「ルイ・ヴィトンのバッグを久しぶりに出したら内側がベタベタに」
「内張りを修理したいけど、正規店に頼むといくらかかるんだろう?」
このように考えていませんか?
湿気の多い日本の気候ではバッグの経年劣化が起こりやすいものです。ルイ・ヴィトンのバッグも内張りが劣化することがあり、修理を検討する方も多いでしょう。
この記事では、正規店での内張り修理の料金目安や依頼方法、非正規の修理店との違いを詳しく解説します。
修理に出した後で後悔しない選択だったと思えるように、ぜひ最後までご覧ください。
<この記事でわかること>
- ルイ・ヴィトン内張り修理の料金・期間の目安
- 正規店と修理専門店のメリット・デメリット
- 修理を断られるケースと対処法
- 修理すべきか、売却すべきかの判断基準
ルイ・ヴィトンの内張りは修理可能!劣化の原因と主な修理方法

ルイ・ヴィトンのバッグの内側がベタベタになっていても、内張りは修理が可能です。
劣化が起こる原因と主な修理方法について解説します。
- 内張りがベタベタ・ボロボロになる原因は日本の気候?
- 主な修理方法は「張り替え」
それぞれ見ていきましょう。
内張りがベタベタ・ボロボロになる原因は日本の気候?
ルイ・ヴィトンのバッグの内張りがベタつく主な原因は、「加水分解」という化学現象です。
加水分解とは、湿気によって素材が化学的に分解される現象です。
内張りに使われている合成皮革が、空気中の水分と反応して分解され、表面が溶けたようにベタつきます。
ルイ・ヴィトンの製品は、湿度の低いヨーロッパの気候を基準に作られており、高温多湿な日本の気候では加水分解が起こりやすい傾向です。
保管方法にも注意する必要はありますが、それだけが原因というわけではありません。
主な修理方法は「張り替え」
加水分解でベタついた内張りを、元の状態に戻すことは困難です。
軽度のベタつきであれば、ご自身で対応することも可能ですが、ベタつきが酷くなると修理に出すしかありません。
その場合は、劣化した内張りの生地を一度すべて剥がし、新しい生地に張り替える修理方法が一般的です。
ルイ・ヴィトン内張り修理|正規店と専門店の料金・期間・品質の違い

内張り修理を依頼する先は、「ルイ・ヴィトン正規店」と「非正規の修理専門店」の2つがあります。
品質と安心感が最優先なら正規店、費用や納期を重視するなら修理専門店が主な選択肢となり、それぞれにメリットとデメリットが存在します。
バッグの状態や何を重視するかによって依頼先は変わるため、それぞれの違いを理解しておきましょう。
正規店と修理専門店の特徴を以下にまとめました。
判断材料
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正規店
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修理専門店
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修理費用
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高額
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正規店より安価
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修理期間
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長い(1か月〜)
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短い(数日〜)
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使用パーツ
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純正パーツ
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非純正パーツ
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ブランド価値
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維持される
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低下する可能性あり
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修理の品質
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高い
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店舗によって差がある
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正規店か修理専門店で悩まれている方は、ぜひ参考にしてみてください。
選択肢①:ルイ・ヴィトン正規店での修理

