「大掃除を始めたいけど、どこから手をつければいいのかわからない」
「もっと効率的な順番があるなら知りたい」
このように悩んでいませんか。
大掃除は、始める前の段取りが重要です。
本記事では、大掃除を効率的に進めるための正しい順番から不用品の処分方法まで解説します。
最後まで読んで、ぜひ参考にしてください。
〈この記事でわかること〉
- 大掃除を失敗しないための基本的な順番
- キッチンや浴室など場所別の効率的な掃除手順
- 大掃除で出た不用品の賢い処分方法
大掃除の基本|失敗しないための正しい順番

大掃除を効率的に進めるには、以下の順番を意識しましょう。
- 不用品の処分から始める
- 掃除は「上から下」「奥から手前」が鉄則
- 家全体の掃除は「部屋→玄関」の順番
一つずつ解説します。
不用品の処分から始める
大掃除を始める前に、不用品を処分しましょう。
使わない家具・家電・衣服などの不用品は先に片付けてください。
物が少なくなると、作業スペースが確保でき、作業効率が上がります。
使っていないものは、「残すもの」「捨てるもの」「売却するもの」に仕分けましょう。
掃除は「上から下」「奥から手前」が鉄則
掃除は、「上から下」「奥から手前」の順番で進めましょう。
「上から下」とは、天井・照明器具・棚の上などの高い場所から掃除を始め、最後に床を掃除する流れです。
ホコリや汚れは、下に落ちていくため高い場所を先に掃除し、最後に床の掃除をしましょう。
同様に「奥から手前」は、部屋の奥から入口に向かって掃除を進めるのが基本です。
この流れで行うと、綺麗になった場所を汚さずに、ホコリを部屋の外に掃き出せます。
家全体の掃除は「部屋→玄関」の順に進める
家全体を掃除する場合、リビングや寝室といった部屋の掃除を済ませ、最後に玄関を掃除するのが効率的です。
各部屋で出たホコリは、最終的に玄関を通って外に吐き出すように進めると良いでしょう。
大掃除を始める前の準備と確認事項

掃除を始める前に、以下の3つの準備を整えましょう。
- 無理のないスケジュールを立てる
- 必要な掃除道具をリストアップする
- 事前に不用品の仕分けを済ませておく
それぞれ解説します。
無理のないスケジュールを立てる
大掃除の前には、無理のないスケジュールを立てることが重要です。
1日で一気に終わらせようとすると、肉体的・精神的にも負担が大きくなります。
まず、掃除したい箇所をリストアップし、それぞれにかかる時間を見積もりましょう。
1日で終わらせようとせず、掃除したい箇所を分けて、無理のない範囲で着実に進められるスケジュールを立てましょう。
家族がいる場合は、スケジュールを共有し、協力を仰ぐことも大切です。
必要な掃除道具をリストアップする
掃除を始めてから洗剤がないことに気づくと、作業が中断してしまいます。
必要な掃除道具をリストアップして揃えておきましょう。
必要な掃除道具は、以下のようなものが挙げられます。
- ゴミ袋
- 雑巾やマイクロファイバークロス
- ゴム手袋
- スポンジやブラシ
- 洗剤(中性・アルカリ性・酸性など)
特別な道具を揃えなくても、着古したTシャツを雑巾の代わりに使うなど、身近なもので代用しても良いでしょう。
事前に不用品の仕分けを済ませておく
大掃除当日に、不用品の仕分けを行うと時間がかかり、掃除が進みません。
まずは「残すもの」「処分するもの」の判断を済ませておくと、スムーズに作業が進められます。
自治体の粗大ゴミ回収には、予約が必要な場合もあるため、早めに手配を済ませましょう。
不用品を事前に処分しておけば、大掃除当日は掃除だけに集中でき、作業効率が向上します。
【場所別】大掃除の効率的な手順とコツ

