「所有する金の価値が知りたい」
「X線検査はいくらかかるの?」
このように考えていませんか?
金の純度やメッキ加工の有無を高精度で判定できるのがX線検査です。
買取店などでは、多くの店舗で設置されており、X線を使うことで金の純度・含有金属・メッキ加工の有無まで正確に判定できます。
本記事では、X線検査でわかること・簡易的に金を見分ける方法・X線検査に必要な費用について解説します。
刻印がない金製品や価値のわからない貴金属をお持ちの方は、ぜひ参考にしてみてください。
<この記事でわかること>
- 本物の金を見分ける方法
- X線を使った検査でわかること
- X線検査にかかる費用
本物の金を見分ける方法

金は高価で人気の高い貴金属ですが、見た目だけでは本物かどうか判断が難しいことがあります。
ここでは、本物を見分ける代表的な4つの判別方法を解説します。
それぞれ紹介します。
目視検査
金製品には「K24」「K18」「K14」など、純度を示す刻印が入っていることが多く、この刻印がはっきりと読み取れるかどうかがひとつの判断基準になります。
金は酸化や変色に強く、長期間使用しても色あせしないのが特徴です。
反対に、表面の色がはげたり、下地の金属が見えている場合はメッキの可能性があります。
比重検査
比重検査は、製品を水に浮かべて重量と体積から密度を計算し、純度を推定する検査方法です。
比重は金属ごとに異なるため、測定した数値を純金の比重と照らし合わせることで、本物かどうかや含有率(品位)を判断できます。
多くの買取店では専用の測定器が導入されており、短時間で比重を確認できる環境が整っています。
近年は、金とほぼ同じ比重を持つ素材を使った精巧な偽物も流通しており、比重検査だけで断定するのは難しい状況です。
試金石検査
試金石を使った検査は、古くから行われてきた金属判別の伝統的な方法です。
対象となる金製品の表面を軽くこすり、石の表面に痕跡を残します。
その痕に硝酸を垂らすと、金やプラチナであれば変化は見られず、跡が残ったままです。
一方、その他の金属の場合は酸と反応し、痕跡が消えることがあります。この反応を利用し、本物かどうかを見極めます。
X線検査
最新技術を応用した鑑定方法のひとつに、X線を利用した金属分析があります。
多くの買取店で採用されており、表面だけでなく一定の深さまで分析し、メッキ加工の有無や品位を判断できるため、金と比重が近い別素材であっても正確な判別が可能です。
対象となる金製品に傷をつけず、短時間で結果を得られることから、近年特に需要が高まっています。
X線検査が必要な金製品

X線検査が有効な金製品は以下の通りです。
- 刻印のない金製品
- 純度を偽った偽物の金製品
- 価値のわからない金製品
ひとつずつ見ていきましょう。
刻印のない金製品
金製品には「K24」や「K18」など純度を示す刻印が打たれていることが多くあります。
しかし、古いジュエリーや海外製品の中には刻印がないものもあり、見た目だけでは金かどうかの判別が困難です。
X線検査を行えば、刻印がなくても正確に金の含有量を測定できるため、安心して売買や査定ができます。
純度を偽った偽物の金製品
一部の偽物は、外観や刻印だけでは本物と見分けがつかないほど精巧に作られています。
例えば、金の刻印が打たれていても、内部が他の金属で覆われ、表面だけが金でメッキ加工されている偽物も存在します。
X線検査では内部の素材まで分析できるため、純度を偽った製品も確実に判別可能です。
価値のわからない金製品
家に眠っている古い装飾品や、遺品として譲り受けたジュエリーなど、素材や価値が不明な金製品も少なくありません。
X線検査を行えば、金の含有率や純度が明確になり、正確な査定額を算出できます。
安く手放してしまうリスクを避けるためにも、価値を確認しておくのは有効な手段といえるでしょう。
X線検査で判断できる範囲

X線検査は、短時間で結果が得られ、製品を傷つけずに真贋や品質を確認できるのが大きな特徴です。
しかし、どのようなものでも調べられるわけではありません。
X線検査で確認できる内容は以下の通りです。
- 金に含まれる元素
- 金の純度
- メッキ加工の有無
- サイズによっては正確に測定できないケースがある
順番に解説します。
金に含まれる元素
X線を照射すると、金以外に含まれている銀や銅、パラジウムなどの金属成分を特定できます。
これにより、金(Au)の純度はもちろん、割金としてよく使われる銀(Ag)、銅(Cu)、パラジウム(Pd)などの含有率も正確にわかります。
また、偽物に使われることがあるニッケル(Ni)やタングステン(W)といった金属の判別も可能です。
金の純度
分析結果から金の含有量をパーセンテージで算出できるため、「K24」「K18」「K14」といった純度を正確に判断できます。
比重検査や目視では見抜けない細かな違いも測定できるため、信頼性の高い検査方法です。
メッキ加工の有無
X線検査では、表面だけでなく一定の深さまで分析できるため、内部の素材が金でない場合も検出可能です。
そのため、表面だけに金を施したメッキ加工品でも確実に見分けられます。
サイズによっては正確に測定できないケースがある
厚めの金メッキが施されている場合、その下の素材を透過的に調べることはできません。
中身が無垢であるかを確認するには、ごく小さな範囲(直径1ミリ未満)の表面を削り、その下にある地金にX線を当てて検査する必要があります。
さらに、タングステンを内部に仕込んだインゴットのように、厚い金板で覆われた構造では、外側からX線を照射しても内部のタングステンを検知するのは不可能です。
外見から判断する材料が得られない場合で、品物に切れ込みを入れ、切断面にX線を照射して検査する方法もあります。
貴金属を取り扱う買取店ならX線検査を実施している

