「ロレックスにはどのような歴史があるの?」
「人気の理由が知りたい」
このように考えていませんか?
ロレックスは、長い歴史と革新を続け、世界中から評価されている高級時計ブランドです。
腕時計に興味がない人でも、ロレックスのブランド名を知っている人は多いでしょう。
しかし、ブランドの歴史や、世界に評価されるようになった出来事については、知らないこともあるかもしれません。
本記事では、ロレックス誕生から現在に至るまでの歴史、革新的な技術の数々を紹介します。
また、初心者の方でも選びやすいおすすめモデルも紹介するので、最初の一本を探している方はぜひ参考にしてみてください。
<この記事でわかること>
- ロレックスの歴史
- ロレックスが人気の理由
- 初心者におすすめのモデル
ロレックス(ROREX)の歴史|創業から革新の歩み

ロレックスは、誕生から現在に至るまで、さまざまな出来事がありました。
主な出来事は以下の通りです。
- 1905年|ロレックスの原点「ウイルスドルフ&デイビス社」創業
- 1908年|「ロレックス」商標登録
- 1910年|腕時計で世界初の精度証明を取得
- 1915年|ロレックス・ウォッチカンパニーに社名を変更
- 1922年|初の防水設計「サブマリン」発表
- 1926年|世界初の防水腕時計「ロレックス・オイスター」登場
- 1927年|オイスターの信頼性が世界に広がる
- 1931年|自動巻き機構「パーペチュアル」発明
- 1945年|日付の瞬間切替機構「デイトジャスト」誕生
- 1950年以降|プロフェッショナルモデルの開発と発展
- 現在|「永続的な卓越性」のもとに革新を継続
順番に紹介します。
1905年|ロレックスの原点「ウイルスドルフ&デイビス社」創業
ロレックスは、ドイツ出身のハンス・ウイルスドルフがロンドンで立ち上げた時計専門商社「ウイルスドルフ&デイビス社」から始まります。
設立当初は、主に高級感のあるレザーケース入りのトラベルウォッチ(携帯用置時計)を販売していました。
ハンス・ウイルスドルフは「時計は手首に着けるスタイルが主流になる。腕時計はエレガントさだけでなく、実用性や信頼性も求められるだろう」と予見していたと伝えられています。
1908年|「ロレックス」商標登録
ハンス・ウイルスドルフは、通勤途中の乗り合い馬車の中でふと「ROLEX」という言葉を思いつきました。
「短くて覚えやすく、世界中どの言語でも同じように発音でき、かつ発音しやすい名前が理想だ」と、この名称を選んだと伝えられています。
おもしろいことに「ROLEX」という単語自体に特別な意味はありません。
音の響きや見た目の美しさが重視され、時計の文字盤やムーブメントに刻印しやすい短さ(5文字)も考慮されたといわれています。
ロレックスの名前はそのまま採用され、1908年に商品名として正式に商標登録されました。
1910年|腕時計で世界初の精度証明を取得
ロレックスは創業当初から、ムーブメントの品質向上に全力を注いできました。
特に時間の正確さを追求しており、その姿勢が、ロレックスを大きな成功へと導いた要因と考えられています。
1910年には、スイス・ビエンヌにあるクロノメーター歩度公認検定局から、腕時計として世界で初めて公式なクロノメーター認定を受けるという偉業を達成しました。
1915年|ロレックス・ウォッチカンパニーに社名を変更
当時、第1次世界大戦の真っただ中であり、ドイツ人の名前が社名に入った「ハンス・ウィルスドルフ社」は、イギリスなどへの輸出に支障が出る恐れがありました。
そこで、「ロレックス・ウォッチカンパニー」に社名を変更します。
1922年|初の防水設計「サブマリン」発表
ロレックスは時計全体を密閉性の高い外側ケースで覆うという発想のもと、「サブマリン」というモデルを発表します。
時計本体を2重のケースで覆い、密閉性を高めて水が入ってくるのを防ぐのを実現しました。
しかし、サブマリンは、時計を操作する際に毎回外側のケースを開けなければならず、実用面では不便さがありました。
1926年|世界初の防水腕時計「ロレックス・オイスター」登場
ロレックスは世界で初めて、防水性と防塵性を兼ね備え、かつ実用性のある腕時計を開発し、時計史に大きな足跡を残しました。
「オイスター」と名付けられたモデルは、完全に密閉されたケース構造によってムーブメントをしっかりと守ることを実現します。
外部からの水やほこりの侵入を防ぎ、時計の耐久性と信頼性を飛躍的に高めることに成功したのです。
1927年|オイスターの信頼性が世界に広がる
イギリスの若きスイマー、メルセデス・グライツがロレックスの「オイスター」を腕に着け、イギリス海峡横断に挑戦しました。
時計が防水性能を持っていると主張するのは簡単ですが、実際に証明するのは決して容易ではありません。
しかし、時計は10時間以上もの間、過酷な水中環境にさらされていたにもかかわらず、問題なく動き続け、見事に防水性能の高さを実証したのです。
1931年|自動巻き機構「パーペチュアル」発明
ロレックスは世界で初めて特許を取得した自動巻き機構「パーペチュアルローター」を開発しました。
革新的な技術は、まさに芸術品と呼ぶにふさわしい独創性を持ち、現代のすべての自動巻き腕時計の基礎となっています。
この発明によって、腕の動きだけで時計が自動的に巻き上がる仕組みが確立され、腕時計に大きな進化をもたらしました。
1945年|日付の瞬間切替機構「デイトジャスト」誕生
ダイアルに小さな窓を設け、日付を表示する世界初の自動巻き腕時計「デイトジャスト」が誕生します。
デイトジャスト専用にデザインされたジュビリーブレスレットとフルーテッドベゼルとの組み合わせは、オイスターシリーズを象徴するデザインとなりました。
「デイトジャスト」「オイスターケース」「パーペチュアル」の誕生は、ロレックスの三大発明として知られています。
