「金の純度を表す文字を知りたい」
「純度ごとの特徴は?」
このように考えていませんか?
金の購入で気になるのは、金の純度ではないでしょうか。
純度ではK24やK18がポピュラーですが、特徴を知らない方も多いでしょう。
純度別の特徴を知ることにより、金の価値が分かります。本記事では、金の特徴を純度ごとに詳しく解説します。
<この記事でわかること>
- 金の純度について
- 純度ごとの特徴
- 金の本物と偽物の見分け方
- 『買取むすび』で利用できる3つの買取方法
金の純度とは?

金製品の価値を決める要素に「純度」があります。数字が高いほど純度が高く、その分価値も高くなる傾向です。
しかし、純度が高すぎると柔らかさが増し、変形しやすくなるデメリットもあります。
高純度の金はアクセサリーなどの加工品には向かないため、他の金属と混ぜ合わせて強度を高めます。
種類の違う金属を混ぜ合わせることを「合金」と言い、金の割合が低いほど硬度は増しますが、特有の美しい輝きや価値は低下する傾向です。
そのため、製品の用途や求められる特性に合わせて、最適な純度が選択されます。
金の純度を表すK刻印について

純度は一般的に、K(カラット:karat)という単位で表されます。
カラットは、100%を24とした24分率で表される金の割合です。
たとえば、K24は純度ほぼ100%を指します。ほぼと表現したのは、日本では100%ではなく99%以上の純度をK24としているからです。
K18の場合は75%の金と25%の他の金属からできています。細工のしやすさなどから日本でもっともポピュラーな金の割合といえます。
ジュエリー(金製品)に使われる純度とは?

金は用途に応じて様々な場面で使用されます。日本でみられる純度は、以下の5種類です。
それぞれ見ていきましょう。
K24
K24は、純度ほぼ100%の純金のことです。純金でできているため、腐敗や変色などのリスクがありません。
そのため、資産として長期間保有するのにおすすめです。一方、強度は低いため加工するような金製品には向いていません。
K24の買取については、以下の記事で解説しています。売る予定の方は、ぜひ参考にしてみてください。
K22
K22は、金の純度が91.6%を意味しています。
K24と比較すると知名度は劣りますが、頑丈で独特の雰囲気を味わえることから、ジュエリーとして利用されます。
ただし、傷が付きやすく変形しやすいデメリットです。
装飾品としての保管時やファッションで身に付ける時は、取り扱いに気を付けてみてください。
K18
K18は、純金よりも硬く、変形しにくい特徴を持つため、ジュエリーに最適な素材として知られています。
金の含有率が75%と高いため、高級感がありながらも、アレルギーを起こしにくいのが特徴です。
ネックレスや指輪はもちろん、時計やスマホケースなど、身の回りにはK18で作られた製品がたくさんあります。
K14
金の純度が58.5%の金属をK14と表記します。
金の他に多くの金属が混合されているK14は、価格が安く手に入れやすい特徴があります。
金の含有量が減るので、金特有の輝きが失われたり変色したりしやすくなる点がデメリットです。
強度は高いので、日常使いの文房具などに加工されます。
K14の買取については、以下の記事で解説しています。K14で売りたいアイテムがある方は、ぜひ参考にしてみてください。
K10
もっとも含有量が低いのがK10です。純度は41.6%で、加工しやすく手頃な価格なため、安価なジュエリー製品として販売されています。
ただし、金独自の輝きは弱く、変色やサビなども起きやすくなります。また、純度が低くなると金属アレルギーを発症するリスクも高くなるため、肌が弱い方はK18以上を身に付けるのがおすすめです。
K10の買取価格や高く売る方法については、以下の記事で解説しています。少しでも高く売りたい方は、ぜひ参考にしてみてください。

買取大吉
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メッキ・金張りなど類似刻印の意味:価値と耐久性を理解する

