料電池車の普及状況によって、需要が大きく変わる可能性があり、価格の振れ幅も金より大きい傾向があります。
ただし、値動きが大きいということは、売買のタイミング次第で高い利益を狙える可能性があるということです。
金とプラチナの優劣は困難ですが、「安定性を重視するなら金」「値動きを活かした運用を狙うならプラチナ」と考えるとよいでしょう。
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初心者が始めやすいリスクの少ないプラチナ投資方法

現在、プラチナの相場が上昇していることから、プラチナ投資が注目されています。
しかし、プラチナ投資に興味はあっても、「価格変動が大きそう」「難しそう」と感じている人は少なくありません。
プラチナは工業需要の影響を受けやすい金属ですが、投資方法を選べばリスクを抑えながら取り組むことは可能です。
初心者でも始めやすいプラチナ投資は以下の通りです。
ひとつずつ紹介します。
※実際に投資を行うかどうかの判断については、リスクを十分に理解したうえで、ご自身の責任にて行ってください。
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現物投資
プラチナの現物投資は、地金やコインを実際に買って手元に保管する方法です。
実物を所有できるため、「資産を持っている」という安心感があります。
長く持ち続ける前提であれば、日々の値動きを気にしすぎる必要もありません。
相場が下がったとしても、売却しなければ損が確定しないため、投資に慣れていない人でも取り組みやすいといえるでしょう。
ただし、保管場所をどうするかは考えておく必要があります。
自宅保管では盗難のリスクがあり、銀行の貸金庫を使う場合は利用料がかかります。
購入額や保有期間を踏まえ、自分に合った保管方法を選ぶことが大切です。
積立投資
毎月一定額ずつプラチナを購入していく積立投資は、価格変動リスクを抑えたい人に向いています。
一度に大きな金額を投じる必要がなく、相場の高低に関係なく継続的に買い付けることで、購入価格を平均化できるのが特徴です。
「高いときにまとめて買ってしまった」という失敗を避けやすく、相場を細かくチェックする手間も減らせます。
少額から始められるサービスも多く、投資経験がない人でも無理なく続けやすい方法です。
ただし、積立には手数料が設定されているケースが多いため、長期で続けるほどコストの影響を受けやすくなります。
ETF(上場投資信託)
プラチナ価格に連動する投資信託やETFを利用する方法も、初心者にとっては安心できる選択肢です。
実物を保管する必要がなく、証券口座さえあれば売買できるため、管理の手間がほとんどかかりません。
特にETFは株式と同じように市場で売買でき、比較的手数料が低い点が魅力です。
必要なときにすぐ現金化しやすいことから、流動性を重視する人にも向いています。
一方で、価格は日々変動するため、短期的には値動きが大きくなることもあるため注意が必要です。
元本保証はないため、「長期的にプラチナの価値に期待する」という姿勢で取り組むと良いでしょう。
投資資金を準備するなら『買取大吉』で不要品の売却がおすすめ

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【Q&A】プラチナ相場についてよくある質問

プラチナ相場についてよくある質問は以下の通りです。
Q.プラチナより金の価格が高いのはなぜですか?
Q.プラチナ価格は30年後にいくらになりますか?
Q.プラチナの価値がなくなることはありますか?
ひとつずつ回答します。
Q.プラチナより金の価格が高いのはなぜですか?
A.世界の金市場を分析している調査によると、金の需要は宝飾品や個人による保有・投資が中心となっており、全体の大半を占めています。
宝飾品としての利用や、金地金・コインといった資産目的の需要が多いため、景気の変動による影響を受けにくいのが特徴です。
対してプラチナは、宝飾品としての需要が低く、多くが自動車の排ガス浄化装置や化学・電子分野などの産業用途に使われています。
そのため、景気が減速すると工業需要が落ち込みやすく、供給過剰の状態になりやすいという側面があります。
同じ貴金属であっても、需要構造の違いが価格動向に大きな影響を与えているのです。
Q.プラチナ価格は30年後にいくらになりますか?
A.プラチナの長期的な相場を読み切るのは簡単ではありません。
価格は、自動車産業の技術進化・環境規制の強化・水素エネルギーの普及状況といった要素に大きく左右されるのが特徴です。
一方で、新しい代替材料の登場や、主要産出国による生産量の調整などが相場に影響を及ぼす可能性もあります。
強気の見方では、水素社会が本格的に広がることで、プラチナの需要が大幅に拡大し、価格が大きく押し上げられる展開も想定されています。
これは、燃料電池車が世界規模で普及し、水素を利用する設備が各地で整備されることを前提としたシナリオです。
一方で、技術革新が急速に進み、プラチナに代わる素材が主流となった場合には、需要が落ち込み、相場が下がる可能性も否定できません。
不確実性を踏まえると、プラチナを長期で保有する際には、将来の見通しを決め打ちせず、市場や技術の動きを継続的に確認しながら柔軟に判断していく姿勢が大切だと言えるでしょう。
Q.プラチナの価値がなくなることはありますか?
A.結論から言うと、プラチナの価値が完全になくなる可能性は極めて低いと考えられます。
まず、プラチナは地球上に存在する量が限られた希少金属のため、供給が急激に増えることは考えにくい素材です。
この点だけでも、価値がゼロになるような状況は想定しにくいと言えるでしょう。
ただし、今後も今と同じ価値が続くとは限らない点には注意が必要です。
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まとめ:プラチナ相場チャートをチェックして投資を検討しよう

プラチナ相場は、過去30年を見ても安定一辺倒ではなく、世界経済や産業構造の変化によって大きく動いてきました。
近年の価格上昇には、供給不足に加え、環境規制の強化や脱炭素社会への移行といった状況が関係しています。
プラチナは工業用途への依存度が高いため、短期的には景気後退や技術革新の影響を受けやすい金属です。
金のような「安全資産」とは異なり、価格変動が起こりやすい点は理解しておく必要があります。
投資を検討する際は、相場チャートで流れを確認しつつ、自分に合った方法で無理なく向き合いましょう。
投資資金を準備する際は、ぜひ『買取大吉』をご利用ください。
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