【売り時を判断】金相場の10年後を予想|金を高く売るなら『買取大吉』
2024年6月29日
「金相場の10年後予想はどうなるの?」
「いま売るべきなのかわからない」
このような疑問はありませんか?
金相場は需要や世界情勢などさまざまな要因で日々変動します。売却を考える方にとって今後の動向が気になるところでしょう。
本記事では過去の相場変動をもとに、10年後の金相場を予想します。
<この記事でわかること>
- 金相場に影響を与える5つの要因
- 金相場の過去の動向
- 金の売り時の判断
金の売却を考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。
現在の金相場は過去最高水準
金相場を予想する前に現状を解説します。
田中貴金属工業によると2024年6月8日時点の金の参考小売価格は、1gあたり13,158 円(税込)で過去最高水準です。
金価格が高騰した理由は、不安定な社会情勢などが関係しています。
他にもさまざまな要因によって日々変動しています。売却を考えている方にとって、今後も高値が続くのか下落するのかは気になるでしょう。
相場を予想するには、影響を与える要因を知る必要があります。次項で理解を深めていきましょう。
金相場に影響を与える5つの要因
金相場はさまざまな影響で変動しますが、特に以下の5つが重要です。
- 金の需要
- ドルの値動き
- インフレの影響
- 地政学リスク
- 世界の金融状況
それぞれ解説します。
金の需要
金の需要が高まれば相場は高騰し、需要が低くなれば相場も下落します。
2024年現在、金の需要は多岐に渡り、ジュエリーや工業用、投資目的などさまざまです。
最大の需要はジュエリー市場であり、金を使用した指輪やネックレス、時計などさまざな商品に加工されています。
工業用としての利用はスマートフォンやパソコン、小型家電の基盤を構築する部品などです。
工業用の需要は、電子機器や医療機器の分野での技術革新に伴い、さらに拡大する可能性があります。
現物資産である金は価値が0になることはなく、投資対象としても人気です。今後も金の需要は高まると予想されるため、相場も上昇する見込みがあります。
ドルの値動き
金は通常、ドル建てで取引されており、ドルの価値が金相場に影響を与えます。
他の通貨と比べてドルの価値が高まれば、ドル以外の通貨で金を購入する方にとっては金が割高になります。この場合、金を購入するよりもドルを保有する価値が高まり、金への投資意識が低下し相場が下落傾向となるのです。
日本で金を取引する場合は、ドルとの為替相場も考慮しなければなりません。
日本の場合はドルで取引した金を円に換えて売買します。円安になると金をドル換算したときに多くの円が必要です。逆に売却する時には円安相場の方が円に換えたときに多くの金額を得られます。
以下に例をあげます。
<金1gあたり約75ドルの場合>
・円高
ドル/円レートが1ドル100円の場合:75ドル×100=7,500円
・円安
ドル/円レートが1ドル150円の場合:75ドル×150=11,250円
上記のように金の価格が変わらなくても、円で金を売買するときは円安になるほど金額が大きくなるのです。
日本は2024年6月現在、1ドル150円を超える円安となっているため、世界の金相場が下落しても円での取引は円安が続くかぎり、売却に有利です。
インフレの影響
インフレも金相場に影響を与える要因です。インフレが進行すると、紙幣の価値が下がるため資産を保存する手段として金を求めるようになります。
歴史的に見ても、高インフレ時には金相場が上昇する傾向があります。金がインフレに対するリスクヘッジとして機能するためです。
ちなみに、アメリカのインフレ率(物価上昇率)は平均3%程度で推移しており、2025年以降は2%程度で推移すると見られています。
インフレに傾くほど金相場も上昇しやすくなるでしょう。
地政学リスク
地政学リスクは戦争や政治的な混乱など、国際的な緊張が高まる状況を指します。
地政学リスクが増すと、安全資産としての金の需要が高まり、相場が上昇しやすくなるのです。
例えば、中東での紛争や大国間の緊張が高まると、投資家はリスクを避けるために金を買う傾向があります。
ただし、地政学リスクで上昇した相場は、資産の一時避難という側面があるため、リスクが鎮静化されると上昇した価格の巻き戻しが起こりやすくなります。
予想は難しいですが、世界情勢にアンテナを張っておくことが重要です。
世界の金融状況
世界の金融状況、特に中央銀行の政策や金利動向は金相場に影響を与えます。
金は債券や株式のように利息はつきません。世界の金融状況が良好なときには保有しているだけで配当利益が得られる株式などの資産に需要があつまり、金の価値が下落します。
一方で、金融状況が悪化し株価が下落すると、安全資産としての金の需要が高まり相場が上昇する傾向です。
2008年のリーマンショックでは金相場が一時的に下落し、年平均は約2,900円/gでしたが、3年後の2011年には年平均4,000円/gの上昇となりました。
金相場の過去10年以上の動向
(田中貴金属工業「金価格推移 年次価格推移」のデータをもとに作成)
上記は2000年以降の金相場の動向をグラフ化したものです。右肩上がりに相場が上がっていることがわかります。
短期的に見ると以下2つのイベントをきっかけに相場が急上昇しました。
- 2008年リーマンショック
- 2020年新型コロナウイルス
以下に詳しく解説します。
2008年リーマンショック
リーマンショックとは2008年9月15日にアメリカの大手投資銀行リーマン・ブラザーズの経営破綻をきっかけに発生した世界的な金融危機です。
金相場も影響を受け、2008年に2,937円/gだった平均小売価格は、2011年には4,060円/gと1,000円以上高騰しました。
リーマンショックによって株式への不安が大きくなり、投資家が安全資産である金の購入に走ったため、需要が高まり相場が高騰したと考えられます。
2020年新型コロナウイルス
新型コロナウイルスが流行した時期と金相場の関係も見てみましょう。新型コロナウイルスが流行する前の2019年の相場は4,918円/gでしたが、2021年には6,402円/gに高騰しています。
有事の金と言われるように、世界情勢が不安定なときほど金相場は上がりやすい傾向です。未知の感染症が流行した不安から、より安全な投資先を求めた結果、金相場が高騰したと見られています。
金相場の今後10年を予想|これからも上がる見込みはあるのか
過去10年以上の推移を見ると、短期間では上昇と下落を繰り返しつつ、長期的には値上がりしています。
この先の10年も、金の希少性や普遍的価値を考慮すると相場は上昇していくと予想されます。
しかし、売却したいタイミングで上昇するかの予想は難しく、短期的に暴落する可能性も否めません。
新型コロナウイルスはほぼ収束したと見られており、世界的な不安が解消されれば金以外の株式や不動産に注目が集まる場合もあるでしょう。
『買取大吉』の2024年6月時点の金買取相場は、13,049円/gと過去最高水準となっています。今後さらなる相場高騰を待つよりも、現在の価値を把握しておくことが重要です。
金を高く売るなら『買取大吉』へ
本記事では金相場に影響する要因や過去の動向を紹介しました。金相場は金の需要やインフレの影響、世界情勢などにより日々変動しています。
過去の推移を見ると右肩上がりで、今後も長期的に上昇していくと見られます。
しかし、短期的には急落する可能性はあり、所有している金の価値は明日も同じとは限りません。
現在、金相場は過去最高水準となっており売却のチャンスです。金を売るなら買取実績が豊富な『買取大吉』におまかせください。
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