1/10オンス金貨の価格推移｜買取価格・今後の見通し・高く売る4つのポイントも解説

「1/10オンス金貨の価格推移が知りたい」

「高く売れるのはいつ？」

このように考えていませんか？

 

金貨の売買は広く知られている投資手法のひとつです。近年において金貨は高値で取引される傾向にあり、世界中の投資家や資産家が所有しています。

 

投資目的で金貨を購入したのなら、いつ売るのがベストか気になるのではないでしょうか。

 

本記事では、1/10オンス金貨の価格推移から見るベストな売り時・今後の見通しなどを解説します。高く売るポイントも紹介するため、ぜひ参考にしてみてください。

1/10オンス金貨の価格推移

参考：田中貴金属工業株式会社｜年次金価格推移

 

1/10オンス金貨の価格は、基本的に金地金（金インゴットなど）の相場と連動して動く特徴があります。

 

素材のほとんどが金で構成されている以上、ベースとなる金地金の取引価格が上昇すれば、金貨の価値も高まるのは当然です。

 

2021年の金地金は1gあたり約6,400円でしたが、2025年11月には3倍以上である約2万円で取引されています。

 

同様に、2021年には約2万円だった1/10オンス金貨は、2025年11月時点では約6万8,000円もの買取価格がつけられています。

 

留意しておきたい点として、金貨の価格は金地金と同様に推移しますが、価格が同じになるとは限りません。

 

金貨は製造にかかる加工費や輸送費が上乗せされるため、金地金単体よりも高い価格設定になるのが通例です。

 

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1/10オンス金貨の価格が変動する要因

先述したように、1/10オンス金貨の価格は毎日変動しています。金貨の価格変動に影響を与えている要素は以下のとおりです。

ひとつずつ解説します。

金地金の相場

1/10オンス金貨の価格は、素材となる金地金の国際相場を基準に決まります。

 

金地金の相場は日々変動しているため、「金貨一律○○円」のような決まりはありません。

 

金の相場は、世界の政治や経済が不安定になると、通貨への不安から「安全資産」としての金の需要が急激に高まり、相場は上昇する傾向です。

 

近年は、世界的な紛争や先行き不安な国際情勢によって金地金の相場は高騰しています。

 

反対に、世界情勢が安定に向かえば「安全資産」としての役割を終えた金の需要は下がり、相場も落ち着くでしょう。

為替レート

為替相場の変動も金貨の買取価格を決める要素です。金は国際的に米ドル建てで取引されているため、日本国内での価格はドル円相場の影響をダイレクトに受けざるを得ません。

 

海外での金相場自体に変化がない場合でも、円安が進めば日本円に換算したときの金額は上昇します。

 

たとえば1ドル100円の時よりも150円の時の方が、同じ価値の金貨でも支払う日本円は高くなる計算です。

 

通貨よりも実物資産の価値が相対的に高まる円安の局面は、金貨を売却するのに適したタイミングといえるでしょう。

 

逆に円高に振れると国内価格は下がる可能性があるため、売却前には為替の動きを注視することが大切です。

希少価値

1/10オンス金貨の中には毎年異なるデザインで発行されている種類があります。年間の発行枚数が少ないデザインの金貨は希少性から高価買取される傾向です。

 

金貨は金地金の相場に連動するのが基本ですが、コレクションとして価値のある種類は、希少価値も考慮されます。

 

そのため、傷や汚れがつくと減額の対象になる可能性があります。

【予想】今後の1/10オンス金貨の価値

1/10オンス金貨を売却して利益を得たいなら、今後の価格動向について知るのはとても重要です。本章では、1/10オンス金貨の今後の価値を2つのシナリオに分けて予想・解説します。

ひとつずつ見てみましょう。

価格高騰が続く

金の価値は、長期的な視点で見ると今後も緩やかに上昇していくと予想できます。

 

先述したように、金の需要は、世界情勢が不安定になると需要が急激に高まる傾向にあるためです。

 

先行き不透明な現代において、金は高い需要があります。各国の中央銀行も金の保有量を増やしており、価格を押し上げる大きな要因となっています。

 

今後も世界情勢が不安定な状態が続くと言われているため、金の価格も上昇を続けると予想されているのです。

 

また、地球上に存在する金の埋蔵量には限りがあり、採掘コストも年々増加している点も価格が上昇すると考えられる要因に挙げられます。

 

