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【2025年版】金価格100年チャートから今後の見通しを徹底解説

【2025年版】金価格100年チャートから今後の見通しを徹底解説

2025年7月30日

「金価格は100年でどう変化しているの?」

「今は売り時?」

 

このような疑問をお持ちではありませんか?

 

金は価値が落ちにくいとされる資産の代表格です。しかし、相場は上下するため、いつ売るべきか迷う方も多いのではないでしょうか。

 

本記事では、過去100年のチャートをもとに、長期的なトレンドを読み解きつつ、2025年以降の価格見通しを解説します。売るタイミングのヒントや注意点も紹介するため、ぜひ最後までご覧ください。

<この記事でわかること>

  • 金価格100年チャートから見る歴史的な動き
  • 世界情勢と金価格の関係
  • 2025年以降の金価格の見通しと注意点

【1925〜2025年】金価格の100年チャートと歴史的背景

過去100年のチャートと、価格変動に影響を与えた出来事を見ていきましょう。

  • 1925〜2025年までの金価格チャート
  • 金価格の推移に影響した歴史的イベント

一つずつ解説します。

1925〜2025年までの金価格チャート

金相場が現在のように日々変化するようになったきっかけは、1971年の「ニクソン・ショック」にあります。1973年には、主要通貨の為替制度も固定相場制から変動相場制へ移行され、金のドル建て価格も市場の需給によって決まるようになりました。

 

日本国内の金チャートも国際相場に合わせて変動するようになります。

 

1925年〜2025年までの金価格は、以下の通りです。

※1973年4月以降は参考小売価格(税抜)の平均値を記載
※2025年の数値は、7月27日時点での7月の最高値

 

参考:​​ 田中貴金属工業株式会社「金価格推移」

金価格の推移に影響した歴史的イベント

1980年、ソ連のアフガニスタン侵攻により、世界の安全や安定が脅かされる状態となり、金価格は急騰して当時の最高値を記録しました。しかし、米ソ間の緊張がやわらぐと、金価格は下落に転じています。

 

2008年のリーマンショックが起こると、金融危機の中で投資家が現金を優先して金を売ったため、一時的に下落しています。しかし、FRB(連邦準備制度理事会)の利下げや大量の資金供給により、ドル安とインフレ懸念が強まりました。資産を守る手段として金が再評価され、需要が回復したのです。

 

2000年代から続いていた上昇傾向は、アメリカ経済が回復し、FRBが2014年に金融緩和を縮小し始めたため、下落を示しています。

 

2020年のコロナショックでは、株価が大きく下落するなか、初期は金価格も下がりました。しかし、投資家が現金より資産として金を選んだため早期に回復し、価格の上昇が続いています

【3つのシナリオ】金価格は今後どうなる?

金価格の上昇は続いていますが、どのタイミングで下落するか正確に見通すのは不可能です。

 

今後の金価格について、考えられる3つのシナリオを紹介します。

  • シナリオ①|価格が上昇し続ける
  • シナリオ②|価格が横ばいで推移する
  • シナリオ③|価格が下落に転じる

一つずつ解説します。

シナリオ①|価格が上昇し続ける

国際情勢の緊張や世界的な物価上昇などが続くと、金価格はさらに上昇する可能性があります。特に、米ドル安が進むと金の魅力が増し、資産の安全確保を目的とした需要が増大するでしょう。

 

また、世界経済の不透明感や金融市場の値動きが激しくなると、市場の不安定さを背景に安全資産である金に資金が流れやすくなり、価格が長期的に上昇していく可能性があります。

シナリオ②|価格が横ばいで推移する

世界経済が安定しつつも大きな成長は見込めず、金融政策も急激な変化がない場合、金価格は一定の範囲内で横ばいに推移する可能性があります。

 

インフレや地政学リスクが部分的に和らぐ一方で、中央銀行の買い増しといった要因も存在するため、大きな上昇や下落が抑えられる仕組みです。

 

金は資産の分散先として一定の役割を果たしますが、経済に大きな動きがない場合は、価格は比較的安定的に推移すると予想できます。

シナリオ③|価格が下落に転じる

米国の大幅な利上げや金融引き締めが長期間続き、世界経済の回復やドル高が顕著になると、金価格は下落に転じる恐れがあります。

 

