【グラフで解説】歴史を知れば高く売れる!過去10・30年における金の価格推移を紹介
2024年7月21日
「過去10年の金の価格グラフが見たい」
「金の価格はこれからどうなる?」
このように考えていませんか?
金の価格はここ数年で高騰しています。金へ投資している方は、購入したときと比べてどれほど高くなったのか気になるでしょう。
金を高く売るには今後の動向を予想して動く必要があります。金の性質は時代を経ても変わらないため、歴史と価格推移をチェックすれば、将来の動向を予想しやすくなるでしょう。
この記事では、金の価格が変動する要因と、過去10・30年における価格の推移を紹介します。今が金を売るべきタイミングかどうかも解説しているため、ぜひ参考にしてみてください。
<この記事でわかること>
- 金の価格が変動する要因
- 10・30年の推移グラフ
- 2000年以降のできごとと価格の推移のつながり
金価格が変動する4つの要因
金価格は常に変動しているため、売却する際の価格も一定ではありません。金を高く売るには、どのようなタイミングで価格が大きく変動するのか知ることが大切です。
ここでは金価格が変動する要因について、以下の点を解説します。
- 地政学リスク
- インフレ・デフレ
- ドルの価値
- 金の需給バランス
それぞれ見てみましょう。
地政学リスク
地政学リスクとは、地理的な位置関係において特定の地域が政治・軍事・社会的に緊張するリスクを指します。地政学リスクが高まる要因として挙げられるのは、テロ・紛争・政治不安などです。
テロや紛争などにより地政学リスクが高まれば、株式・債券の価値が下がる可能性が生じるため、多くの投資家は金を求めるようになります。
金は地政学リスクが高まっても価値は下がりにくい特徴があるためです。そのため、地政学リスクの高まりによって金の需要が増し、価格が高騰します。
反対に、地政学リスクが低くなれば、価値の上昇が見込まれる株式・債券の需要が増し、金の価値は下がる傾向です。
インフレ・デフレ
インフレによって物価が上昇すれば、貨幣の価値が下がります。貨幣の価値の低下が懸念されれば多くの資産家は安全資産である金を求めるようになり、結果的に金は需要が高まるのです。
一方、デフレによって貨幣の価値が上昇すれば、金の需要が減少し価格も下がる傾向があります。
ドルの価値
金を取引する際は「ドル」によって通貨表示するため、ドルの価値は金価格にも影響を与えます。
ドルの価値が高まれば金を購入するコストが増えるため、金の需要は下がる傾向です。反対にドルの価値が下がれば、金の購入コストが下がり、需要が高まります。
日本の「円」で金を売買する場合、金の価格はドル円の為替相場から影響を受けます。金1gが100ドルで取引される場合の円安と円高における価格を比べてみましょう。
【円安の場合(1ドル160円)】
100(ドル)×160(円)=16,000円
→金の価格は16,000円/g
【円高の場合(1ドル100円)】
100(ドル)×100(円)=10,000円
→金の価格は10,000円/g
上記のように、金の価格はドルの値動きから影響を受けます。そのため、金を売買する際は、ドル円の為替相場もチェックするとよいでしょう。
金の需給バランス
金は枯渇性資源であり、採掘できる量には限りがあります。そのため、需要が供給を上回れば価格が上昇する傾向です。
金を必要とする分野の急成長や、経済成長によって金の需要がより高まれば、価値が上がる可能性があります。
金は、投資以外にも、工業用品・医療用品・装飾品などの制作に必要な素材であり、さまざまな分野で利用される資源です。
また、需要量が変わらなくても、供給量が少なくなれば価格が高騰する場合があります。金の採掘量が減少するなど、供給量が大きく下がれば金資源の取り合いとなるため、価格が上がるのです。
反対に金の採掘量が増え、需要を供給が上回れば金の価格は下がる可能性があるでしょう。
金の価格推移グラフ
金の価格はここ数年で高騰しており、数十年前と今を比べると差は決して小さくありません。金の価格はどのように推移してきたのか確認してみましょう。
ここでは以下の2点を取り上げます。
- 10年グラフ|2015~2024年
- 30年グラフ|1995~2024年
ひとつずつ解説します。
10年グラフ|2015~2024年
金価格は2015~2024年の10年で以下のように推移しています。
※2024年の価格は7月11日時点のデータを参照しています。
2019年までは5,000円を下回っていましたが、2020年以降からは高い水準で推移しています。2023~2024年にかけて価格は急騰しており、過去最高価格である12,000円台を記録しました。
参考:田中貴金属工業株式会社|金価格推移
30年グラフ|1995~2024年
1995~2024年の30年間における金の価格推移は以下のとおりです。
※2024年の価格は7月11日時点のデータを参照しています。
1995年の金価格は1,200円台でしたが、下降傾向が続き2000年には1,000円台まで落ち込みました。
しかし、2001年からは徐々に上昇を続け、2010年には3,000円台に、2020年は6,000円台へと価格が高騰します。価格はさらに上昇し、2024年は1gあたり12,000円台で取引されています。
参考:田中貴金属工業株式会社|金価格推移
年別の金価格一覧表
過去10年における金価格の詳細については以下の表をご覧ください。
年 |
