旧一万円札(ピン札)の価値はいくら?高く売れるお札の特徴を解説
2025年1月1日
「旧一万円札の価値が知りたい」
「ピン札なら高く売れる?」
このような疑問はありませんか?
一万円札は、これまで3度のデザイン変更がありました。2024年7月に新一万円札(渋沢栄一の肖像画)が発行されたことで、旧一万円札と呼ばれる紙幣は3種類となります。
旧紙幣の発行は停止されることから、希少性が高まり高く売れると考える人も多いでしょう。実際、ピン札やエラー、珍番号などであれば、買取額が上がるものも少なくありません。
本記事では、旧一万円札の種類と価値、高額で取引される旧札の特徴を解説します。
旧一万円札の売却を検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。
<この記事でわかること>
- 旧一万円札の詳細
- ピン札と新札の違い
- 高く売れる旧一万円札の特徴
旧一万円札とは

2025年1月時点で、旧一万円札の対象となるのは以下の3種類です。
- 聖徳太子の一万円札|C号券
- 福沢諭吉の一万円札|D号券
- 福沢諭吉の一万円札|E号券
それぞれの特徴について見ていきましょう。
聖徳太子の一万円札|C号券
聖徳太子がデザインされた一万円札は、1958~1986年(昭和33~61年)に発行された日本初の一万円紙幣です。
以前の紙幣では最高額が千円でしたが、一万円まで引き上げられ、新たに「C号券」として発行されました。
表面に聖徳太子の肖像画を採用し、裏面には鳳凰の姿が描かれています。
偽造防止対策には、当時の最新技術が取り入れられ、すかしに法隆寺夢殿の図柄が採用されました。
聖徳太子の一万円札(C号券)は、現在でも通貨として利用できます。
参照:日本銀行「一万円券」
聖徳太子が描かれたお札については、以下の記事でも紹介しています。
福沢諭吉の一万円札|D号券
福沢諭吉がデザインされた一万円札(D号券)は、1984~2007年(昭和59~平成19年)に発行されていました。
印刷技術の向上や、前のC号券で偽造紙幣が増加したことにより、一万円・五千円・千円の3種類が刷新されています。
一万円札の表面には、凛とした福沢諭吉、裏面には日本の国鳥であるキジのつがいが美しく描かれています。
また、偽造防止対策のひとつとして、表面中央の丸い空白部分に、福沢諭吉の透かしが施されました。
参照:日本銀行「一万円券」
福沢諭吉の一万円札|E号券
2004年(平成16年)から発行された福沢諭吉の新しい一万円札(E号券)は、偽造防止のためにホログラムが追加された点が大きな特徴です。
ホログラムは角度を変えると色や模様が変化して見える技術であり、偽造を非常に困難にさせます。
また、すかし・潜像模様・特殊発光インキなど、目では見えにくい高度な偽造防止技術が数多く採用されており、紙幣の安全性が向上しました。
参照:国立印刷局「お札の基本情報」
ピン札と新札の違い

ピン札と新札の違いはご存じでしょうか?
紙幣は「ピン札」や「新札」で売却したほうが高値がつく傾向です。本章では以下の点について解説します。
ピン札と新札それぞれの違いを見ていきましょう。
ピン札とは
ピン札とは、シワや折り目が一切ない状態のお札のことを指します。
少しでもシワや折り目ができればピン札とは呼べません。
紙幣は簡単に折り目やシワができるため、取り扱いには注意しましょう。
「新札」との違いは、一度流通しているかどうかです。
誰かに使用されていても折り目や傷がなければ、ピン札に該当します。
そのため、誰かが使ったことがあるかどうかは基準にはなりません。
新札とは
新札とは、まだ一度も使用されていない、発行されたばかりのお札を指します。
国立印刷局で印刷・製造された紙幣が日本銀行を経由して各金融機関に届けられ、そこから初めて手に渡る紙幣が「新札」です。
旧一万円札の価値|使用済・ピン札・新札

旧一万円札が額面以上で取引されるケースは珍しくありません。
また、紙幣の状態によって買取額が異なります。
紙幣の買取額は以下の通りです。
一万円券
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使用済
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ピン札
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新札
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C号券|聖徳太子
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11,000円 |
15,000円 |
200,000円 |
D号券|福沢諭吉
|
11,000円 |
25,000円 |
36,000円 |
E号券|福沢諭吉
|
11,000円 |
20,000円 |
100,000円 |
買取額は紙幣の状態や需要により変動するため、参考価格としてご覧ください。
以下の記事では、古銭や古紙幣の買取について紹介しています。ぜひ参考にしてみてください。
高く売れる一万円札の特徴

