【2024年6月最新】プラチナの買取価格はこれからどうなる?最新相場と今後の傾向を解説
2024年6月29日
「プラチナの買取価格がこれからどうなるか知りたい」
「金相場は上がっているけど、プラチナは?」
このように考えていませんか?
以前、プラチナ相場は金相場よりも高値でしたが、2015年ごろを境に逆転しました。
本記事では、プラチナ相場が下がった主な2つの理由を解説します。
プラチナ相場下落の理由がわかれば、今後の相場傾向についても予測が立ちます。
プラチナの買取価格をアップさせるコツもわかるため、ぜひ最後までご覧ください。
<この記事でわかること>
- 金・プラチナ相場推移
- プラチナの買取価格がこれからどうなるか
- プラチナを高く売るコツ
プラチナ相場が変動する要因
参考:田中貴金属工業
プラチナは金を凌ぐ希少性から2011年以前は金よりも相場が高い時期もありました。
しかし現在は金が高騰し、プラチナは一旦下落後、やや相場を戻しつつある状況です。
近年のプラチナ相場変動の主な原因は、以下の2つです。
一つずつ解説します。
自動車産業の動向
プラチナの相場が一時下落した原因として、自動車産業における需要の減少が挙げられます。
日本ではジュエリーのイメージが強いプラチナですが、需要の約70%は工業用です。
そのうち約40%が自動車産業での需要であるため、自動車産業の動向がプラチナ需要に強く影響します。
自動車産業でプラチナは、ディーゼル車・ガソリン車などの有毒ガスを無害なガスに変換する触媒として使われています。
近年の世界的な脱ディーゼルの傾向に加えてリーマンショックによる経済危機、またコロナ禍の自動車製造の落ち込みなどでプラチナの需要も減少しました。
そのため、プラチナ相場も下落したのです。
世界情勢や南アフリカの景気
プラチナの相場は、主な原産国である南アフリカの景気に強い影響を受けます。
金は埋蔵量が限られているものの世界各地で採掘可能です。
しかしプラチナは限られた場所でしか産出されず、約70%が南アフリカ、次いでロシアの産出量が多く、上位2国で総需要量の約80%を占めています。
そのため、南アフリカやロシアが不安定になれば産出量にも影響が生じます。
特に約70%を産出する南アフリカの経済状態や情勢によって、プラチナ相場は大きな影響を受けるのです。
具体的には南アフリカの通貨「ランド」が下落すると、プラチナ相場も下落する傾向にあります。
リーマンショックのリスク回避のためランドが暴落した際、連動してプラチナ相場も暴落しました。
プラチナの買取価格はこれからどうなる?
プラチナ相場は今後、微増傾向が続くというのが大方の予測です。
つまり、プラチナの買取価格も緩やかに上昇を続ける可能性が高いといえます。
プラチナ需要の多い自動車業界では、ディーゼル車が減る一方、燃料電池車(FCV)やエコカーは増加しています。
プラチナはディーゼル車と同じ排気ガス浄化の触媒として、燃料電池車やエコカーでも利用される素材です。
特に燃料電池車(FCV)は、ディーゼル車の約10倍もプラチナを必要とするため、製造台数が増えればプラチナ需要も高まります。
またガソリン車の触媒として、従来利用していたパラジウムが高騰したため、代替触媒としてプラチナが利用されています。
中期的な予測では、用途が再びパラジウムに戻る可能性は低いと予測されているのです。
そのため、ガソリン車の触媒用途でも引き続き一定の需要があるでしょう。
また、地球温暖化対策として石油や天然ガスに代わり水素エネルギーを使う水素社会においてもプラチナは欠かせない存在です。
一方で、プラチナ相場に大きな影響を与える南アフリカ・ロシアを含めた世界情勢については、予測しきれません。
そのため、プラチナの今後については不透明な部分も多いでしょう。
プラチナを高く売却するためのポイント
プラチナを買取してもらう際に、査定額を高くするためのポイントは以下の3つです。
- 円安のタイミングを狙う
- 付属品を揃える
- 鑑定士が在籍する買取専門店で売却する
売却のタイミングから解説します。
円安のタイミングを狙う
プラチナを買取に出す際は、円安のタイミングを狙いましょう。
世界市場においてプラチナの取引はドル建てが基本です。
しかし日本の場合はドルを円に替えてからの取引になるため、円安になるほど日本ではプラチナの取引価格が上がります。