金製品を選ぶ際、「K18」や「K24」といった純度を示す刻印はよく知られていますが、「GP」や「GF」という見慣れない刻印に戸惑った経験はありませんか。
これらは金メッキや金張りといった特殊な加工が施されていることを示し、純金や高純度の金製品とは価値や耐久性が大きく異なります。
大切な金製品選びで後悔しないために、それぞれの刻印が持つ意味を正しく理解しましょう。
金メッキ(GP: Gold Plated)とは
金メッキとは、銀や銅など別の金属の表面にごく薄い金の層をコーティングした加工です。
「GP(Gold Plated)」の刻印が目印です。
主にアクセサリーや時計など、比較的手頃な価格帯の製品で多く使われています。
項目 |
説明 |
特徴 |
・金の層が非常に薄い(一般的には1ミクロン以下)
・見た目は金そのものに近い
・本物の金に比べて価格が大幅に安い
|
メリット |
・金の輝きを低価格で楽しめる
・デザインのバリエーションが豊富
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デメリット |
・金の層が剥がれやすい
・長期間の使用で変色や劣化が目立つ
・金としての資産価値はほとんどない
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金張り(GF: Gold Filled)とは
金張りとは、ベースとなる金属に比較的厚い金の層を圧着させた加工です。
「GF(Gold Filled)」の刻印で示されます。
金メッキよりも金の層が厚く、耐久性が高いのが特徴です。
項目 |
説明 |
特徴 |
・金の層がメッキより20~100倍ほど厚い
・見た目や質感が本物の金に近い
・「1/20 14K GF」など、金層の割合が刻印されることもある
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メリット |
・金メッキよりも剥がれにくい
・長期間使用しても金の輝きを保ちやすい
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デメリット |
・純金製品と比べると価値は低い
・使用状況によっては金層が摩耗する
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その他の類似加工・表記
金メッキや金張り以外にも、以下のような刻印が存在します。それぞれ加工方法や金の層の厚さが異なります。
刻印 |
意味・加工方法 |
RGP |
Rolled Gold Plate(金張りの一種) |
GS |
Gold Shell(金殻、金メッキの一種) |
GE/GEP |
Gold Electro Plated(電気メッキ) |
HGE/HE |
Heavy Gold Electroplate(厚付け金メッキ) |
1M/1/10 |
メッキや金張りの厚さ(例:1/10は全体の1/10が金) |
金メッキ・金張り製品に使われる主な刻印一覧
下記は、金メッキ・金張り製品でよく見かける刻印とその意味をまとめたものです。
刻印 |
加工方法・特徴 |
GP |
金メッキ(Gold Plated) |
GF |
金張り(Gold Filled) |
RGP |
金張り(Rolled Gold Plate) |
GS |
金殻(Gold Shell) |
GE/GEP |
電気メッキ(Gold Electro Plated) |
HGE/HE |
厚付け金メッキ(Heavy Gold Electroplate) |
1M/1/10 |
金層の厚さを示す(例:1/10 14K GFは全体の1/10が14金) |
これらの刻印は、指輪の内側やネックレスのプレート部分など、目立たない場所に刻印されていることが多いです。
金メッキ・金張りの価値と本物の金との違い
金メッキや金張りは、あくまで表面に金を施した加工品であり、内部は別の金属です。
純金やK18などの金製品と比較すると、金の含有量が圧倒的に少ないため、資産価値や買取価格は大きく異なります。
金メッキ・金張りの金含有量
加工方法 |
金含有量 |
金メッキ(GP) |
金の層はごく薄く、1kgあたり0.1g未満の金しか含まれない場合もあります。 |
金張り(GF) |
金メッキよりは厚いものの、全体の5%や1/20など、一部のみが金です。 |
金メッキ・金張りの寿命・耐久性
金メッキは摩耗や剥がれが起こりやすく、数年で輝きを失うこともあります。
金張りは比較的耐久性が高いものの、長期間使用すれば金の層が摩耗して下地が見えてくることもあります。
金メッキ・金張り製品の見分け方
見分け方 |
詳細 |
刻印の有無・種類 |
最も簡単な見分け方です。「K18」や「K24」などのみの刻印は高純度の金製品、「K18GP」「K18GF」などの刻印は金メッキ・金張り製品を示します。 |
磁石や重さ |
金は磁石に反応しませんが、金メッキや金張りは内部が別金属のため磁石にくっつくことがあります。ただし、内部が非磁性金属の場合は反応しないケースもあるため、あくまで参考程度です。 |
専門店での鑑定 |
刻印や簡易的な方法だけでは見分けが難しい場合も多いため、最終的には専門の買取店や鑑定士に相談するのが確実です。 |
金メッキ・金張り製品を購入・売却する際の注意点
注意点 |
詳細 |
刻印が示す加工方法の確認 |
購入前には必ず刻印を確認し、GPやGFなどの表記がないかチェックしましょう。「K18GP」や「K18GF」などは純金やK18製品とは異なります。 |
偽物・誤表記への注意 |
刻印が正確でない場合や、偽物の金製品も存在します。特に海外製品やノーブランド品は注意が必要です。 |
買取時の期待値・注意点 |
金メッキや金張り製品は、金そのものの価値としてはほとんど評価されません。売却時には本物の金製品と比べて大幅に安くなる、または買取不可となる場合もあるため、期待しすぎないことが大切です。 |
金と他の金属を混ぜる理由