宝飾品や電子機器への利用などの部品として需要が増え続けており、資源の枯渇懸念が希少性をさらに高めているのです。

 

新たな金鉱脈が発見されたり、金の代替となる資源が発見されない限りは高い需要が続くでしょう。

価格が暴落する

長期的には価格の上昇が期待されている金ですが、将来的な元本保証は一切ない点を覚えておきましょう。

 

購入時よりも価格が下がるリスクは常に隣り合わせだと認識しなくてはいけません。何かがきっかけで世界情勢が安定化へ向かう可能性は十分に考えられます。

 

世界情勢が安定し、地政学的な不安が解消されれば、安全資産としての需要は自然と減少するでしょう。

 

投資先が株式などの利益重視の商品へ急速にシフトすれば、金価格の暴落につながる可能性もあり得ます。

 

1/10オンス金貨を高値で売りたいなら日頃から世界情勢に目を向けておくのはとても重要です。

有名な1/10オンス金貨の特徴・買取価格

金貨は投資や通貨として世界中で発行されています。1/10オンス金貨もさまざまな国が発行しており、それぞれデザインや額面・純度などが異なります。

 

有名な1/10オンス金貨は以下のとおりです。

ひとつずつ解説します。

メイプルリーフ金貨

メイプルリーフ金貨は、カナダ王室造幣局が発行する有名な金貨です。カナダ政府が法定通貨として品質を保証しており、信頼性の高さは折り紙付きといえるでしょう。

 

金の純度は、99.99%と高く、投資用として絶大な人気を誇ります。

 

表面にはエリザベス2世、裏面にはカナダの象徴であるサトウカエデの葉が精巧にデザインされているのが特徴です。

 

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カンガルー金貨

カンガルー金貨は、オーストラリアのパース造幣局が発行している金貨です。

 

純度は99.99%の純金製で、オーストラリア政府が品質を保証しているため世界中で高い信頼を得ています。

 

最大の特徴は、裏面に描かれたカンガルーのデザインが毎年刷新される点にあり、コレクション性も備えている点です。

 

希少価値のあるデザインは他の年の金貨よりも高値がつく可能性があります。

ウィーン金貨ハーモニー

ウィーン金貨ハーモニーは、音楽の都オーストリアで発行されている芸術性に優れた人気の金貨です。

 

純度99.99%の確かな品質を政府が保証しており、ウィーン金貨・カンガルー金貨とともに世界三大金貨のひとつとして数えられます。

 

表面にはパイプオルガン、裏面にはバイオリンやハープといった管弦楽器が描かれ、クラシック音楽を愛する国ならではのデザインといえるでしょう。

 

その美しさから、資産保全の手段としてだけでなく、大切な人へのプレゼントとしても選ばれている種類です。

 

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アメリカイーグル金貨

アメリカンイーグル金貨は、アメリカ合衆国政府が発行している信頼性の高い金貨です。

 

表面には自由の女神、裏面には国鳥である白頭鷲が描かれており、アメリカらしさを象徴するデザインといえます。

 

メイプルリーフ金貨などの純金製とは異なり、純度91.67％のK22で製造されている点が大きな特徴です。

 

他の金属を混ぜて強度を高めているため、傷がつきにくく保管しやすいという実用的なメリットがあります。

 

1986年から毎年発行されており、1/10オンスを含む4種類のサイズ展開で投資家に親しまれている銘柄です。

 

よく似た名前にリバティ金貨がありますが、女神の向いている方向や額面が異なるため、売買の際は混同しないよう注意しましょう。

 

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ブリタニア金貨

ブリタニア金貨は、1100年以上の歴史を持つ英国王立造幣局が発行する、イギリスを象徴する金貨です。

 

2012年までは強度のあるK22でしたが、2013年以降はK24の純金製へと仕様が変更されました。

 

裏面に描かれた女神ブリタニアのデザインは美しく、投資家だけでなく多くの収集家を魅了しています。

 

近年のモデルには角度で絵柄が変わる潜像など、世界最高レベルの偽造防止技術が施されているのも特徴です。

 

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クルーガーランド金貨

クルーガーランド金貨は、南アフリカ共和国造幣局が発行する歴史のある種類です。

 

1967年に誕生してから1980年代にかけて世界市場を席巻し、日本でも大きなブームを巻き起こしました。特徴は、純度91.67%のK22を採用している点にあります。

 

銅を混ぜているため、純金製に比べて赤みがかった独特の色合いをしており、傷に強く扱いやすいのが魅力です。

 

