「ルイ・ヴィトンの財布に入れたイニシャルを消したい」
「買取額に影響するの?」
このように悩んでいませんか。
実は、ルイ・ヴィトンのイニシャルは無理に消さず、そのままの状態で買取査定に出す方が、結果的に高く売れるケースがほとんどです。
この記事では、「なぜイニシャルを消さない方が良いのか」という理由、イニシャル入り製品でも高く売るポイントを解説します。ぜひ最後までご覧ください。
<この記事でわかること>
- ルイ・ヴィトンのイニシャルを消さない方が高く売れる3つの理由
- イニシャル入り製品が買取価格に与える具体的な影響
- イニシャルがあっても高価買取が期待できる製品の特徴
- 自分でイニシャルを消す作業に伴うリスク
ルイ・ヴィトンのイニシャルは「消さない方が高く売れる」3つの理由

ルイ・ヴィトンのイニシャルは消さないほうが高く売れる可能性があります。理由は以下の3つです。
- 理由①:イニシャルを消しても「凹んだ跡」は絶対に消えない
- 理由③:イニシャルが「正規品の証」になるケースがある
一つずつ見ていきましょう。
理由①:イニシャルを消しても「凹んだ跡」は絶対に消えない
ルイ・ヴィトンのイニシャル刻印は「ホットスタンピング」という、熱と圧力で革自体に焼印を押す特殊な技術で施されています。
そのため、たとえ表面のインクを薬品などで除去できたとしても、焼印によってできた物理的な凹みは永久に消えません。
インクがなくなった凹みはかえって目立ち、見る人によっては元のイニシャルよりも悪い印象を与える可能性があります。
完全に元通りにすることは不可能であり、消そうとした痕跡は必ず残ってしまうのです。
理由②:正規保証の対象外になる
ご自身でイニシャルを除去した製品は、ルイ・ヴィトンから「改造品」として扱われます。
その結果、正規保証の対象外となり、正規店での修理やメンテナンスといった、公式のアフターサービスが一切受けられなくなります。
正規保証の対象外になると、中古市場においても大きなマイナスポイントです。
将来的に修理が必要になった際に対応できなくなるため、買取業者からの評価も下がり、査定額に大きく影響してしまうのです。
理由③:イニシャルが「正規品の証」になるケースがある
ルイ・ヴィトンのイニシャル刻印サービスは、国内外の正規店でのみ提供される特別なサービスです。
そのため、精巧に刻印されたイニシャルは、製品が「ルイ・ヴィトンの正規品である」という信頼性の高い証拠になります。
特に精巧な偽物(コピー品)が出回る中で、本物の刻印技術は真贋を判定する上での重要な材料の一つです。買取査定の現場では、「正規品の証」がプラスに評価されることさえあるのです。
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イニシャル有だと買取価格は30〜50%減

一般的に、イニシャルが入っているルイ・ヴィトン製品の買取価格は、同じ状態のイニシャルなしの製品と比較して、約30〜50%下落する傾向にあります。
価格が下がる最大の理由は、次にその製品を使う人にとっての需要が限られてしまう点です。
イニシャルは「他人の持ち物だった」と強く意識させる心理的な抵抗感を生みます。
また、プレゼントとしての再利用も難しくなるなど汎用性が低くなるため、買い手がつきにくくなるのです。
イニシャルは査定においてマイナス要素となることは事実ですが、次章で解説するように、他の要素次第では十分に高価買取が期待できます。
イニシャルがあっても高価買取が期待できるケースとは?

イニシャルが入っているというマイナス要素があっても、高価買取を諦める必要はありません。
買取査定はイニシャルの有無だけでなく、製品全体の価値を多角的に評価するためです。
具体的には、以下のようなケースが挙げられます。
- 限定モデルや廃盤品である製品
- 全体のコンディションが非常に良い
- 箱や保証書などの付属品が揃っている
限定モデルや廃盤品のように、アイテム自体の希少価値が高ければ、イニシャルが入っていても市場の需要は高くなります。
また、傷や汚れがほとんどない美品や、購入時の付属品がすべて揃っている場合も、査定額がアップする重要なポイントです。
ルイ・ヴィトンのイニシャル刻印サービスとは?