最高価格 |
最低価格 |
平均価格 |
2024年 |
12,375円 |
9,472円 |
10,924円 |
2023年 |
9,935円 |
7,909円 |
8,834円 |
2022年 |
8,154円 |
6,680円 |
7,649円 |
2021年 |
6,897円 |
5,930円 |
6,402円 |
2020年 |
7,063円 |
5,214円 |
6,122円 |
2019年 |
5,343円 |
4,521円 |
4,918円 |
2018年 |
4,827円 |
4,207円 |
4,543円 |
2017年 |
4,751円 |
4,410円 |
4,576円 |
2016年 |
4,655円 |
4,140円 |
4,396円 |
2015年 |
4,985円 |
4,184円 |
4,564円 |
※2024年の最高価格は7月11日時点のデータを参照しています。
※2024年の最低価格は1月9日時点のデータを参照しています。
2019年までは、金価格は上昇していたものの、大きな変化は見られませんでした。しかし、2020年から価格は高騰し続け、現在は歴史的最高値である12,000円台を記録しています。
2000年以降に金の価格が大きく上昇した理由については次項で紹介します。
参考:田中貴金属工業株式会社|金価格推移
2000年以降の金価格の推移
金価格は地政学リスクやインフレ・デフレなどの世界情勢によって価格が推移します。2000年以降は世界情勢に影響を与えるできごとが多数生じたため、金の価格にも影響を与えました。
ここでは、2000年以降の金価格について期間別に紹介します。
- 2000~2009年
- 2010~2019年
- 2020~2024年
金価格の歴史について理解を深めれば、将来の動向を推測する助けになります。それぞれ見てみましょう。
2000~2009年
1900年後半は、金価格が下降傾向にありましたが、2000年を境に上昇しました。その後は以下のできごとが要因となり、さらに価格が上昇したといわれています。
2000~2009年に起こったできごと
2001年 |
ITバブル崩壊
世界同時多発テロ
|
2003年 |
イラク戦争 |
2007年 |
サブプライムローン問題 |
2008年 |
リーマンショック |
2000年前半はバブル崩壊・テロ・戦争により、地政学リスクが向上し、金の需要とともに価格が高騰しました。
後半は、世界中に影響を与えたリーマンショックが発生しました。2008年までは徐々に上昇していた金の価格ですが、2009年に入ると下降傾向になります。
2010~2019年
リーマンショックを受け下降傾向にあった金価格は、2010年に再び上昇しました。大打撃を受けたアメリカ経済は2012年には回復の兆しを見せており、順調に金の価格は上昇します。
2013年には、金融政策緩和として実施された「アベノミクス」により円安となり、金の価格はさらに上昇します。
2020~2024年
金価格は2019年までは緩やかに上昇していましたが、2020年を境に大きく高騰しました。世界中に感染が拡大した新型コロナウイルスによるものです。
多くの企業が窮地に立たされ、金価格は7,000円台で取引されるようになります。感染症の収束後も、ウクライナ有事によって地政学リスクが高まり、さらに価格は上昇。
毎年のように歴史的最高値を塗り替え、2024年には1gあたり12,000円台の高値がつけられています。
金を売るなら今が絶好のチャンス
金の売却を検討しているなら、歴史的最高額を記録している今がチャンスです。現在は、経済情勢の先行きが不透明なため、価格が上昇しているといわれています。
そのため、金の価格は今後下落する可能性も十分に考えられるのです。金の価格は過去に暴落したことがあります。
暴落したのは1981年です。1978年までは、金貨価格は1,000円台を推移していました。
しかし、1980年までにイラン革命・第2次石油危機・テヘランのアメリカ大使館占拠事件や、アメリカと旧ソ連の対立により地政学リスクが上昇。金価格は6,000円台まで高騰しました。
金価格の高騰は大きな注目を集めましたが、翌年には半分以下の2,800円まで暴落します。アメリカと旧ソ連の緊張状態が緩和されたためです。
その後も金の価格は下落傾向が続き、一時は1,000円台で取引されるようになりました。
過去の経緯からわかるように、金価格は暴落する可能性はゼロではありません。異例のスピードで価格が高騰している今は、当時の状況と酷似しているとも捉えられます。
そのため、高値で取引されている今が絶好のチャンスといえるのです。将来金の価格については以下の記事でも紹介しているため、ぜひご覧ください。
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金を高く売るなら価格が高騰している今がおすすめ
金の価格は、過去10年で約8,000円も上昇しており、2024年には過去最高値である12,000円台を記録しました。
そのため、金の売却を考えている方は、今が絶好のチャンスといえるでしょう。金の価格は過去に暴落した経緯があります。
当時と今の状況は似ているため、これから下落する可能性も十分考えられます。そのため、少しでも高く売りたい方は、高値を叩き出している今がおすすめです。
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