動かないロレックスは売れるの?買取可能な理由と高く売る方法を解説
2025年7月30日
「動かないロレックスは売れるの?」
「買取を断られるのはどんなとき?」
このように考えていませんか?
ロレックスは、高級時計ブランドとして世界的な人気を誇り、壊れていても価値が認められる場合があります。
一方で、買取不可となるケースもあるため、所有するロレックスが売却できるのか不安を抱く方も多いでしょう。
本記事では、動かないロレックスが売れる理由や買取を断られるケース・少しでも高く売るための方法を解説します。
ロレックスの売却を検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。
動かないロレックスが買取可能な理由

動かないロレックスでも、高価買取が期待できるケースは少なくありません。理由は主に以下の3つです。
それぞれ解説します。
修理後に再販しても利益がでる
ロレックスは精度・耐久性ともに優れた高級ブランドのため、軽度の故障であればオーバーホールや部品交換で十分に機能を回復できます。
買取店側は故障したロレックスの修理費用を払っても再販して利益が見込める場合は、買取するメリットがあります。
一般的な時計ブランドの場合、修理して再販しても利益を出すのは難しいですが、世界的に価値が認められているロレックスは例外です。オーバーホールをして故障箇所が修復できるなら、買取可能なケースが多いでしょう。
部品に価値がある
壊れたロレックスが買取可能な理由として、部品にも価値がある点も挙げられます。
たとえ全面的な修理が難しい状態でも、内部のムーブメントや針・ケース・ブレスレットなどには単体で需要があります。
メーカーは30年間、修理に必要な部品を保管していますが供給は限られており、特にヴィンテージ品では部品が流通していないこともあるでしょう。
また、ロレックスほどの高級ブランドとなれば、部品単体でも高額であり、ステンレスブレスレットのコマ1つで1万円を超える場合もあります。
少しでもコストを抑えるために中古品を求める方もいるため、部品にも価値があるのです。
中古市場での需要が高い
ロレックスは世界中で圧倒的なブランド力と安定した人気を誇り、中古市場でも常に高い需要があります。
壊れたロレックスであっても、ブランド価値や希少性、モデルごとの人気度によってはオーバーホール後に高価格で再販可能です。
例えば、サブマリーナーやデイトナといったスポーツモデルは品薄状態で正規店で出会うことが難しいほどの人気があり、金無垢やプラチナ製のモデルなら、素材としての価値も加味されます。
人気モデルや素材価値の高いモデルは中古市場での需要が高いため、時計が壊れていても買取可能なケースが多いのです。
動かないロレックスが買取を断られるケース

動かないロレックスは需要がある一方で、状況によって買取を断られるケースもあります。以下に3つ紹介します。
それぞれ見ていきましょう。
修理困難なほど損傷が激しい
ケースや文字盤に傷がある程度であれば、部品の交換で対応できますが、ムーブメントも壊れている場合は修理不可となる場合があります。
修理が可能でも、損傷が激しく修理費用が再販価格を上回る場合は、買取店の利益が見込めないため買取不可となるケースもあるのです。
また、ロレックスの古いモデルは、修理に必要な純正パーツが製造終了していることもあります。修理に必要なパーツがなければ技術的に修理可能でも、対応できません。
結果として「修理不可」と判断されれば、買取を断られる可能性があります。
偽物の可能性が高い
偽物の可能性も買取を断られる理由のひとつです。
世界的な需要を誇るロレックスには多くの偽物が流通しており、見た目は本物に見えても、内部構造が異なるケースが存在します。
特にスーパーコピーといわれる本物そっくりの偽物は、真贋判定が難しくなります。
鑑定士が本物と判断できない場合、正常に動いていても買取を断られることが一般的です。
本物を裏付ける要素となる保証書や箱などの付属品をお持ちの方は、必ず一緒に査定に出しましょう。
非正規部品が使用されている
ケースや風防・リューズなどにメーカー純正以外の部品(社外品)が使われていると、買取後に純正パーツへ交換する必要があり、その分の費用が査定額から差し引かれます。
修理コストが高額になり、再販時の利益が見込めない場合は、買取自体を断られるケースがあるのです。
また、購入後にダイヤモンドを追加する改造(アフターダイヤ)が施されたモデルも注意が必要です。一見、華やかさが増しているように見えますが、ブランドの公式デザインではないため、資産価値は下がり、買取価格が大幅に低くなるか、買取不可となるケースもあります。
ロレックスは純正品を重視するブランドであるため、非正規部品の有無は買取判断の基準となっているのです。
壊れたロレックスの修理費用