金は利回りがないため、金利が高いときは他の資産の方が投資対象として好まれやすいのが特徴です。また、経済が安定してくると投資家は株などのリスク資産にお金を移すため、金への関心が弱まります。

 

さらに、物価の上昇が落ち着いたり、戦争や紛争などの地政学リスクが和らいだりすると、金を買って守ろうとする動きが減るため、価格は下落に転じるでしょう。

金価格が上昇する要因

金価格の上昇には以下の要因が関係しています。

  • 地政学リスクの高まり
  • インフレ率の上昇
  • 中央銀行による金の買い増し
  • ドル安の進行

それぞれ解説します。

地政学リスクの高まり

金価格は、国同士の緊張が増大した際に上昇しやすい特徴があります。戦争・政情不安・テロ・国際的な対立などが起こると、株式や通貨などのリスク資産は不安定になりやすく、リスクを避けるために金に資金が流れやすくなるためです。

 

不安定な状態が続くと、先の見通しがはっきりしなくなり、金の人気が高まります。投資家だけでなく、各国の中央銀行や政府系ファンドも金の保有を強化する動きを見せるため、需給バランスの面でも価格を押し上げる要因となります。

インフレ率の上昇

インフレ(物価の上昇)は金価格を押し上げる主要な要因の一つです。金は利子や配当を生まない資産であるにもかかわらず、「価値の保存手段」として長年にわたり信頼されてきたためです。

 

物価が上昇すると現金の購買力が低下しますが、金は実物資産であり、時間の経過とともに価値が相対的に保たれるとされています。

 

近年、エネルギー価格の上昇や人件費の高止まりなどの影響で、インフレ懸念は根強く残っています。インフレ率が上昇したままの環境では、金が資産防衛の選択肢として注目を集め続けることになるでしょう。

中央銀行による金の買い増し

各国の中央銀行が金の購入を積極的に進めると、金価格の押し上げにつながります。特に、ドル依存からの脱却や外貨準備の多様化を進める動きが顕著です。

 

世界最大の金保有国であるアメリカを筆頭に、中国・インド・トルコなどが自国通貨の信頼性を高めるために金準備を増やしています。

 

また、2022年以降、ロシア制裁を機に「ドルの武器化」への警戒感が高まり、安全な準備資産として金が再評価されている点も金価格上昇の大きな要因です。中央銀行は長期的な視点で保有を増やすため、買い支えは短期的な価格変動にも安定感を与えます。

ドル安の進行

金はドルで取引されているため、アメリカのドルの価値が金価格に大きく影響します。ドルの価値が下がると、他の通貨を使っている投資家にとって金が安く見えるため、金の需要が高まり、価格が上がりやすくなるのです。

 

たとえば、アメリカの景気が悪くなったり、国の借金が増えたり、中央銀行が金利を下げるような話が出てきたりすると、「ドルの先行きが不安」と考えられてドル安が進みます。

 

ドルの価値が下がると、反比例して金の価値が相対的に上がるという関係があり、金価格の中長期的な上昇を支える一因となっているのです。

金価格が下落する要因

以下のような状況が生じると、金価格が下がる可能性があるため、売るタイミングを見計らっている方は特に注意してみてください。

  • 米国の利上げや金融引き締め政策
  • 世界経済の安定と成長
  • 株式や他資産への資金流入
  • ドル高の進行

それぞれ解説します。

米国の利上げや金融引き締め政策

FRBが利上げや金融引き締めを行うと、金の価値は下がりやすくなります。利上げによって債券や預金の利回りが上昇し、利息を生まない金の魅力が相対的に低下するためです。

 

また、金融引き締め政策により、市場に流れる資金が減るため、株や不動産などの価格が下がる場合があります。

 

結果として、安全だとされる資産から、より利益を求める資産へ関心が移る動きが強まることで、金価格の下落要因になる場合もあるため注意が必要です。

世界経済の安定と成長

各国の経済が持続的に拡大している局面では、投資家のリスク選好が高まりやすく、金の需要は低下します。

 