正規店での修理について、以下の内容を解説します。
- 修理料金の目安
- メリット:純正部品の交換と保証による安心感、ブランド価値の維持
- デメリット:高額な料金、長い納期、修理不可のケース
- 修理依頼の具体的な流れ(店舗持ち込み・配送)
一つずつ見ていきましょう。
修理料金の目安
正規店での修理料金は、公式サイトで一例として以下の料金が記載されています。
修理箇所
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料金目安(税込)
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内張り
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20,000〜40,000円
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縫い直し(部分的)
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10,340円〜
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ハンドルの交換(1本)
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20,900円〜
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ファスナーやファスナー金具の交換
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30,800円〜
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ショルダーストラップの交換
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41,800円〜
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※上記はあくまで修理実例を基にした目安であり、実際の料金はバッグの状態によって異なります。
※修理費用は市場での金額になるため、正確な金額や修理期間は、店舗へご確認ください。
メリット:純正部品の交換と保証による安心感、ブランド価値の維持
正規店で修理する最大のメリットは、絶対的な安心感と品質です。
修理は純正のパーツを使用し、ブランドの専門技術を持つ職人によって行われるため、品質や正規品としての価値を保てます。
また、修理後も公式の保証が受けられるため、今後も使い続けられる安心感があります。
デメリット:高額な料金、長い納期、修理不可のケース
一方で、デメリットも存在します。
まず、料金は修理専門店と比較して、高額になる傾向です。
修理にかかる期間は、公式サイトでは作業開始より3週間と記載されていますが、修理内容によっては数か月と長期間に及ぶこともあります。
損傷が激しい場合や過去に非正規店で修理されている場合など、修理を断られるケースがある点も注意が必要です。
修理依頼の具体的な流れ(店舗持ち込み・配送)
正規店への修理依頼は、「店舗持ち込み」と「配送」の2つの方法があります。
店舗へ持ち込む場合は、全国のルイ・ヴィトンストアへ製品を持ち込んでください。
専門のスタッフに製品を確認してもらい、修理に関する相談やおおよその見積もりを聞けます。
配送で依頼する場合は、公式サイトから修理申込書をダウンロード・記入し、製品と一緒に指定のサービスセンターへ送付しましょう。
また公式アプリからも、修理申込が可能です。
選択肢②:修理専門店での修理

修理専門店での修理について、詳しく解説します。
- 修理料金の目安
- メリット:正規店よりも料金がリーズナブル、短い納期、修理の柔軟性
- デメリット:非純正部品の使用、正規店サポート対象外のリスク、修理専門店選び
- 信頼できる修理専門店の選び方2つのポイント
それぞれ紹介します。
修理料金の目安
修理専門店の料金は、お店や修理内容によって様々です。
主な修理箇所の料金目安を記載します。
修理箇所
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料金目安(税込)
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内張り
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12,000〜30,000円
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縫い直し(部分的)
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1,650円〜
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ハンドルの交換(1本)
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10,000円〜
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ファスナーやファスナー金具の交換
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11,000円〜
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ショルダーストラップの交換
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20,000円〜
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※上記はあくまで修理実例を基にした目安であり、実際の料金はバッグの状態によって異なります。
※修理費用は市場での金額になるため、正確な金額や修理期間は、店舗へご確認ください。
正規店よりも費用を大きく抑えられる可能性があるため、一度確認してみてください。
メリット:正規店よりも料金がリーズナブル、短い納期、修理の柔軟性
修理専門店を選ぶ最大のメリットは、料金の安さと納期の早さです。
多くの場合、数週間から1か月前後で修理が完了します。
また、正規店では断られるような廃盤モデルや状態が著しく悪いアイテムの修理にも、柔軟に対応できるケースが多いのも魅力です。
LINEなどで写真を送るだけで、簡単に見積もりを出してくれるお店もあり、気軽に相談できる点もメリットといえます。
デメリット:非純正部品の使用、正規店サポート対象外のリスク、修理専門店選び
デメリットは、修理に使用されるのが非純正パーツである点です。
非純正パーツを使用するため、色味や質感がオリジナルと微妙に異なる場合があります。
また一度でも非正規店で修理を行うと、その後は正規店のサポートが受けられず、ブランド価値を保てません。
店舗によって職人の技術力に差があるため、信頼できるお店をご自身で見極める必要があります。
信頼できる修理専門店の選び方2つのポイント
修理専門店選びで後悔しないためのチェックポイントは、以下のとおりです。
チェックポイント
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理由
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口コミや評判が良いか
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実際に利用した人の「生の声」は、お店の信頼性を測る手軽な指標です。
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ルイ・ヴィトンの修理事例が豊富か
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公式サイトなどで、過去の修理事例を公開しているお店は、技術力に自信がある証拠です。
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修理をする前に、必ずチェックしましょう。
正規店で修理を断られた時の対処法

