「プラチナ製品の刻印表記にはどんな意味があるの?」
「偽物のプラチナを見分ける方法が知りたい」
このように考えていませんか?
プラチナは希少で高価な貴金属として、婚約指輪や結婚指輪などに使われることも多く、人気があります。
しかし、正しい知識を持たないと低純度の製品やメッキ加工品を本物と誤解してしまうかもしれません。
本記事では、プラチナの刻印表記の見方・注意すべき偽物の特徴・真贋の確認方法・高く売れるプラチナ製品の条件まで解説します。
「所持しているプラチナの真贋を確かめたい」「売却して現金化したい」と考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。
<この記事でわかること>
- プラチナ刻印の見方
- プラチナの偽物を見分ける方法
- 高く売れるプラチナ製品の特徴
プラチナに刻印される表記の特徴

プラチナの刻印表記には以下の特徴があります。
- アルファベット|プラチナ素材を示す
- 純度|1000分率
- ホールマーク|製造国
- 補足¦国際基準では950以上がプラチナとして認められている
ひとつずつ確認していきましょう。
アルファベット|プラチナ素材を示す
「Pt」「Pm」「PLATINUM」といったアルファベット表記は、プラチナ製品であることを示す刻印です。
プラチナを使用したジュエリーやアクセサリーには、一般的に「Pt」が刻まれています。
現在の「Pt」が用いられるようになる以前は、「Pm」が使用されていました。
「Pm」は、銀白色で見た目が似ているプロメチウム(Promethium)の記号と混同されやすいため、誤解を避ける目的で「Pt」表記に変更されました。
表記が見当たらなかったり、別のアルファベットが使われていたりする場合は、他の金属が主体になっているケースもあるため、まずは刻印を確認しましょう。
純度|1000分率
プラチナの純度は1000分率で表示されます。
たとえば、「Pt950」は全体の95%がプラチナです。
純度が高いほど希少性が増し、色味や輝きにも違いが現れます。
一方で「Pt850」など数値が低いと、混ざっている他の金属の割合が高くなり、価格も低くなります。
ホールマーク|製造国
海外製のプラチナジュエリーには、製造国や検査機関を示す「ホールマーク」が入っていることがあります。
ホールマークは公的機関や認証団体による品質保証で、ヨーロッパでは王冠や動物など伝統的なデザインも多く見られます。
補足|国際基準では950以上がプラチナとして認められている
国際基準では、Pt950以上がプラチナとして認められています。
海外のハイブランドで「Pt950」が主流なのは、これが理由です。
国内基準では、Pt850以上のものも「プラチナ製品」として販売されています。
純度にこだわる場合は、海外との基準の違いを理解しておきましょう。
プラチナの偽物を見分ける4つの方法

プラチナ製品は、見た目だけで本物かどうか判断するのは困難です。
真贋を確かめるためには、以下の方法があります。
- 刻印を確かめる
- 磁石を近づける
- 比重を調べる
- 専門店で査定する
それぞれの見分け方を紹介します。
刻印を確かめる
本物のプラチナには、素材や純度を示す刻印があります。たとえば「Pt950」や「Pt900」などの表示です。
こうした刻印が見当たらない製品は、プラチナではない可能性があります。
ただし、刻印があっても偽物の場合があるため、刻印の字体や位置・仕上がりにも注意が必要です。
磁石を近づける
プラチナは磁石に反応しない金属です。
そのため、磁石を近づけてくっつくようであれば、鉄やニッケルなど他の金属が混ざっている可能性があります。
しかし、プラチナと他の金属を組み合わせた合金では微弱に反応することもあるため、この方法だけで完全に真贋を判断することはできません。
あくまでひとつの目安として使うと良いでしょう。
比重を調べる
比重計を使って測定すれば、おおよその純度が判定可能です。
プラチナの比重は純度によって変化し、一般的に純度が高いほど比重も大きくなる特徴があります。
純粋なプラチナは金より重い金属ですが、ジュエリーなどで使用される際には、強度を補うためにイリジウム・コバルト・パラジウムなどの金属が混ぜられることが多い傾向です。
そのため、配合される金属の種類や割合によって計測値に幅があります。
プラチナの純度
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比重(目安)
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Pt999(純プラチナ)
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約21.45
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Pt950
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約20.04 ~ 21.50
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Pt900
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約18.84 ~ 21.56
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Pt850
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約18.48 ~ 19.90
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専門店で査定する
素材を確実に調べる方法は、プラチナの知識と経験を持つ専門店に査定を依頼することです。
専門の鑑定士は、刻印・比重・金属の色味や質感・X線検査など複数の要素を総合的に判断し、真贋を見極めることが可能です。
売却を検討している場合は、複数の店舗で査定を受け、比較することで信頼性が高まります。
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プラチナで間違えやすい低純度の刻印表記