表面には元大統領の肖像、裏面にはスプリングボックが描かれており、今も多くの収集家に愛され続けている銘柄といえるでしょう。

1/10オンス金貨の売り時を判断する3つの見極めポイント

投資目的で1/10オンス金貨を持っているなら、利益を最大化するために売り時の見極めは非常に重要です。以下の状況であれば、金貨が売り時と言えます。

売り時を逃せば価格が下がって利益が少なくなるかもしれません。ひとつずつ解説します。

価格が高騰している

金貨を売却する上で最も重要なのは「安く買って高く売る」という原則に従うことです。歴史的な高騰を見せている現在は絶好の売り時といえます。

 

世界中で紛争や経済不安が続いているため、安全資産である金への需要が急激に高まっているのです。

 

埋蔵量に限りがある金は希少性が高く、インフレ対策としても多くの投資家に選ばれています。

 

過去最高値を更新し続ける現時点での売却が、利益を確定させるのも賢明な判断と言えるでしょう。

円安が進んでいる

円安が進んでいる時期も買取価格が高まるタイミングです。そのため、円安である今が絶好の売却チャンスといえるでしょう。

 

現在は歴史的な円安ドル高の傾向が続いており、日本国内の金の価値が高まっている状態です。

 

為替レートをこまめにチェックし、購入時よりも円安になっているなら売却に踏み切るのも良い判断と言えます。

目標利益を達成している

金相場は常に変動しており、永遠に上昇し続ける保証はどこにもありません。

 

いつか来る下落局面に巻き込まれる前に、自分が設定した目標額に達した段階で売却を決断するのも立派な戦略です。

 

専門家であっても正確な未来予測は困難であるため、すでに目標利益を達成しているなら、高値圏にある今のうちに利益を確定させておくのが安全な選択肢といえるでしょう。

 

欲張りすぎずに、納得できる価格なら手放す勇気を持つことが、結果として満足のいく取引につながります。

1/10オンス金貨を高く売る4つのポイント

2025年時点の1/10オンス金貨の買取価格は、年を追うごとに上昇しており、今が売却のベストタイミングです。

 

そのままでも高く売れますが、以下のポイントを押さえておけば、さらに買取価格が上がる可能性があります。

ひとつずつ見てみましょう。

保存状態を良好に保つ

金貨を少しでも高く売りたいと考えるなら、日頃から保存状態を良好に保つことが大切です。

 

純度が高い金貨ほど非常に柔らかい性質を持っているため、わずかな衝撃でも簡単に傷がついてしまう恐れがあります。

 

傷や汚れは査定額が下がる直接的な原因になるため、購入時の専用ケースやカプセルに入れたまま大切に保管しましょう。

 

良かれと思って布で強く磨くと、逆に細かな傷がついて価値を損なうリスクがあるため避けたほうが無難です。

 

どうしても手に取る必要がある場合は、手袋を着用して皮脂がつかないようにするなど、慎重に扱うことをおすすめします。

 

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付属品を揃える

金貨を購入した際についてきた箱や保証書などの付属品は、査定額をアップさせるために欠かせない重要なアイテムです。

 

付属品が揃っていると本物であることの証明になり、市場に流通している偽物と区別がつきやすくなるため信頼性が高まります。

 

買取業者側としても次の買い手が見つかりやすくなるため、本体のみを持ち込むよりもプラスの評価をつけやすくなります。

 

正規店で購入した際の領収書も品質を保証する材料として役立つため、手元にある場合は必ず一緒に査定へ出しましょう。

査定前に相場を確認する

金貨を査定に出す前には、必ずその日の金相場を確認しておきましょう。金貨の買取価格は、毎日のように変動する金地金の取引価格に連動して決まるものです。

 

相場を知らずに売却してしまうと、提示された金額が適正かどうか判断できず損をするかもしれません。

 

買取業者の公式サイトでは毎日の価格推移がグラフなどで公開されているため、直前のチェックが可能です。

 

また、金価格に影響を与える為替レートも確認し、円安のタイミングを見極めるのも大切です。

複数の業者の買取価格を比較する

少しでも高く売りたいと考えるなら、買取業者をひとつに絞らず、複数業者の査定を受けて価格を比較することをおすすめします。

 

お店によって在庫状況や再販ルートが異なるため、提示される金額に差が出ることは珍しくありません。

 

特に金貨や貴金属の専門知識を持つ鑑定士がいる業者であれば、素材の価値だけでなくコレクションとしてのプレミア価値も正しく評価してくれます。

 