高級時計であるロレックスは修理費用も高額になる場合があり、故障内容や修理の依頼先によっても金額は変動します。ここでは修理費用の目安として以下の2点を確認しましょう。
それぞれ解説します。
一般的な修理費用の目安
まずは一般的な修理費用を確認しましょう。下表に修理内容と費用の目安をまとめたため、参考にしてみてください。
修理内容
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費用の目安
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詳細
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風防の交換
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2万円
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・風防の表面にヒビが入ると全体が割れる場合があるため、風防の交換が必要
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ブレスレットの損傷
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1万円
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・ブレスレットの故障で多いのがコマの欠損
・外れたコマが手元にあれば1万円前後で修理可能
・コマがない場合はコマの購入費用が必要で、ステンレス製なら1つ1万円程度
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リューズの故障
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5〜8万円
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・部品全体を分解して故障原因となっている部品を交換する
・作業に手間がかかるため他の部位よりも費用が高額
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針が動かない
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3〜5万円
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・部品の分解が必要となるため費用も高額
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上記はあくまで目安であり、損傷の程度によって費用が変動する可能性があります。
オーバーホール費用
オーバーホールとは、ムーブメント(内部機構)の分解・洗浄・調整を含む定期的なメンテナンスを指します。
「日本ロレックス」に依頼する場合と、民間の時計修理業者に依頼する場合で費用に差があります。以下をご確認ください。
依頼先
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オーバーホール費用
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特徴
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日本ロレックス
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8〜13万円
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・純正パーツ使用とブランド保証がつく安心感がある。
・費用は、やや高額。
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民間の修理業者
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5万円前後
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・日本ロレックスよりも費用が安い
・非正規の部品が使われる可能性がある。
・業者によって技術に差がある。
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費用を抑えたい場合は民間の修理業者、メーカー正規の品質と安心感を重視するなら日本ロレックスと、ご自身の優先順位に合わせて選ぶと良いでしょう。
ただし、修理には高額な費用がかかる可能性があります。そのため、まずは修理をせずに「動かない状態のまま」で買取査定に出し、現在の価値を確認してみるのが賢明な判断といえます。
壊れたロレックスはメルカリで売れる?

メルカリなどのフリマアプリも壊れたロレックスを売却する方法のひとつです。
メルカリではロレックスのジャンク品として、故障して動かないものや文字盤のみ・ベルトのみといった部品単体で出品されているケースがあります。
個人で価格交渉できるため、希望する価格で売却できる可能性があります。ただし、出品手続き・梱包・発送・購入希望者とのやりとりなどに手間がかかるうえに、必ず売れるわけではない点に注意が必要です。
メルカリを利用したことがある方には難なくできる作業でも、初心者には難しい場合もあります。
フリマアプリに不慣れな方は、まずは買取店での査定を試してみるのが良いでしょう。
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ロレックス高価買取ランキング

ロレックスはモデルによって買取相場が異なります。以下に、モデル別の買取相場をランキング形式で紹介します。
※買取相場は一般的な市場価格をもとにしており、『買取大吉』における実際の買取価格を保証するものではありません。
※相場は市場状況により変動する可能性があります。
※ランキングは、買取相場の金額だけでなく、市場での人気や希少性も考慮した総合的な順位です。
モデル
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買取相場
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特徴
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【1位】デイトナ
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200万〜600万円
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・ロレックスの中でも特に人気の高いクロノグラフモデル
・ロレックスの王様と称されるスポーツモデルの最高峰
・流通数が少なく希少性が高い
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【2位】デイデイト
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170万〜500万円
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・日付と曜日の両方が表示される
・ゴールドやプラチナのみの貴金属で製造されたラグジュアリーモデル
・世界中の富裕層や著名人に愛用されている
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【3位】ヨットマスター
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150万〜400万円
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・クルージングやセーリングを楽しむ優雅な大人のためのマリンスポーツモデルとして誕生
・プラチナやゴールド素材を使用した高級モデルも存在
・上品なデザインで幅広い層に支持
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【4位】サブマリーナー
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170万〜250万円
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・ダイバーズウォッチの定番モデル
・高い防水性と耐久性を誇る
・ビジネスにもカジュアルにも使いやすい
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【5位】シードゥエラー
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100万〜200万円
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・サブマリーナーの上位モデルとして開発
・深海潜水に対応するため、1,220mまでの高い防水性能を誇る
・重厚感あるデザインが特徴
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動かないロレックスをできるだけ高く買取してもらう方法