プラチナ製品を選ぶ際は、刻印の意味を正しく理解することが重要です。
プラチナのなかには見た目や刻印の形が似ているため、純度の高いプラチナと誤解されやすいものがあります。
特に注意すべき低純度の表記や別素材の刻印について見ていきましょう。
Pt100
「Pt100」と刻印された製品は見た目こそプラチナ製品のようですが、実際にはプラチナの含有量はわずか10%に過ぎません。
残りの90%は銀が占めており、プラチナ製品として正式には認められていません。
「100」という数字から純プラチナと誤解されやすいですが、プラチナの純度は本来1000分率で示されるため注意が必要です。
P/S
「PS」の刻印は「Platinum Silver(プラチナシルバー)」を意味します。
プラチナの割合は約10%で、残りは銀が主成分となっています。
銀の割合が高いため比較的安価で、アクセサリーや装飾品の素材として用いられるのが特徴です。
PTP|PP|PTF
プラチナの刻印を確認するときに注意したいのが、数字の後に付けられる「PTP」「PP」「PTF」などの表記です。
「PP」や「PTP」は、Platinum Plated(プラチナプレーテッド)を意味し、ベースとなる金属の表面にプラチナを薄くメッキ加工したものを指します。
一方「PTF」は、Platinum Filled(プラチナフィルド)の略で、こちらも同じくプラチナを厚めにコーティングした素材です。
一見プラチナのように見えますが、芯となる部分は別の金属であり、時間の経過や衝撃によって表面のコーティングが剥がれてしまう可能性があります。
高く売れるプラチナ製品

プラチナ製品の買取価格は、素材の純度・ブランド力・商品の状態などによって大きく変わります。
なかでも高く売れやすいプラチナの特徴は以下の通りです。
- 高純度のプラチナ
- ブランドジュエリー
- 付属品が揃っている
ひとつずつ紹介します。
高純度のプラチナ
純度の高いプラチナは、それだけで市場価値が高くなります。
たとえば、国際基準で認められている純度950以上の製品や純プラチナのPt999は、買取価格が上がりやすい傾向です。
純度が高いほどプラチナ特有の白い輝きが際立ち、加工後の需要も高いため、業者にとっても価値のある素材となります。
ブランドジュエリー
有名ブランドが製造・販売しているプラチナジュエリーは、素材価値に加えてブランド価値も査定額に反映されます。
カルティエ・ティファニー・ブルガリなど、世界的に知名度のあるブランドは、中古市場でも人気が高く、状態が良ければ定価に近い価格で取引されています。
ブランド特有のデザインや職人技が付加価値となり、素材のみの場合より高い評価を受けられるのです。
付属品が揃っている
購入時の箱・保証書・鑑定書・保存袋などが揃っていると、査定額が上がる可能性があります。
付属品が揃っていることで「丁寧に保管されていた」「再販時に商品価値が高まる」と判断されるためです。
特にブランドジュエリーでは、保証書や鑑定書の有無が価格に直結する場合もあるため、売却を見据えて普段から大切に保管しておきましょう。
表記がなくても大丈夫|プラチナ製品の売却は『買取大吉』におまかせ