大掃除の事前準備が理解できたら、場所ごとの具体的な手順を理解しましょう。
- キッチン|油汚れが溜まりやすい場所から
- 浴室・トイレ|カビや水垢をまとめて落とす
- リビング・寝室|ホコリを舞わせずに掃除する
- 玄関・窓|家の顔をきれいにして仕上げる
一つずつ解説します。
キッチン|油汚れが溜まりやすい場所から
キッチンは油汚れや焦げ付きなど、頑固な汚れが溜まりやすい場所です。
つけ置き洗いをしながら、以下の手順で進めましょう。
【キッチン掃除の手順】
1.頑固な油汚れが付着する換気扇のフィルターやコンロの五徳は、アルカリ性洗剤を溶かしたお湯につけ置きする。
2.つけ置きの待ち時間に、排水口のゴミ受けを掃除し、シンク全体を磨く。水垢にはクエン酸が効果的。
3.フィルターや五徳に浮き上がった汚れをブラシでこすり洗いし、水ですすぐ。
4.油はねや調味料の汚れが付いた床や壁を拭き上げる。
冷蔵庫も忘れずに掃除しましょう。
中身を整理しながら、棚を取り外して水洗いし、外側も丁寧に拭きます。
浴室・トイレ|カビや水垢をまとめて落とす
湿気が多い水回りは、汚れの種類に合わせた洗剤の使い分けと、つけ置きの活用がポイントです。
【浴室掃除の手順】
1.浴室のゴムパッキンやタイルの目地にカビ取り剤を塗布し、規定時間放置する。
2.カビ取り剤を放置している間に、鏡や蛇口に付いた水垢を、酸性洗剤を使って磨く。
3.浴槽・排水口・エプロン内部・床を洗い、最後にカビ取り剤を流してから洗う。
【トイレ掃除の手順】
1.便座の内側・フチ裏に洗剤を塗布し、ブラシでこすり洗いする。
2.便座の表裏やタンクの手洗い部分を拭く。
3.便器と床の境目と壁の汚れを拭き取る。
排水口やエプロン内部は見落としがちなポイントです。忘れないように、注意しましょう。
リビング・寝室|ホコリを舞わせずに掃除する
リビングや寝室は、ホコリが溜まりやすい場所です。
「上から下」を徹底し、ホコリが舞わないように掃除を進めましょう。
【リビング・寝室掃除の手順】
1.照明器具・カーテンレール・エアコンなどの高い場所のホコリをハンディモップなどで取り除く。
2.テレビ・棚・テーブルといった家具や家電を拭く。このタイミングで、カーテンなどの布製品は洗濯する。
3.床全体の掃除機がけやフローリングワイパーで拭き掃除を行い、床に落ちたホコリをすべて取り除く。
家具の隙間や裏側も見落としがちなポイントです。
本棚やテレビ台を少し動かして、裏側のホコリや壁の汚れを拭き取りましょう。
布製のソファやクッションは、掃除機でホコリを吸い取り、可能であれば天日干しをすると清潔さが保てます。
玄関・窓|家の顔をきれいにして仕上げる
大掃除の締めくくりとして、玄関と窓をきれいに仕上げましょう。
【玄関・窓掃除の手順】
1.網戸のホコリをブラシなどできれいに落とし、窓ガラスを拭く。ガラス用の洗剤を使うと、拭き跡が残りにくく、きれいに仕上がる。
2.靴箱の中身を一度すべて出し、不要な靴を処分する。その後、固く絞った雑巾で拭き、靴を靴箱に戻す。
3.玄関のドアノブやドア全体を拭き、たたきを掃いて砂やホコリを取り除く。
窓ガラスの内側と外側の両方を拭くことで、部屋全体が明るくなります。
大掃除の効率を上げる3つのコツ

基本的な順番や手順に加えて、以下のような工夫でさらに効率化できます。
- 家族やパートナーと役割分担する
- つけ置き洗いなどを活用し「ながら掃除」を実践する
- 便利な掃除グッズを取り入れる
一つずつ見ていきましょう。
家族やパートナーと役割を分担する
一人ですべてをこなそうとすると、膨大な時間がかかるため、家族やパートナーと協力して役割を分担するのが効果的です。
分担の方法は、場所や得意な作業で決めると良いでしょう。
また子どもがいる家庭では、簡単な作業を任せることで、掃除に参加する意識が育てられます。
つけ置き洗いなどを活用し「ながら掃除」を実践する
頑固な汚れを落とすには、時間がかかります。
キッチンの換気扇フィルター・コンロの五徳・浴室の小物などを洗剤につけ置きしている間に、別の場所の掃除を進める「ながら掃除」がおすすめです。
つけ置きしている時間を有効活用することで、作業時間を大幅に削減できます。
便利な掃除グッズを取り入れる
掃除の手間を軽減できる便利グッズがあります。
例えば、洗剤を使わずに汚れを落とせるメラミンスポンジや、細かいホコリを絡め取るマイクロファイバーなどです。
掃除する場所や汚れの種類に合わせて取り入れると、作業効率が向上します。
大掃除で出た不用品の処分方法