このところ過去に類を見ないほどの円安が続いているため、プラチナを売却したい方にとっては絶好のタイミングといえるでしょう。
円安傾向は長く続いていますが、いつ円高に転じるかは予測が難しい傾向にあります。
そのため今のタイミングで売却するのも一案です。
付属品を揃える
プラチナに限らず、アイテムを売却する場合、購入時の状態に近いほうが買取価格がアップします。
そのためプラチナのアクセサリーも、購入時に付属していたケースや紙袋、保証書などの付属品が揃っていたほうが高額査定につながります。
付属品が劣化していたり、状態が悪かったりする場合も、一緒に査定に出すのがよいでしょう。
鑑定士が在籍する買取専門店で売却する
プラチナは、鑑定士が在籍する買取専門店で売却するのがよいでしょう。
プラチナの指輪やネックレスは、デザイン性やブランドで付加価値が生じ、買取価格の上乗せが期待できるためです。
例えば、ハリー・ウィンストン(HARRY WINSTON)カルティエ(Cartier)などのラグジュアリーブランドは、査定額アップにつながる可能性が高まるでしょう。
プラチナの取り扱いが多い買取業者に所属している鑑定士であれば、多くの経験を積んでいるため鑑定力が高く、付加価値をしっかり鑑定してもらえます。
『買取大吉』はプラチナの買取に力をいれており、買取実績も豊富です。いつでもスマホから依頼できるLINE査定で、無料査定を依頼してみてください。
【注意点】買取価格はプラチナの純度も影響する
プラチナの買取価格をプラチナ相場から予測しても、思ったような買取金額にならない可能性があるため注意が必要です。
プラチナの買取価格は、刻印によって異なります。
プラチナ相場は純度99.9%(Pt1000・Pt999)を基準にしていますが、指輪などの貴金属に使われることが多いのは純度95%(Pt950)や、純度90%(Pt900)です。
5%ないしは10%の混ぜ物をすることで強度を確保し、繊細なジュエリーも扱いやすくしているのです。
純度が低くなると、買取価格もプラチナの相場より下がります。
例えば純度90%(Pt900)の3gのプラチナの指輪の場合、5,385 円(2024年06月19日)× 3g×0.90=14,539円となります。
一方、Pt1000(Pt999)だと16,155円になるため、1,600円程度の差が出る計算です。
プラチナの買取については、以下の記事も参考にしてください。
【プラチナ相場は先行き不透明】円安のタイミングでの売却は吉
プラチナを売却する場合、円安の今は適したタイミングです。
自動車産業において、エコカーや燃料電池車(FCV)でプラチナ需要が見込まれます。
特に燃料電池車(FCV)では、政府の支援策や補助金などによるものの、今後30年で大きく伸び、プラチナ需要を後押しする見方があります。
しかしプラチナは、埋蔵量が少ない素材です。
各自動車メーカーが先を見据え埋蔵量が減りゆくプラチナに変わる素材を見つけたり、作り出したりする可能性もゼロではありません。
またプラチナを利用しない電気自動車の製造割合が増えれば、自動車産業でのプラチナ需要が減るというAI予測もあります。
前述どおり、原産国である南アフリカやロシアの状況も深く関わってくるでしょう。
そのため、長期的なプラチナの相場は上がる傾向とされているものの、確実なものではないのです。
プラチナの売却を考えている場合、歴史的な円安となっている現在は売り時です。
査定を依頼し、自分が納得できる価格であれば売却するのもよい選択といえるでしょう。
【まとめ】プラチナは経験豊富な鑑定士が在籍する『買取大吉』におまかせ
プラチナは自動車産業での需要割合が多く、原産国が南アフリカ・ロシアの2国に集中しています。
そのため、自動車産業の動向や、原産国の景気などが相場に大きく影響します。
今後も主に自動車産業での需要拡大が見込まれるものの、一方で需要が減少する可能性も指摘されているため、先行きは不透明な状況です。
まれに見る円安の今は、プラチナを売却するのに適したタイミングです。
デザイン性やブランド性も確実に鑑定できる買取業者に売却するのがよいでしょう。
『買取大吉』には経験豊富な鑑定士が在籍し、お客様のプラチナを他社に負けない価格で買取いたします。
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