1950年以降|プロフェッショナルモデルの開発と発展
1950年以降もロレックスの革新は続き、さまざまなプロフェッショナルモデルを発表しています。
年代
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モデル名
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特徴・内容
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1953年
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エクスプローラー
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冒険家向けモデルとして登場
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1953年
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サブマリーナー
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初の本格ダイバーズウォッチが登場
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1955年
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GMTマスター
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異なるタイムゾーンを同時に表示できる機能を搭載
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1956年
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デイデイト
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18金ゴールドまたはプラチナ素材のみを使用したモデル
ダイアル部分には日付だけでなく、曜日をフルスペルで表示
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1957年
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レディ デイトジャスト
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ロレックス初の女性向け日付表示付き腕時計が登場
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1963年
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コスモグラフ・デイトナ
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クロノグラフ機能を備えた名作モデルが登場
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1967年
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シードゥエラー
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高い防水性能を持つプロ仕様ダイバーズウォッチが登場
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1971年
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エクスプローラー Ⅱ
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特徴的な24時間針を搭載し、極地や地下など昼と夜の区別がつきにくい環境で実用性を発揮する
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1978年
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シードゥエラー4000
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水深1,220メートル(4,000フィート)という驚異的な防水性能を備えたモデルが登場
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1992年
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ヨットマスター
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セレブリティをターゲットとしたラグジュアリーなデザイン
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2007年
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ヨットマスターⅡ
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高級感と複雑な機能を兼ね備えた上位モデル
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2008年
