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【偽物に要注意】刻印で偽物のエルメスを見分ける方法を解説|刻印の見方や種類についても紹介

【偽物に要注意】刻印で偽物のエルメスを見分ける方法を解説|刻印の見方や種類についても紹介

2024年9月19日

「エルメスの刻印で偽物を見分けられる?」

「刻印の見方が知りたい」

このように考えていませんか?

 

エルメスのバッグは人気が高く、新品・中古品問わず高値で取引されています。しかし、不当な利益を得ようとする人が後を絶たず、精巧な偽物も出回っているのが現状です。

 

刻印は製造時に施されるマークのため、本物と偽物を見分ける材料になると考える方もいるでしょう。確かに刻印は鑑定する際の重要なポイントです。

 

この記事では、エルメスバッグの本物と偽物を見分ける方法や、刻印の見方・種類について紹介します。エルメスバッグをお持ちの方は、ぜひ参考にしてみてください。

 

<この記事でわかること>

  • エルメスの刻印の見方
  • 刻印一覧表
  • 本物と偽物を見分ける方法

エルメスの刻印の特徴

エルメスの刻印について以下の点を解説します。

 

  • 【種類別】刻印される場所
  • 刻印が無いアイテムもある

 

それぞれ見てみましょう。

【種類別】刻印される場所

刻印には、製造した時期・場所・手掛けた職人の情報などが記されています。

 

本物と偽物を見極める大切なマークでもあるため、刻印は経年劣化で視認しにくくなる場所を避けて施されます。ただし、刻印の場所は、バッグの種類によって異なります。

 

以下の表で種類別の刻印場所を紹介しているため、チェックしてみてください。

バッグ別の刻印の場所

バッグの種類 刻印がある場所
バーキン ベルトの裏

正面左側のマチ部分

ケリー ベルトの裏

正面左側のマチ部分

ジプシエール ベルトの裏
ピコタン

ピコタンロック

金具付近
ボリード ファスナー近くのタブ
リンディ 留め具付近のベルト裏

サイドポケット

シェルパ 内側ポケットの上部

刻印が見当たらない場合は、表の場所を探してみるとよいでしょう。ただし、刻印の場所は必ず上記どおりとは限りません。同じ種類のバッグでも製造年によって刻印の場所が変わるためです。

刻印が無いアイテムもある

刻印を探しても見当たらない場合もあるでしょう。細部まで探しても見つからなければ偽物と疑うかもしれませんが、本物にも刻印の無いアイテムがあります

 

製造時点で刻印を施していないケースがあり、製造過程でのミスではありません。刻印の有無や場所に厳密なルールはなく、職人に任されています。

 

職人が何かしらの理由で刻印を施していない場合があるのです。また、使用方法や経年劣化によって薄れる場合もあります。

 

刻印が無いからといって偽物と決めるのは早計といえるでしょう。

エルメスの刻印の見方

刻印の見方

先に述べたように、エルメスの刻印には製造した時期・場所・手掛けた職人の情報が記されています。上記の画像のように英字と数字が組み合わされている記号が刻印です。

 

画像を例に解説すると、頭文字の「D」は製造年を、後に続く「AM007」は製造した場所や手掛けた職人を意味しています

 

「D」は2019年に製造されたことを示す頭文字です。製造年と刻印の関係については次章で紹介するため、ぜひご覧ください。

 

製造年は判別できますが、製造した場所・職人の情報は公開されておらず、読み取るのは不可能です。

エルメスの刻印一覧表

エルメスの刻印について以下の点を見てみましょう。

 

  • 年代別の刻印一覧
  • 特殊な刻印一覧

 