金と他の金属を混ぜるのには強度を高める以外にも、3つの理由があります。
- カラーを変えるため
- 強度を高めるため
- コストを削減するため
それぞれ見ていきましょう。
カラーを変えるため
金は黄色く輝かしい特徴的な色を持っていますが、時には異なる色合いが求められる場合もあります。
そこで、他の金属との混合により金の色合いを変えるのです。
例えば、金に銀を混ぜてできるのがホワイトゴールド、パラジウムを加えるとピンクゴールドになります。
そのほかのカラーゴールドは、以下のとおりです。
強度を高めるため
金は非常に柔らかく、変化しやすいデメリットがあります。
宝飾品や貨幣などの実用的な用途には金の割合を減らす必要があります。
他の金属(銀や亜鉛)と金を混ぜることで、金の強度が向上するのです。
コストを削減するため
金は非常に高価な貴金属ため、他の金属を混ぜることにより、製造コストを削減できます。
ジュエリーでは、純度の低い金でも十分な性能を提供できるため、経済的な選択となります。
金の偽物を調べる方法

ここまで金の純度を解説しましたが、高価な金には偽物も多く存在します。偽物を見分ける方法として有名なのは、以下の2つです。
それぞれ見ていきましょう。
刻印を確認する
ジュエリーなどの金製品にはK18をはじめとした刻印がされています。刻印があれば本物の可能性があります。
ただし、刻印があるからといって100%本物という保証はできないため、他の確認方法も一緒に試すことがおすすめです。
また、海外で購入した製品には、1000分率で表記されている場合があり、K18は「750」K14は「585」と表記されてます。
日本と海外では刻印の表記が違う点も注意が必要です。
金の刻印の種類は、以下の記事で解説しています。ぜひ参考にしてみてください。
磁石を利用する
金は磁石に引き寄せられないという性質があります。
そのため、金製品に磁石を近づけてもくっつかない場合、偽物の可能性が高いと考えられます。
しかし、この方法だけでは、必ずしも本物かどうかを断定できません。金以外にも磁石に反応しない金属があるためです。
例えば、銀やプラチナなども磁石に引き寄せられません。
本物か正確に判断したい方は、専門の買取業者に査定してもらうことをおすすめします。
『買取大吉』では、査定員が金の査定を行っております。無料で査定いたしますので、お気軽にご利用ください。
金の買取は今が大チャンス

金の買取をお考えの方は、今がまさに大チャンスといえます。
金の価値は上がり続けており、2018年と比較すると1グラム当たり約7,000円高くなっています。
コロナウイルスから始まった世界情勢への不安視によって、金の価格が上昇したためです。
近年は円安の影響もあり、国内の金相場は歴代最高値となっています。
金を売るなら、今が絶好のタイミングです。
金の買取について詳しく知りたい方は、『買取大吉』の公式HPをご覧ください。
参考:田中貴金属工業公式HP
『買取大吉』での買取方法

『買取大吉』で利用できる買取方法を紹介します。
ご自身にあった方法を選択してみてください。
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まとめ:持っている金の純度を知って買取に出してみよう

純度は大きく5段階に分かれており、投資用に購入・所持するならK24の金がもっとも価値が高いといえます。
純度の特徴を知れば、持っている金がどのくらいの価値になるのか予想が付くため、買取に出す際の目安となるでしょう。
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