貴金属買取店の多くは、査定時にX線分析装置(XRF)による検査を取り入れています。
XRFは非破壊で素材の組成をその場で測れるため、ジュエリー・コイン・インゴットを傷つけずに、金・プラチナ・銀・パラジウムなどの含有比率を数値で可視化できるのが強みです。
刻印がない品・海外規格の製品・見た目では判断が難しいメッキ製品の可能性がある場合でも、客観的なデータにもとづいて真贋と純度を確認できます。
X線検査のメリットは、スピーディーかつ再現性の高い点にあり、数十秒ほどの分析で元素ごとの比率が表示されます。
結果はレシートのようなプリントで提示されることもあり、買取価格の根拠を知れるのも安心材料と言えるでしょう。
もちろん検査自体は非破壊で、被検体にダメージや残留放射線は残りません。
手元にある金製品をX線で検査する方法

自宅にある金製品の真贋や純度をX線検査で確かめたい場合、個人で装置を購入するのは現実的ではありません。
装置自体が高額で、定期的な校正や運用管理が必要なうえ、測定ノウハウも求められるためです。
そこで選択肢になるのが、宅配型のX線検査サービスです。
店舗へ出向く必要がなく宅配だけでX線検査の結果を受け取れるのが利点といえるでしょう。
費用は有料で、事業者ごとに設定が異なるため、まずは電話や公式サイトの相談フォームから気になる点を確認してみてください。
『買取大吉』では無料で金の価値を正しく査定

『買取大吉』では、無料で金製品の価値を査定します。
『買取大吉』の特徴は以下の通りです。
- 金製品の買取実績が豊富
- ライフスタイルに合わせた3つの買取方法
- 無料査定でキャンセル料も不要
ひとつずつ見ていきましょう。
金製品の買取実績が豊富
『買取大吉』は、これまでに多くの金製品を買取してきました。
金地金・コイン・ジュエリーなど、幅広い種類の金製品を取り扱っています。
近年では、金価格高騰の影響から金製品を売却するお客様が増加傾向です。
豊富な知識と経験を持つ鑑定士が、正確な市場価値を見極めて、お客様の金を高価買取いたします。
ライフスタイルに合わせた3つの買取方法
『買取大吉』では、お客様のご利用しやすい方法を選んで買取ができます。
買取方法は以下の3つです。
買取方法
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詳細・特徴
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店頭買取
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・直接店舗に持ち込む
・買い物のついでに利用可能
・気軽に利用したい方におすすめ
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出張買取
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・スタッフが自宅を訪問
・持ち運びしなくても自宅で完結
・買取に出す品が多い方におすすめ
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宅配買取
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・商品を送って売却可能
・自宅にいながら完結
・仕事などで忙しい方におすすめ
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お客様のライフスタイルや状況に合わせて、最適な買取方法を選択できます。
無料査定でキャンセル料も不要
『買取大吉』では無料査定を実施中です。
店舗は貴金属に精通した鑑定士が常駐しており、予約なしでもご利用いただけます。
即日の現金化にも対応可能です。
査定料や買取時の手数料は一切いただきません。査定後のキャンセルも無料のため、安心してご利用いただけます。
※出張買取、宅配買取は事前申し込みが必要。
【Q&A】金製品の売却についてよくある質問

金製品の売却についてよくある質問は以下の通りです。
Q.X線検査装置の金額はいくらですか?
Q.金か金じゃないかを自宅で調べる方法はありますか?
Q.金はどこで売っても同じ買取価格ですか?
ひとつずつ回答します。
Q.X線検査装置の金額はいくらですか?
A.目安として、携帯型のハンディタイプでおおむね150〜400万円前後、据え置き型の高性能機では300〜1,000万円超になります。
中古機を選んでも数十万〜数百万円は必要で、保守契約や保証、消耗品などを含めると総コストは相当な金額になるでしょう。
個人が購入して自宅で使うのは現実的ではないため、貴金属店の無料査定や有料の分析サービスを活用するほうがおすすめです。
Q.金か金じゃないかを自宅で調べる方法はありますか?
A.前述した通り、自宅でできる一次チェックはいくつかあります。
磁石テストもありますが、金自体は非磁性でも留め具や合金成分が反応する場合があるため過信は禁物です。
最終判断や価格に関わる鑑定は、非破壊で成分を数値化できるX線検査や専門店の査定に委ねるのが確実といえます。
Q.金はどこで売っても同じ買取価格ですか?
A.同じではありません。
買取店ごとに当日の地金相場から、手数料や利益率などさまざまな要素が相まって金額が決定します。
また、ブランドジュエリーは素材価値に加えてデザイン・銘柄のプレミアが評価されることもあり、店舗による差がさらに広がります。
売却時は相見積もりを取り、買取金額を比較すると良いでしょう。
価値のわからない金製品は『買取大吉』で買取査定を受けよう

金は高価で人気のある資産ですが、見た目だけで本物かどうかを判断するのは難しい場合があります。
金の価値を把握するには、非破壊で純度や成分を正確に分析可能なX線検査がおすすめです。
ただし、厚いメッキやタングステンを内部に仕込んだインゴットのような特殊ケースでは制限もあるため、必要に応じて切断面を調べる場合もあります。
個人がX線装置を導入するのは現実的ではないため、信頼できる検査業者や買取店の無料査定を活用するのが合理的です。
価値のわからない金製品を手放す前に、X線検査で正しい査定を受けることをおすすめします。
買取を検討されている方は、ぜひお近くの『買取大吉』をご利用ください。
どんなお品物でも、どんな状態でも喜んで査定させていただきます。他社様で断られた物もがんばってお買取致します。こちらに載っていないものでもお気軽にお持ちください。