それぞれ紹介します。

年代別の刻印一覧

先に紹介したように、刻印の頭文字に来る英字から製造年を判別できます。製造年と英字については以下の表をご覧ください。

1964~1970年

製造年 刻印の種類
1964年 T
1965年 U
1966年 V
1967年 W
1968年 X
1969年 Y
1970年 Z

1971~1996年

製造年 刻印の種類
1971年

1972年

1973年

1974年

1975年

1976年

1977年

1978年

1979年

1980年

1981年

1982年

1983年

1984年

1985年

1986年

1987年

1988年

1989年

1990年

1991年

1992年

1993年

1994年

1995年

1996年

1997~2014年

製造年 刻印の種類
1997年

1998年

1999年

2000年

2001年

2002年

2003年

2004年

2005年

2006年

2007年

2008年

2009年

2010年

2011年

2012年

2013年

2014年

2015~2023年

製造年 刻印の種類
2015年 T
2016年 X
2017年 A
2018年 C
2019年 D
2020年 Y
2021年 Z
2022年 U
2023年 B
2024年 W

表からわかるように、年代によって以下のように記号が異なります。

 

  • 1964年~:英字のみ
  • 1971年~:英字を〇で囲んでいる
  • 1997年~:英字を▢で囲んでいる
  • 2015年~:英字のみ

 

1964~1970年および2015年以降は重複している英字があるため、混同するかもしれません。

 

重複する英字が刻印されている場合、バッグの外観を見てみましょう。保存状態が良好なものや、最近発表されたバッグなら2015年以降の可能性があります。

 

反対に、使用感のあるものや、見たことのない種類なら1964年~1970年に作られたバッグの可能性が高いでしょう。

特殊な刻印一覧

エルメスのバッグには下表のように特殊な刻印が施される場合があります。

特殊な刻印一覧

刻印 刻印の意味
クロコダイルニロティカス

●●

大型ワニ革の使用
クロコダイルポロサス Λ 小型ワニの極上部位革の使用
アリゲーター

アリゲーター革の使用
リザード

トカゲ革の使用
アウトレット

S

セール対象商品
スペシャルオーダー品 馬の蹄 オーダーメイド品
スター 流れ星 エルメス関係者のために製造された

刻印で偽物を見分ける方法

エルメスには、製造時期・場所・職人を意味する刻印のほかに「HERMÈS PARIS MADE IN FRANCE」の文字やロゴが刻まれている種類があります。

 

刻印の以下の点から本物と偽物を区別できるため、お持ちのバッグを確認してみてください。

 

  • ゆがみ
  • にじみ
  • サイズ
  • フォント
  • 刻印の深さ

 

本物の場合は、刻印の文字が均一で整っているのに対し、偽物はズレ・ゆがみ・輪郭のにじみが見られる場合があります。

 

また、刻印のサイズが大きい・文字のフォントが異なる・刻印の深さが不均一なども偽物に見られる特徴です。

 

刻印やロゴはブランドを象徴するマークのため、エルメスも手を抜いた製造はできません。目で見て違和感があれば偽物の可能性が高いでしょう

偽物を見分けるほかのポイント

刻印以外にも本物と偽物を見分ける以下のポイントがあります。

 

  • 縫い目
  • 金具
  • 付属品

 

それぞれ解説します。

縫い目

エルメスの本革バッグは、手縫いとミシン縫いを組み合わせる独自の縫製方法が採用されています。手縫いの箇所は縫い目が右に下がり、ミシン縫いの箇所は左下がりに見える点が特徴です。

 

偽物は、製造の手間を省くために手縫いする箇所にミシンを使ったり、品質が低かったりします。縫い目の間が空きすぎている・糸が浮いているバッグは偽物の可能性が高いでしょう。

 

また、すべてミシン縫いを採用している場合もあり、きれいすぎる縫い目も偽物の特徴です。

金具

エルメスバッグの金具には主に以下の種類があります。

 

  • 底鋲(そこびょう)
  • ファスナー
  • クロア

 

底鋲とは、バッグの底の四隅に打ち付けられた金具です。本物は職人の手によって打ち込まれるため、黒ずんでいたり鋲の頭の形が一つひとつ異なったりします。

 

すべて均一に打ち込まれているもの・接着が弱く剥がれているものは偽物の可能性が高いでしょう。

 