経済指標が良好で企業収益が伸びている場合、株式や不動産などリスク資産への投資が増加し、相対的に金の需要は減少するでしょう。

 

たとえば、米国や中国の景気回復や、新興国経済の成長加速が続くと、金の魅力は薄れやすくなります。経済が好調なときは資金がリスク資産に流入する傾向が強まるため、金価格が下落しやすいといえるでしょう。

株式や他資産への資金流入

株式市場や不動産、仮想通貨など他の資産に投資が集中すると、金から資金が抜けて金価格が下がる場合があります。

 

特にテクノロジー株や新興市場の株に対する期待が高まると、投資家はより高い利益を狙って適した資産を選びます。このような状況では、リスクの高い資産が多く買われやすくなります。

 

金は安全な資産です。投資家の気持ちが安定し、リスクを取る姿勢が強まると金の売りが増えます

ドル高の進行

金は主にドルで取引されるため、ドル高が進行すると金は割高に感じられ、需要が減少しやすくなります。ドルの価値が上がると、異なる通貨を使用する投資家にとって、金の取得に必要な費用が増え、買い控えが生じやすいためです。

 

また、ドル高はアメリカの経済力や金融政策の強さを示す指標でもあり、米国債などのドル資産に対する魅力を高めます。

 

特に、FRBの利上げや経済指標の好調がドル高を加速させると、金価格は圧迫されやすくなります。歴史的にもドル高局面では金価格が軟調になる傾向が見られます。

 

【関連記事】

金を売るタイミングの見極め方

金価格は変動するため、売るタイミングがわからない方もいるでしょう。売るタイミングを見極める3つの方法を紹介します。

  • 金価格の推移を日常的にチェックする
  • 経済情勢や為替の影響を把握する
  • 目標価格を設定しておく

それぞれ見ていきましょう。

金価格の推移を日常的にチェックする

金の値動きは世界の市場動向や経済指標、為替の変動などにより日々変動します。売却のタイミングを見極めるには、定期的な価格推移のチェックが重要です。

 

特に価格が大きく上昇したり、一定の高値圏で推移している時期は、売り時の目安となります。値動きを追う際は、日次・週次のチャートやニュースを確認し、市場のトレンドや価格変動の激しさをチェックしましょう。

 

また、短期的な上げ下げに惑わされず、中長期的な視点でトレンドを見極めることもポイントとなります。

経済情勢や為替の影響を把握する

国際的な景気の変化や為替レートの動向は、金の値動きに直接的な影響を与えます。たとえば、地政学リスクの高まりやインフレ率の変動、中央銀行の政策変更などは値動きに大きく反映されます。

 

特にドルと金価格は逆相関の関係にあるため、ドル高やドル安の動きにも注意が必要です。売却のタイミングを考える際は、経済ニュースや政策発表をこまめにチェックし、市場の動向をチェックしてみてください。

 

金価格がどのような要因で動いているのかを理解し、適切な売却判断が可能になります。

目標価格を設定しておく

金を売る際は、事前に目標価格を設定しておくと決断しやすくなります。感情的な判断や市場の短期的な変動に左右されにくくなり、計画的に売却できるでしょう。

 

たとえば、購入価格に一定の利益率を上乗せした価格や、過去の高値水準を参考に設定するのがおすすめです。

 

また、「目標価格を達成したら必ず売る」と決めておくと、利益確定の機会を逃さずに済みます。市場の変動が激しい金投資では、事前に戦略を立てることが非常に重要です。

金を高く売るためのポイント

金を少しでも高く売却したい場合は、以下の3つのポイントを押さえておきましょう。

  • 金相場が高い時期に売る
  • 金の重量と純度を把握しておく
  • 複数の買取業者に見積もりを依頼する

それぞれ解説します。

金相場が高い時期に売る

金は日々価値が変動しますが、一般的に各国で経済に対する不安が広がり、生活費や物価が急に上がりそうな時に価格が上昇します。タイミングを見計らって売却するのが高値売りのポイントです。

 

金を売りたいと考えている場合は、金の値動きを定期的に確認しましょう。過去のトレンドや短期的な値動きも参考にするのもおすすめです。

 