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ディープシー
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水深3,900メートル(12,800フィート)までの防水性能を誇るモデルが誕生
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2012年
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スカイドゥエラー
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世界を飛び回る旅行者のために設計され、視認性と操作性に優れたモデル
第2タイムゾーン表示機能を備え、年次カレンダーを搭載
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現在|「永続的な卓越性」のもとに革新を継続
ロレックスは「永続的な卓越性」という理念のもと、これまで数多くの革新的な技術や素材を採用したモデルを生み出してきました。
その結果、現在でも時計業界を牽引し続ける、圧倒的な人気ブランドとして確固たる地位を築いています。
ロレックスが人気の理由

ロレックスが世界的に人気がある理由は以下の通りです。
- 圧倒的な知名度
- 高い品質と性能
- リセールバリューが高い
順番に紹介します。
圧倒的な知名度
ロレックスは、高級腕時計ブランドのなかでも圧倒的な知名度を誇ります。
「高級時計といえばロレックス」といわれるほど広く認知されており、時計に詳しくない人でも名前を知っていることが多いでしょう。
芸能人やスポーツ選手など、多くの有名人が愛用していることも、ブランドの影響力をさらに高めています。
高い品質と性能
ロレックスは自社製品の信頼性と品質を実証するため、さまざまな挑戦を行っています。
1935年には、レーシングドライバーのサー・マルコム・キャンベルとタッグを組み、ロレックスの腕時計を着用した状態で時速300マイルという当時の地上最速記録を達成。
1953年には、エベレスト登頂にも成功しています。
1960年には、マリアナ海溝の最深部チャレンジャー海淵に到達し、極限環境での耐久性を実証するなど、数々の伝説を残してきました。
このような挑戦の数々こそ、ロレックスが単なる高級時計ブランドではなく、優れた性能と信頼性を兼ね備えた時計メーカーであることを証明しています。
リセールバリューが高い
ロレックスは、リセールバリューが高い時計として知られています。
職人が1本ずつ手作りで製造するため、流通量が限られており、需要に対して供給が追いつかない状況です。
そのため、市場価格が安定し、時計の資産価値が維持しやすい特徴があります。
中古市場では、販売価格を大きく超えた価格で取引されるケースも珍しくありません。
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【Q&A】ロレックスについてよくある質問

ロレックスについてよくある質問を集めました。
Q.ロレックスで最初の一本を持つならなにがいいですか?
Q.なぜロレックスは日本だけに人気があるのでしょうか?
Q.キムタクが愛用しているロレックスはなんですか?
ひとつずつ回答します。
Q.ロレックスで最初の一本を持つならなにがいいですか?
A.ロレックスはどのモデルも高性能で耐久性に優れていますが、なかでも初心者におすすめなモデルは以下の6つです。
- エクスプローラーI|シンプルなデザインで長く愛用できる定番モデル
- サブマリーナー|高い耐久性と幅広いシーンで活躍できる人気モデル
- GMTマスターII|優れた機能性に加え、洗練されたデザインが人気のモデル
- デイトナ|資産価値の高さを求める方にぴったりのモデル
- デイトジャスト|大人の魅力を引き立てる王道のモデル
- エアキング|比較的手に取りやすい入門モデル
以下の記事も参考に、ぜひお気に入りの一本を見つけてください。
Q.なぜロレックスは日本だけに人気があるのでしょうか?
A.ロレックスの人気は日本だけにとどまりません。
特に日本で人気が高いとされる理由として、国内で取り扱われているロレックスの中古時計が、全体的に状態が良いことが関係します。
最近では、円安の影響もあり、海外からの買い手がますます増加しています。
これにより、日本国内でのロレックス人気と需要は以前にも増して高まっているのです。
Q.キムタクが愛用しているロレックスはなんですか?
A.木村拓哉さんはドラマやSNSで、複数のロレックスを着用されており、注目が集まっています。
彼が愛用している腕時計といえば、デイトナのアイスブルー「Ref.116506」が有名です。
過去にも、ドラマやバラエティ番組などで以下のモデルを着用されていたとして注目を集めました。
- エクスプローラーⅠ|Ref.1016
- エクスプローラーⅠ|Ref.14270
- エクスプローラーⅠ|Ref.214270
- GMTマスターⅡ|Ref.16713
- エクスプローラーⅡ|Ref.16570
- デイトジャスト|Ref.1601
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ロレックスは、100年以上にわたって革新を続け、精度・耐久性・デザインのすべてで高い評価を得てきました。
圧倒的な知名度と信頼性から、資産価値の高い時計として世界中で注目を集めています。
初心者でも選びやすいモデルは多数ありますが、大切なのは自分のライフスタイルや好みに合った時計を選ぶことです。
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