金相場高騰はいつまで続く?2025年と10年後の動向を徹底解説
2025年2月16日
「金が高騰しているけど、いつまで続くの?」
「持っている18金のアクセサリーを売りたいけど、売るタイミングがつかめない」
このように考えてはいませんか。
2025年時点で金は高騰し続けています。しかし、相場は上昇と下落を繰り返します。売買のタイミングによっては損をする可能性もあるため、相場の傾向を知るのが大切です。
本記事では、金が高騰している理由を解説し、2025年と10年後の2035年頃の金相場予測を考察します。
また、金の高騰に関するよくある質問にも回答しているため、金の売買に興味のある方はぜひ最後までご覧ください。
<この記事でわかること>
- 金高騰が続く理由
- 2025年の金相場予測
- 10年後・2035年頃の金相場予測
高騰が続く金相場の今後

本章では、今年(2025年)と10年後(2035年頃)の金相場を予測し、解説します。
- 2025年の金相場予測
- 【10年後】2035年頃の金相場予測
一つずつ、見ていきましょう。
2025年の金相場予測
2025年2月時点で、金の買取価格は過去最高値の15,547円/gを記録しました。
埋蔵量が限られる金は、需要が増えるほど希少価値が高まるため、相場も上昇します。
2025年においても、中国やインドの経済成長に伴い金需要が増加する見込みで、相場が上がり続けると予測されます。
また、アメリカや欧州では金利低下が続くと予測されており、これも金相場の上昇に有利に働くでしょう。
国際情勢の不安定さも、安全資産である金への資産シフトを加速させると考えられます。
これらの要因を総合的に考慮すると、2025年の金相場は引き続き上昇傾向にあると予測できます。
金相場の今後の動向は以下の記事でも解説しています。
【10年後】2035年頃の金相場予測
金高騰がいつまで続くかは明確ではないものの、専門家によると、10年後の2035年頃の金相場は現在の水準より高くなると予測されています。
金の需要が増加し続ける限り価格は上昇する見込みです。
ゴールドマン・サックスは2026年中に1オンスが3,000ドルに到達するという予測を発表しています。
1オンスは28.35gのため、1ドル150円換算で15,873円/g相当です。2025年2月時点の相場から、さらに300円/g程度は価格が上がると考えられるのです。
また、2030年には1オンス7,000ドルになると予測する専門家もおり、これは37,000円/gを超える価格です。
7,000ドルが極端な例だとしても、複数の専門家の予測から金相場は今後も上がり続けると考えて間違いないでしょう。
一方、海底採掘技術やリサイクル技術の発展により、供給量が増えれば金相場が下がる可能性もあります。
また、地政学的リスクが軽減されれば、安全資産としての需要が落ち着き、価格が下がる要因となるでしょう。
しかし、金の埋蔵量には限りがあり需要が根強いことを踏まえると、長期的な上昇傾向は続くと考えられます。
金相場の今後は以下の記事も参考にしてみてください。
金が高騰し続ける4つの理由とは

金相場は、さまざまな要因で変動します。本章では、金が値上がりする主な理由を以下の4つ解説します。
- 紛争や内戦・テロなどの有事への懸念
- 中央銀行の金購入が増加
- アメリカの金融政策
- 金の採掘量の減少と需要拡大
一つずつ見ていきましょう。
紛争や内戦・テロなどの有事への懸念
紛争やテロなどへの懸念や社会情勢の不安定化は、金相場を押し上げる要因の一つです。
ロシアのウクライナ侵攻や中東情勢の不安定化、台湾有事の懸念などが安全資産である金への需要を押し上げています。
株式や債券などの金融商品は、発行元が破綻すれば価値を失います。
しかし、現物資産である金が価値を大きく損なうのは稀なため、不安感が高まると安全資産への移動が図られるのです。
また、2025年1月に誕生した第二次トランプ政権による貿易摩擦激化への懸念も世界情勢への不安感につながり、金保有の動きを加速させています。
中央銀行の金購入が増加
中央銀行による金の買い増しも、金相場の高騰につながります。
中央銀行が金の保有量を増やす方針を取ると、金需要が高まって価格が上がる傾向にあるためです。
中央銀行が金を買うのは、安全資産である金に資産を移す「リスクヘッジ」で、個人投資家が金を買うのと同じ理由です。
世界経済への不安感や地政学的リスクの高まりによって、2024年には中央銀行の金購入量が過去最高を記録しました。
アメリカの金融政策
金相場は、アメリカの金融政策によっても変動します。
一般的に金相場は、アメリカの金利とは逆の相関関係があるとされます。つまり、米金利が上がると金相場は下がり、逆に米金利が下がると金相場は上がるのです。
現在、アメリカは低金利政策がとられており、2025年も利下げ継続が予測されています。
そのため、引き続き金相場にとっては上昇の追い風になるため、高値傾向が続くと考えられています。
金の採掘量の減少と需要拡大
金の採掘量が減少する一方、需要が拡大し続けているのも金相場高騰の大きな要因です。
地中の浅い部分の金鉱は、すでに掘り尽くされています。そのため、より深い場所を掘る必要があり、採掘コストが上がり続けているのです。
一方、中国やインドなどの新興国や、宝飾品やテクノロジー分野での需要が拡大し続けているため、金相場の高騰を招いています。
かつて金鉱が存在した日本においては、深部に金鉱があると期待され外資による採掘にむけた調査が行われています。
日本と金の関係が気になる方は、以下の記事もお読みください。
金は今買うべきか?それとも売るべきか