改めて、ルイ・ヴィトンのイニシャル刻印サービスである「ホットスタンピング」について整理しておきましょう。
以下の2つのポイントについて解説します。
- ホットスタンピングなど刻印サービスの種類
- イニシャルを入れるメリット・デメリット
サービスのメリット・デメリットを理解することで、今後の判断材料にもなります。
ホットスタンピングなど刻印サービスの種類
ホットスタンピングは、熱と圧力を利用してレザー製品に箔を押す伝統的な刻印技術です。サービスの詳細は以下にまとめました。
項目
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詳細
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料金
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無料(基本色の場合アルファベット3文字まで)
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所要時間
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約15〜30分(店舗の混雑状況により変化)
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利用場所
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全国のルイ・ヴィトン直営店
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文字制限
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アルファベット大文字1〜3文字(「.」は1文字としてカウント)
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色選択
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ゴールド・シルバー・レッド・ブルーなど豊富なカラーバリエーションから選択可能
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購入時に希望すれば、バッグや財布などの対象製品に基本的には無料で施してもらえます。
※一部カスタムカラーや指定文字数以上の刻印を希望する場合は有料
イニシャルを入れるメリット・デメリット
イニシャル刻印は特別なサービスですが、メリットとデメリットの両面があります。
メリット
メリットとしては以下の点が挙げられます。
- 特別感の演出
- 愛着の向上
- 紛失防止効果
- ギフトとしての価値
- 無料サービス(基本サービスの場合)
イニシャルを入れることで、世界に一つだけのオリジナルアイテムとなり、自分だけの特別なものとして愛着が湧きます。
また、名前が入っていることで紛失時に戻りやすくなる効果も期待できるでしょう。
デメリット
一方で、デメリットもしっかりと理解しておく必要があります。
- 買取価格の大幅下落
- 他人への譲渡困難
- 除去の困難性
- デザインの飽き
特に売却を少しでも考えている場合は、前述したように買取価格が30〜50%下落する可能性があることや、パーソナライズされているために中古市場で売れにくくなる、といったデメリットを考慮する必要があります。
【自己責任】イニシャルを自分で消す方法とリスク

イニシャルを消すのは基本的に推奨しません。
しかし「自己責任で試してみたい」という方のために、一般的な除去方法とリスクを以下の2つの観点から解説します。
それぞれ見ていきましょう。
イニシャル除去の基本手順
作業を行う際は、目立たない部分で試すなど、細心の注意を払いながら行いましょう。作業に必要な道具は以下の通りです。
道具を揃えたら、以下の手順で作業を進めます。
手順
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内容
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1. インクを削る
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針や爪楊枝の先で、刻印部分の塗料をごく優しく削り取る。
革を傷つけないよう慎重に行う。
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2. 削りカスを取る
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削った箇所を消しゴムで優しくこすり、剥がれた塗料を取り除く。
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3. 手順1と2を繰り返す
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塗料が薄くなるまで何度も細かく繰り返す。
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4. 除光液で拭う
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綿棒に少量の除光液を付け、刻印部分をポンポンと叩くようにして、残った塗料を溶かして除去する。
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5. 保湿する
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革が乾燥しないよう、革用クリームを薄く塗って表面を保護する。
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除去の手順を紹介しましたが、この記事ではご自身での作業を推奨しません。繰り返しになりますが、あくまで自己責任の範囲で行ってください。
価値が暴落する失敗例
ご自身での除去作業は、非常に難しくデリケートな作業です。少しの力加減や薬品の量で、取り返しのつかない事態を招くことがあります。
よくある失敗例として、以下のようなパターンが挙げられます。
- 削りすぎによる穴あき
- ムラの発生
- 周囲への損傷拡大
- 薬品による変色
革に穴があいて修復不可能になったり、部分的に色が抜けて見た目が悪化したりするケースは少なくありません。
また、刻印の周りの革まで傷つけてしまったり、除光液が革の染料と反応してシミや変色を引き起こしたりすることもあります。
失敗によって、元のイニシャルが入った状態よりもさらに査定額を下げ、最悪の場合、買取を断られる原因となります。
ルイ・ヴィトン公式でイニシャルは消せる?

ルイ・ヴィトン正規店やリペアサービスに依頼しても「原則としてイニシャルの除去は対応不可」と考えるのが一般的です。
「ホットスタンピング」という刻印は、熱と圧力で素材自体に永続的な変化を与える特殊な加工で、完全に元の状態へ戻すことが極めて困難なため、公式サイトのリペアサービスメニューにもイニシャル除去は含まれていないのです。
イニシャル入りのルイ・ヴィトンでも『買取大吉』なら高価買取が期待できる

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『買取大吉』が高価買取できる主な理由は、以下の通りです。
- 豊富な再販ルート
- ブランドの専門知識を持った鑑定士が在籍
- どのような状態でも査定可能
国内外に豊富な独自の販売網を持っているため、イニシャル入り製品であっても需要のある市場で再販できます。
また、ブランド知識と査定経験が豊富な鑑定士が、イニシャルのマイナス面だけでなく製品本来の価値を正しく評価します。
まずはご自身のルイ・ヴィトンがどのくらいの価値を持つのか、無料査定で確かめてみてはいかがでしょうか。
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まとめ:ルイ・ヴィトンのイニシャルを消す前に!『買取大吉』の無料査定を受けよう

ルイ・ヴィトンのイニシャルは、ご自身で無理に消そうとすると製品を傷つけ、かえって価値を下げてしまうリスクがあります。
跡が残ったり、正規店の保証外になったりするため、基本的にはそのままの状態で売却するのが賢明です。
イニシャル入りであっても、モデルの希少性や製品の状態が良ければ、十分に高価買取が期待できます。
「売れないかもしれない」とご自身で判断する前に、まずは鑑定士に見てもらうことが大切です。
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