動かないロレックスを高く買取してもらう方法として、以下の3つがあります。
それぞれ解説します。
最低限のお手入れをする
見た目の印象は査定に影響します。ホコリや皮脂汚れは可能な限り取り除いておきましょう。
具体的なお手入れ方法として、ロレックス公式サイトでは以下のように紹介されています。
- 柔らかい布(マイクロファイバークロス)で時計全体を拭く
- ケースとブレスレット(レザーストラップは除く)を石鹸水と柔らかいブラシで洗浄する
※洗浄前にリューズをケースにねじ込んでおく
参考|ロレックスのお手入れ
風防が割れていたり、リューズが壊れていたりするものは防水性が確保されない場合があります。破損が激しい場合は水洗いを避け、クロスで拭く程度にしましょう。
付属品をそろえる
ロレックスの買取では、付属品の有無が査定額に影響します。ロレックスは需要が高い高級ブランドであるため、偽物も多く存在します。
付属品は本物を示す材料になるため、一緒に査定に出すことで高評価を得られるのです。
ギャランティカードや時計の箱、購入時の領収書などがあれば、合わせて査定に出しましょう。
複数の商品をまとめて売る
ロレックス以外の高級時計やブランド品をお持ちの方は、まとめて査定に出すと良いでしょう。
多くの買取店では、複数の商品をまとめて売ることで査定額を上乗せするサービスを実施しています。店舗側の査定や輸送にかかるコストを一度にまとめられる分、お客様に還元できる仕組みです。
『買取大吉』でも、「おまとめ査定」による買取額アップを強化しております。ご自宅に眠っている不要品があれば、まとめてお持ちください。
『買取大吉』でロレックスを売る3つの方法

『買取大吉』は以下の3つの買取方法を用意しています。自分に合った方法を選んでみましょう。
買取方法
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詳細・特徴
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店頭買取
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・直接店舗に持ち込み
・予約不要で、買い物のついでに利用できる
・気軽に利用したい方におすすめ
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出張買取
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・スタッフが自宅を訪問
・外出の必要なし
・自宅で完結したい方におすすめ
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宅配買取
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・商品を送って売却可能
・査定額に納得いかない場合、返送料は無料
・店舗が近くにない方におすすめ
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おおよその金額を提示できる「LINE査定」も実施しております。お気軽にご利用ください。
【Q&A】ロレックスの買取でよくある質問

ロレックスの買取に関して、よくある質問にお答えします。
- Q.動かなくなったロレックスの修理代はいくらですか?
買取に出す前に疑問を解決しておきましょう。
Q.壊れたロレックスは売れますか?
A.買取店やメルカリなどで売却可能です。ただし、損傷が激しく修理代が高くつく場合は、買取を断られるケースがあります。
Q.動かなくなったロレックスの修理代はいくらですか?
A.修理代は壊れた場所や程度によって異なります。費用の目安は以下のとおりです。
- リューズの故障:5〜8万円
- オーバーホール:日本ロレックスは8〜13万円、民間修理業者なら約5万円
Q.ロレックスの転売はバレますか?
A.転売するとバレる可能性があります。ロレックスには一つひとつにシリアルナンバーが付けられているため、ロレックス側はだれが売却したのか調べられます。
転売自体は違法ではありませんが、転売を繰り返すと古物営業法に触れる可能性があるため、控えたほうが良いでしょう。
参考:e-GOV法令検索|古物営業法
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まとめ:動かないロレックスを売るなら『買取大吉』へ

本記事では動かないロレックスが売れるのか解説しました。壊れて動かないロレックスでも修理して再販できる、部品としての価値が認められる場合は、買取可能な場合があります。
一方で、損傷が激しいものは買取を断られるケースもあるでしょう。
『買取大吉』では、動かないロレックスの査定も大歓迎です。他店で買取を断られたロレックスでも『買取大吉』なら買取できる場合もあります。
売れないと思っていた時計が思わぬ高値で売れるかもしれません。
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