所有している金の売りどきを探る方がいれば、さらに相場が高騰するのを見越して購入を検討する方もいるでしょう。
本章では、金の購入と売却がそれぞれどのようなケースに適しているか解説します。
- 長期的な資産保全を考える場合は【購入】も視野に
- 金を長く保有している場合は【売却】の選択は吉
金の購入が適したケースから見ていきましょう。
長期的な資産保全を考える場合は【購入】も視野に
長期間の資産保全が目的なら、金の購入も視野に入ります。前述通り、金相場は今後も上昇が予測されています。
そのため、現在の高い相場で購入しても、時間をかければ利益が出る可能性が高いでしょう。
また、金は安全資産として揺るぎない価値があるため、経済の不安定さやインフレに対するリスクヘッジとしても有効です。
一方、金投資は「絶対的な安全資産」ではなく「相対的な安定資産」と認識しておくのが重要です。
投資に絶対はないため、長期的な資産保全を確実に保証するものではありません。
また、2025年2月時点で、金相場は過去最高水準に高騰しているため、投資の原則「安く買って高く売る」からは外れているのも留意しておきましょう。
金を長く保有している場合は【売却】の選択は吉
2025年2月時点の金相場は過去数年で見ても最高水準に高騰しているため、特に金を長期保有している場合は売却を検討してよいタイミングです。
例えば、20年前(2005年)に購入した1/4オンスコインにおける金の価値を見てみましょう。
20年前のおける金相場の平均は、1,619円/gでした。1/4オンスコインの金の重さは約7.09gです。
18金における金の含有率は75%のため、以下の式で金の価値が計算できます。
<20年前の1/4オンスコインの価値>
- 1,619円/g(金相場)×7.09g(金の重さ)×0.75(金の純度75%)=8,609円
次に、現在の相場を当てはめてみましょう。
<2025年2月時点の1/4オンスコインの価値>
- 15,442円/g(2025年2月11日時点)×7.09g×0.75=82,112円
実際に計算してみると、驚くほど価値が上がっているのがわかります。金相場は常に変動しており、今後の経済状況や地政学的リスクによっては価値が下がる可能性も十分にあります。
そのため、現在の高値で売却することはリスク管理の一環としても有効です。
長期保有している場合、すでに十分な利益が得られるタイミングのため、売却を検討してよいと考えられます。
【Q&A】金の高騰に関するよくある質問

金の高騰に関して、よくある質問を紹介します。
- Q.金を今買わない方がいいのはなぜですか?
- Q.金が暴落する可能性はありますか?
一つずつ、見ていきましょう。
Q.金を今買わない方がいいのはなぜですか?
A.購入を推奨しないケースがあるのは、現在の金相場が高く、下落した際に損をするリスクが高いためです。
金は株や預貯金のように配当や利子がなく、保有しているだけでは資産は増えません。
また、金投資は購入・売却にかかる手数料が高いため、短期的な投資には不利に働きます。従って、高値での購入は避ける傾向が強いのです。
Q.金が暴落する可能性はありますか?
A.金相場が一時的に暴落する可能性はあります。
現在、各地域での紛争やテロなどの懸念が高まっているため、安全資産である金への資産のシフトが大きく進んでいます。
しかし、ウクライナ侵攻や中東問題に改善の兆しが見えれば、金相場は下がると想定されます。
また、アメリカが金利引き上げの方針を取れば、逆相関の関係にある金相場は下落するでしょう。
長期的に見れば上昇傾向にある金も、短期的に下落する可能性は十分あります。
金相場の下落にはさまざまな要因が影響します。さらに知りたい方は、以下の記事も参考にしてみてください。
金製品を今売却して損をしない理由とは

金製品を今売却してどのくらい利益が得られるのか、20年前の相場と10年前の相場、現在の相場で価値を比較してみましょう。
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20年前:1,619円/g
(2005年の平均相場)
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10年前:4,564円/g
(2015年の平均相場)
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現在:15,442円/g
(2025年2月11日時点)
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18金の指輪(5g)
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6,071円
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17,115円
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57,907円
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14金のネックレス(50g)
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47,355円
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133,497円
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451,678円
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20金のネックレス(10g)
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13,486円
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38,018円
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128,631円
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22金のイヤリング(5g)
※片耳分
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7,423円
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20,925円
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70,801円
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20年前に購入した金製品は、ほぼ10倍まで価値が高まっています。
10年前の2015年に購入した金製品でも、3倍以上の価値がついているため、売却すれば相応の利益を得られる可能性が高いでしょう。
金の重さや純度によって、金製品の買取価格は変動します。お手元の金製品の最新相場での価値が知りたい方は、ぜひ『買取大吉』の無料査定を利用してみてください。
金製品の売却先に『買取大吉』がおすすめの理由

現在、金の相場が非常に高いため、お手元の金製品を売却するのに絶好のタイミングです。
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『買取大吉』は金や貴金属の買取実績が豊富で、金製品のデザイン性やブランド性などの付加価値を査定額に反映しているため、高額査定につながりやすい特徴があります。
海外との取引実績もあり、幅広い販路があるため、相場よりも高い価格で買取できるケースもあります。
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まとめ:金製品を売るなら『買取大吉』におまかせ

取引価格が上がり続けている金は、今まさに「売りどき」です。今後も上昇傾向が予測される一方で、世界情勢に大きな影響を受けるため、突然下落する可能性もゼロではありません。
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