一方で、リサイクルショップなどの専門性が低い業者を選べば、相場よりも安く買い叩かれてしまうリスクがあるため注意が必要です。

1/10オンス金貨を売るなら『買取大吉』へ

1/10オンス金貨を売るなら、金製品に精通した鑑定士が在籍する『買取大吉』におまかせください。『買取大吉』ならどのような金貨でも価値を見極め、適正価格で買取可能です。

 

本章では『買取大吉』の3つの強みを紹介します。

ひとつずつ見てみましょう。

高価買取が可能

『買取大吉』は、他社には真似できない独自のノウハウで、業界最高水準の高価買取を実現しています。

 

国内だけでなく海外にも広がる豊富な独自の販売ルートを確保しており、在庫リスクを最小限に抑えることでコストを削減しているのです。

 

削減した分は、お客様の買取金額へ還元しています。金地金の相場に基づいた価格だけでなく、デザイン性や希少価値までしっかりと上乗せした評価が可能です。

 

「金額だけ知りたい」という場合でも問題ありません。査定は無料のため、お気軽にお試しいただけます。

金製品の買取実績が豊富

『買取大吉』は金製品の買取実績が豊富な点も強みです。

 

メイプルリーフ金貨などのコインはもちろん、デザインが古いアクセサリーや片方だけのピアスなど、あらゆる金製品を査定・買取できます。

 

経験豊富な鑑定士が在籍しているため、刻印が消えかかっているような種類の判別が難しい金貨でも正確に価値を見極められます。

 

売れるか分からない品物も大歓迎です。ぜひ、お気軽にお試しください。

3つの買取方法から選べる

『買取大吉』は以下のように3つの方法を用意しています。

 

買取方法	特徴	おすすめする人
店頭買取	店舗に直接持ち込み、対面で査定を受ける方法です。 予約不要で利用でき、その場で現金化できます。	・すぐに現金化したい人 ・鑑定士と直接話をしたい人 ・近くに店舗がある人
出張買取	鑑定士が自宅を訪問し、玄関先などで査定します。 重い品物・大量の品物を運ぶ手間がなくなります。	・売りたい品物が多い人 ・店舗に行く時間がない人 ・自宅でゆっくり査定を受けたい人
宅配買取	宅配便で品物を送っていただき査定する方法です。 査定結果は電話やメールにてお知らせするため、完全非対面で査定を試せます。	・近くに店舗がない人 ・査定に立ち会う時間がない人 ・知らない人と対面したくない人

 

いずれの方法を選んでも、経験豊富なプロの鑑定士が丁寧に査定するため、安心してお任せください。

 

査定料・出張料・宅配料は無料です。ご都合の良い方法で、気軽にお問い合わせください。

【Q&A】1/10オンス金貨に関するよくある質問

1/10オンス金貨に関するよくある質問を3つ紹介します。

ひとつずつ回答します。

Q.メープル金貨の価格は10年前と比べてどのくらい上昇しましたか？

A.メイプルリーフ金貨の価格は、10年前と比較しておよそ5倍近くまで大きく上昇しています。

 

2015年頃の金相場は1グラムあたり4,000円台で推移していましたが、2025年11月時点では、2万円以上の価格で取引されています。

 

参考：田中貴金属工業株式会社｜年次金価格推移

Q.メープル金貨はなぜ高いのですか？

A.純度99.99%の純金で作られているためです。

 

現在の金相場の影響をダイレクトに受けており、類を見ないほどの価格で取引されています。

Q.金を今買わない方がいいのはなぜですか？

A.現在の金相場は歴史的な高値圏にあるためです。

 

今購入すると価格が下がった際に損をする「高値掴み」のリスクが高いといえます。

まとめ：1/10オンス金貨を売るなら価格高騰の今が狙い目

1/10オンス金貨を売却するなら、歴史的な価格高騰が続いている今が最大のチャンスです。

 

金相場は過去最高水準に達しており、円安の影響も相まって、購入時よりも高く売れる可能性が非常に高い状況といえるでしょう。

 

相場は常に変動しているため、この好機を逃すと価格が下落して損をしてしまうかもしれません。

 

『買取大吉』ではプロの鑑定士が金貨の価値を正確に見極め、どこにも負けない高額査定を提示します。

 

相談や査定は無料のため、売り時を逃さないためにも、ぜひ一度お問い合わせください。