価格の上昇局面を逃さず、焦らず冷静に判断して売却することが、金を高値で売るための成功のカギです。

金の重量と純度を把握しておく

金の価値は、重量と純度(カラット数)によって決まります。売却前に、お手持ちの金製品の正確な重量と純度を把握しておくことが、高値で売るための基本です。

 

正確な情報を持っていると交渉の際に有利です。たとえば、業者側に安く買い叩かれるリスクを減らせます。あらかじめ自分で確認しておくと、査定額が妥当かどうかを判断しやすくなり、不当な減額を受けずに済むでしょう。

 

【関連記事】

複数の買取業者に見積もりを依頼する

同じ金でも、買取価格は業者によって異なります。複数の買取店やオンライン業者に見積もりを依頼して比較するのがおすすめです。

 

より高い査定額を提示してくれる買取業者に売却しましょう。買取業者によっては、オンラインで簡単に査定できたり、無料査定を実施していたりするため、利用しやすいサービスを活用すると効率的です。

金を売るなら買取実績が豊富な『買取大吉』へ

『買取大吉』は金・貴金属の買取実績が豊富です。金の売却を検討されている方は、ぜひ『買取大吉』の無料査定をお試しください。

『買取大吉』には3つの買取方法があり、利用しやすいものを選べます。査定料や手数料、査定後のキャンセル料は無料です。

 

買取方法の特徴を紹介します。

買取方法

特徴

店頭買取

  • 店頭に品物を持ち込んで査定・買取
  • 予約不要でいつでも気軽に来店可能
  • ご成約時はその場で現金化

出張買取

  • ご自宅で査定・買取
  • 玄関先でも査定可能
  • ご成約時はその場で現金化

宅配買取

  • 品物を『買取大吉』に送り査定・買取
  • 全国どこからでも送料無料
  • ご成約後は口座振込にてお支払い

LINE査定 を利用すると、スマホで写真を送るだけで、おおよその査定金額を確認できます。「まずは査定額だけ知りたい」という方におすすめです。

 

さらに、 WEB査定 では買取に関する疑問を相談しながら進められるため、初めての方や不安がある方も安心してご利用いただけます。

【Q&A】金価格についてよくある質問

金価格についてよくある質問にお答えします。

  • Q.今は金を買うべきタイミングですか?
  • Q.金が暴落する可能性は高い?低い?
  • Q.金は今売るべきですか?

一つずつ見ていきましょう。

Q.今は金を買うべきタイミングですか?

A.金を買うべきかどうかは、投資目的や市場の状況によります

 

金価格は変動が大きく、短期的な価格調整も起こりやすいため、タイミングを見誤ると損失につながる可能性もあります。

 

長期的な資産分散やインフレヘッジを目的にするなら、分散投資の一環として少額から購入を検討するのが賢明だといえます。自分のリスク許容度や投資期間を考慮して判断しましょう。

Q.金が暴落する可能性は高い?低い?

A.一般的に、金が突然暴落する可能性は低いとされています。

 

金は長期的に価値を保つ資産として評価されており、景気の悪化や物価高、通貨への信用不安が広がると、多くの投資家が資産を守る手段として選ぶためです。

 

一時的には、政策の急変や経済の持ち直し、米ドルの上昇などによって、金の価格が大きく下落する可能性があります。金の採掘量は限られているため、株式などの金融商品と比べると暴落リスクは限定的だといえるでしょう。

Q.金は今売るべきですか?

A.金を売るべきかどうかは、資産状況や投資目的によって異なります

 

資産の一部を現金化したい場合は売却を検討してもよいでしょう。世界情勢や市場の動向が不安定だと感じたら、保有を続けるのも一つの戦略です。

 

短期的な価格変動に左右されず、目標価格に達した際に計画的に売るのが理想的だといえます。ご自身の投資プランを明確にし、売るタイミングを決定しましょう。

まとめ:金価格は長期的な上昇が期待できる

突然、金価格が急落する可能性はあります。しかし、過去100年のチャートから、今後も長期的に上昇する確立が高いといえるでしょう。

 

金の売却を検討中の方は、ぜひ『買取大吉』にお持ちください。純度がわからない金製品も丁寧に鑑定します。まずは無料査定をお試しください。

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