大掃除で出た不用品の処分方法は、主に以下の3つです。
- 自治体で処分する|ルールを守れば確実に片付く
- フリマアプリで売る|手間はかかるが高値を狙える可能性
- 買取専門店に依頼する|手間なくまとめて現金化できる
それぞれ見ていきましょう。
自治体で処分する|ルールを守れば確実に片付く
自治体での処分は、収集日に合わせて出すと確実に処分できることがメリットです。
ただし、粗大ゴミは事前に申し込みや手数料が必要であったり、家電リサイクル法の対象品目は処分方法が異なったりするため、注意しましょう。
自治体の処分では、価値があるものでも現金化はできません。
フリマアプリで売る|手間はかかるが高値を狙える可能性
まだ使えるものや人気のある品物は、フリマアプリを利用して売るのも一つの手です。
自分で価格設定できるため、納得のいく価格で売れる可能性があります。
ただし、商品の撮影・購入希望者とのやり取り・梱包・発送まで、すべて自分で行う手間がかかることがデメリットです。
また、すぐに売れるとは限らないため、急いで片付けたい場合はフリマアプリでの処分はおすすめできません。
買取専門店に依頼する|手間なくまとめて現金化できる
さまざまなジャンルの不用品を、手間をかけずにまとめて処分したい場合は、買取専門店への依頼がおすすめです。
専門知識を持った鑑定士が不用品の価値を見極めてくれるため、自分で相場を調べる必要がありません。
またフリマアプリのような出品や発送の手間もなく、その場で現金化できる点もメリットです。
まとめて処分したい不用品は『買取大吉』の出張買取が便利

不用品に価値があるかどうかは、買取専門店に査定依頼をおすすめします。
『買取大吉』では、以下の方法で不用品の買取依頼が可能です。
- 持ち運びが大変な品物や、点数が多い場合に「出張買取」が最適
- 状況に応じて「店頭買取」「宅配買取」も選べる
それぞれ紹介します。
持ち運びが大変な品物や、点数が多い場合に「出張買取」が最適
不用品には、大型家具や家電、または点数が多くて持ち運びが難しいケースもあります。
『買取大吉』では査定料・出張料などが無料の「出張買取」に対応しています。
鑑定士がご自宅に伺い、その場で査定から買取まで行うため、不用品を持ち出す手間がかかりません。
状況に応じて「店頭買取」「宅配買取」も選べる
『買取大吉』では、出張買取の他にも、お客様のご都合に合わせた買取方法を用意しています。
お近くの店舗に直接持ち込む「店頭買取」や、自宅から不用品を送るだけの「宅配買取」も利用可能です。
状況に合わせて最適な買取方法を選べるため、どなたでも安心してご利用いただけます。
【Q&A】大掃除に関するよくある質問

大掃除に関するよくある質問は、以下の通りです。
- Q.大掃除をやってはいけない日はありますか?
- Q.時間がない場合、どこを優先して掃除すべきですか?
- Q.大掃除はいつまでに終わらせるのが理想ですか?
ひとつずつ回答していきます。
Q. 大掃除をやってはいけない日はありますか?
A.年末の12月29日と12月31日は避けた方がよいとされています。
29日は「二重苦(にじゅうく)」を連想させ、縁起が悪いとされるためです。
また、31日の大晦日に掃除すると、新年の神様を迎える準備が「一夜飾り」となり、神様に対して失礼にあたると考えられています。
Q.時間がない場合、どこを優先して掃除すべきですか?
A.すべてを掃除できない場合は、人が集まる場所や汚れが目立つ場所を優先するのがおすすめです。
具体的には、キッチン・浴室やトイレなどの水回り・リビング・玄関を優先して掃除しましょう。
時間がない場合は、完璧を目指さずに「目立つ汚れを落とす」「目につく場所をきれいにする」という考え方で進めるのが現実的です。
Q.大掃除はいつまでに終わらせるのが理想ですか?
A.一般的に、12月28日までに終わらせるのが理想とされています。
前述の通り、29日と31日は避けましょう。
28日は末広がりの「八」がつき、縁起が良いとされているからです。
遅くとも30日中には終わらせて、余裕を持って新年を迎えられるように計画を立てましょう。
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まとめ:順番を決めて動けば大掃除は短時間で終わる

本記事では、大掃除を効率的に進めるための順番・場所ごとの手順・準備のポイントを紹介しました。
大掃除は行き当たりばったりで始めるのではなく、事前に計画を立てて、正しい順番で進めることが大切です。
大掃除で出た不用品の中には、思わぬ価値がつくものがあるかもしれません。
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