『買取大吉』には、以下の特徴があります。
- 豊富なプラチナの買取実績
- ライフスタイルに合わせた3つの買取方法
- 査定にかかる費用は無料
ひとつずつ紹介します。
豊富なプラチナの買取実績
『買取大吉』は、これまで多くのプラチナ製品を買い取ってきました。
近年では、プラチナ価格高騰の影響から、プラチナ製品を売却するお客様が増加傾向です。
豊富な知識と経験を持つ鑑定士が、正確な市場価値を見極めて、お客様のプラチナを高価買取いたします。
ライフスタイルに合わせた3つの買取方法
『買取大吉』では、お客様のご利用しやすい買取方法を選べます。
買取方法は以下の3つです。
買取方法
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詳細・特徴
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店頭買取
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・直接店舗に持ち込む
・買い物のついでに利用可能
・気軽に利用したい方におすすめ
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出張買取
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・スタッフが自宅を訪問
・持ち運びしなくても自宅で完結
・買取に出す品が多い方におすすめ
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宅配買取
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・商品を送って売却可能
・自宅にいながら完結
・仕事などで忙しい方におすすめ
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お客様のライフスタイルや状況に合わせて、最適な買取方法を選択できます。
査定・キャンセルにかかる費用は無料
『買取大吉』では、査定料や買取時の手数料は一切いただきません。
査定後のキャンセルも無料です。
貴金属に精通した鑑定士が常駐しており、予約なしでもご利用いただけます。
※出張買取、宅配買取は事前申し込みが必要。
【Q&A】プラチナについてよくある質問

プラチナについてよくある質問は以下の通りです。
Q.プラチナにはアレルギーがないというのは本当ですか?
Q.プラチナ900と950のどちらがいいですか?
Q.プラチナ950の1gはいくらですか?
ひとつずつ回答します。
Q.プラチナにはアレルギーがないというのは本当ですか?
A.プラチナは金属アレルギーの心配がないと思われがちですが、そうとは限りません。
たとえばPt900には、残りの10%は他の金属が混ぜられています。
このわずかな割合の合金に、アレルギーを引き起こす金属が含まれている場合があるのです。
Q.プラチナ900と950のどちらがいいですか?
A.純度が高いPt950は色味がより白く美しい反面、柔らかいため傷が付きやすい傾向があります。
一方、Pt900は他の金属を多く含むことで硬度が増し、日常的に使いやすく耐久性が高い傾向です。
ジュエリーとしての用途やライフスタイルによって選び方は変わりますが、日常的に着ける結婚指輪などはPt900、希少性や見た目を重視する場合はPt950が向いています。
Q.プラチナ950の買取価格1gはいくらですか?
プラチナ950の1gあたりの買取価格は、市場相場によって毎日変動します。
2025年8月17日時点の、日本国内の買取価格は6,792円です。
売却を検討している場合は、複数の店舗で査定を受け、比較することをおすすめします。
プラチナを購入するなら刻印表記を確認しよう

プラチナには「Pt950」「Pt900」といった純度を示す刻印や、国によるホールマークが存在し、表記を理解することが本物を見分ける第一歩です。
純度が高いプラチナ製品やブランドジュエリー、付属品が揃った品物は買取価格が上がりやすい傾向があります。
信頼できる買取店を活用すれば、安全に高値で取引できるでしょう。
『買取大吉』では、刻印表記のないプラチナ製品でも査定・買取が可能です。
売却を検討している場合は、ぜひお近くの『買取大吉』をご利用ください。
どんなお品物でも、どんな状態でも喜んで査定させていただきます。他社様で断られた物もがんばってお買取致します。こちらに載っていないものでもお気軽にお持ちください。