正規店に持ち込んでも修理を断られてしまうケースがあります。
修理を断られてしまった場合の対処法は以下のとおりです。
- 修理を断られる理由
- 対処法1:修理専門店に相談する
- 対処法2:「売却」の選択肢
一つずつ解説します。
修理を断られる理由
正規店で修理を断られるケースには、以下のような理由があります。
- 修理対象外の依頼
- コピー品(偽物)
- 正規店以外での購入
- 廃盤モデル
色あせや変色の染め直し・補色は正規店では対応しておらず、損傷が激しすぎる場合も修理を断られる可能性があります。
また、コピー品や並行輸入品・中古品については、修理を受け付けてもらえないケースがあるため注意が必要です。
生産終了から長期間が経過した廃盤モデルは、修理用パーツの入手が困難なため修理対応ができない可能性があります。
対処法1:修理専門店に相談する
正規店で断られてしまった場合、有効な選択肢が修理専門店への相談です。
修理専門店は正規店よりも幅広い修理オプションを提供しており、以下のようなメリットがあります。
- 正規店では対応できない補色や染め直しにも対応
- 廃盤モデルでも代替パーツを使用した修理が可能
- 損傷が激しい製品でも修理を検討してもらえる
- 柔軟な修理提案により、予算に合わせた対応が可能
ただし、修理専門店を選ぶ際は、ルイ・ヴィトンの修理実績が豊富で、口コミや評判の良い店舗を慎重に選びましょう。
対処法2:「売却」の選択肢
修理が困難、または修理費用が高額になりすぎる場合は、売却も選択肢です。
内張りがベタベタの状態や、正規店で修理を断られるような状態でも、専門の買取業者であれば価値を見出してくれる可能性があります。
売却を検討する際は、信頼できる買取業者を選びましょう。
修理か売却か?後悔しないための判断基準

「修理」と「売却」、どちらを選ぶべきか悩ましい選択です。
後悔しない選択をするためにも、以下の内容を紹介します。
- 修理した方が良いケース
- 売却した方が良いケース
- 『買取大吉』ならどんな状態でも価値を見出します
それぞれ見ていきましょう。
修理した方が良いケース
以下のような場合は、修理を前向きに検討する価値があるでしょう。
- 特別な思い入れがあり、今後も長く使いたい
- 軽微な修理で済み、新しいものを購入するより明らかに安い
思い出の品や生産が終了してしまったモデルなどは、費用をかけてでも修理する価値があります。
また一部分を直すだけで十分に使えるのであれば、修理して使い続けるほうが経済的にも合理的です。
売却した方が良いケース
一方で、以下のような場合は、売却を検討するのが賢明かもしれません。
- 修理箇所が多く、費用が高額になってしまう
- デザインが古く感じられ、修理しても使用頻度が少ない
修理費用が同じモデルの中古品の販売価格に近い、あるいは上回ってしまう場合は、売却して新しいものを購入した方が満足度は高くなるでしょう。
また、せっかく費用をかけて修理しても使用頻度が低いのであれば、修理費用が無駄になってしまいます。
今のライフスタイルに合わないと感じるなら、売却も有効な選択肢です。
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「修理すべきか、売却すべきか、どうしても決められない」
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あなたのルイ・ヴィトンに後悔しない選択を

内張りのベタつきは、加水分解が主な原因です。
ベタついてしまうこと自体は決して珍しいことではありませんが、その後の対応をどうするのかが大切になります。
そのままにせずに、「正規店」や「修理専門店」に修理に出すのか、場合によっては売却するかの判断が必要です。
あなたが大切に使ってきたルイ・ヴィトンに、後悔しない選択をしましょう。
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