本物のバッグにはファスナー部分に「HERMÈS」の刻印が施されていますが、偽物は無い場合があります。また「È」が「E」になるなど細かな点で異なるケースも見られます。

 

クロアとはバッグ中央の留め具です。本物の場合、クロアのメッキにはムラがなく革と調和の取れた美しい仕上がりになっています。

 

クロア部分の色が目立ち、革と雰囲気が合わないものは偽物の可能性が高いでしょう。目で見て判断できる場合があるため、細部までチェックしてみてください

革素材によっても本物と偽物を見分けられます。エルメスの革製品には、最高品質の素材を使用しており、溝が深く、柔らかな感触が特徴です。

 

一方、偽物は質の悪い革を使用しているため溝が浅く、ゴワゴワした手触りになります

付属品

本物と偽物を見分けるポイントとして付属品も欠かせません。偽物は、バッグ本体のクオリティが高くても、付属品の作りがお粗末な場合があるためです。

 

付属品で見分ける場合は、保存袋をチェックしましょう。本物の保存袋は、黒寄りの濃い茶色でロゴが印字されています。また、細部までしっかり描かれている点も特徴です。

 

一方、偽物はロゴの色が薄かったり輪郭がぼやけていたりします。保存袋の内側にも注目です。本物は内側の縫い合わせが丁寧なのに対し、偽物は糸が出ていたり縫い目が雑になっていたりします。

偽物はランク分けされている

人気ブランドであるエルメスのバッグは高値で取引されているため、偽物を売りさばいて不当な利益を得ようとする人が必ずいます。

 

今までは、偽物のエルメスは本物との違いが顕著だったため、判断しやすいケースがほとんどでした。しかし、近年は偽物の製造技術が向上し、本物と見間違えるものまで出回っています。

 

精巧な偽物は、クオリティの高さから「スーパーコピー品」と呼ばれるほどです。現在は偽物を下表のようにランク分けしています。

偽物のランクと特徴

ランク 特徴
N級 コピー品の中で最も見分けがつきにくい
SS級 細部の作り・縫製が雑な場合がある
S級 革の質感・メッキの塗り方が雑な場合がある
A級 革の見た目・手触りに大きな違いがある
B級 見た目で偽物と判断できる

SS級までは、細部を見れば判断可能です。しかし、N級となると、本物の革を使用したり、細かく作られていたりするため判断が難しくなります。

本物のエルメスを購入する方法

エルメスバッグを購入するなら偽物を掴まされたくないと思うでしょう。本物のエルメスバッグを確実に手に入れるには、正規販売店がおすすめです

 

正規販売店なら、本物のエルメス製品しか取り扱っていません。そのため、安心して購入したい方は正規販売店で購入するとよいでしょう。

 

ただし、人気アイテムは品薄のため、必ず目当てのバッグに巡り合えるとは限りません。

エルメスアイテムの価値が知りたい方は『買取大吉』へおまかせください

お持ちのエルメスバッグが本物かわからないときは『買取大吉』の査定に出すのがおすすめです。『買取大吉』にはエルメスバッグに精通した鑑定士が在籍しているため、細部まで調査し、品物の買取価格を提示いたします。

 

査定は無料です。買取価格を聞いたからといって、必ず売る必要はありません。「売るつもりはないけど価値が知りたい」という方も大歓迎のため、ぜひお気軽にお試しください。

 

まとめ:本物かわからないときは査定に出すのもひとつの方法

エルメスバッグは世界中で人気があり、新品・中古品問わず高値で取引されています。そのため、偽物を売りさばいて不正な利益を得る人が後を絶ちません。

 

本物と偽物を見分けるポイントはいくつかあります。刻印・縫い目・金具・革・付属品など、細部までチェックしてみてください。

 

ただし、近年は本物と瓜二つのスーパーコピー品も出回っています。ご自身で判断がつかない場合は一度査定に出すのもひとつの方法です。

 

『買取大吉』はエルメスバッグの査定・買取を積極的におこなっています。査定無料のため、ぜひ試してみてください。

 

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