旧一万円札のなかでも、特定の特徴を持つものは高額で取引されています。
高額で取引される旧一万円札の特徴は以下の通りです。
それぞれ紹介します。
福耳紙幣
福耳紙幣とは、紙幣の四隅に余分な紙片が付いているものを指します。
これは裁断ミスによって発生する特殊なエラーであり、現代の高精度な製造技術ではほとんど見られません。
特に状態の良いものは、コレクターからの需要が高く、額面の数十倍の価格で取引されることもあります。
エラープリント札
エラープリント札とは、製造時に印刷ミスが起きた紙幣を指します。
エラープリント札は、流通前に除外されるのが一般的です。しかし、市場に出回ることがあり、希少性の高さから高額で取引されています。
代表的なエラープリントは以下の通りです。
- インクが滲んでいる
- 図柄や文字がずれている
- 印刷が二重になっている
- 一部の印刷が欠けている
エラーの内容や状態によりますが、額面の10〜100倍の価格が付くこともあります。
AA券・ZZ券
AA券とZZ券は、紙幣の記番号に特徴がある一万円札です。記番号はお札の表面に印刷されています。
記番号
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特徴
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AA券
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記番号の最初と最後が「A」で構成された番号です。
「A」は最初に製造されたことを示しています。
例:A123456A・A654321Aなど
特にAA券は非常に希少で、コレクター需要が高い紙幣です。
例:A000005Aなど
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ZZ券
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記番号が「Z」で始まり「Z」で終わる番号です。
記番号は「A」から始まり「Z」で終わるため、ZZ券は最後に製造されたことを意味します。
※「Z」の次は「AA」に移ります。
例:ZZ123456Z・ZZ654321Z
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珍番号
珍しい記番号もコレクターに人気が高く、高額で取引されることがあります。
記番号
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特徴
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ゾロ目番号
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「777777」や「222222」のように、すべての数字が同じ番号で並ぶものを指します。特に縁起の良い数字は人気が高い傾向です。
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キリ番号
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「100000」や「500000」など、キリの良い数字で構成された記番号です。
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階段番号
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「123456」のように、数字が順番に並んでいる記番号です。
「987654」のように数字が小さくなるものは「逆階段」とも呼ばれています。
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サンドイッチ番号
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「133331」や「6555556」のように、最初と最後の数字が同じで、間の数字がすべて一致しているものです。
特に「7」で挟まれた番号は人気があり、状態が良ければ高額で取引されることがあります。
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旧一万円札の価値を高くするポイント

旧一万円札を売却するなら、少しでも高く売りたい方は多いでしょう。
旧一万円札の査定額を上げるポイントは以下の通りです。
- 折り目をつけない(ピン札)
- 自分で手入れしない
- 鑑定書をつける
ひとつずつ解説します。
折り目をつけない(ピン札)
旧一万円札の状態は査定額に大きく影響します。新札はもちろん、折り目やシワがない「ピン札」の状態であれば、高い価値がつく可能性があります。
紙幣は折り目や汚れが付くだけで価値が下がるため、取り扱いには注意が必要です。
折れ曲がらないようにまっすぐの状態で保管し、直射日光を避け、湿気の少ない場所で保管すると良いでしょう。
自分で手入れしない
紙幣の汚れや変色が気になっても、自分で手入れをするのは避けましょう。
紙幣は非常にデリケートで、手入れによって細かいシワや破れが生じる可能性があります。
ネット上では、アイロンでシワを伸ばす方法なども紹介されていますが、紙幣の質感や風合いを損ない、かえって価値を下げる結果になりかねません。
旧紙幣の汚れや経年変化も、旧紙幣の特徴としてコレクターに評価されることがあります。
鑑定書をつける
手元に鑑定書がある場合は、旧紙幣と一緒に査定に出すことをおすすめします。
旧紙幣は偽造されたものも多く出回っていました。
しかし、鑑定書があれば、紙幣の価値が証明されるため、査定額が高くなる可能性があります。
旧紙幣の買取で『買取大吉』が選ばれる理由

『買取大吉』が多くのお客様に選ばれる理由は以下の通りです。
- 3つの買取方法
- 予約不要・無料査定
- おまとめ査定で買取額アップ
それぞれ解説します。
3つの買取方法
『買取大吉』の買取方法は以下の3つです。
買取方法
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特徴
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店頭買取
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- 店頭に持ち込んで査定・買取
- 成約時はその場で現金化
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出張買取
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- 自宅にスタッフが伺い査定・買取
- 玄関先でも査定可能
- 成約時はその場で現金化
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宅配買取
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- 専用の宅配キットで品物を送って査定・買取
- 全国どこからでも送料無料
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ライフスタイルに合わせて自由に選択できます。
予約不要・無料査定
『買取大吉』の店舗での査定は予約不要で気軽に利用できるのが魅力です。
店舗での査定だけでなく、出張や宅配でも査定料は無料のため、買取価格に納得できない場合でも、キャンセル料は発生しません。
熟練の鑑定士が市場価値や紙幣の状態を丁寧に評価しており、適正価格で買取可能です。
「とりあえず価値を知りたい」という方でも気軽にご利用いただけます。
おまとめ査定で買取額アップ
『買取大吉』では、複数の品物を一緒に査定に出すことで買取額がアップする「おまとめ査定」を実施中です。
例えば、旧紙幣と古銭、記念硬貨などをまとめて売却すると、査定額が上がる可能性があります。
他にも、ブランド品や貴金属など、多くの商品を取り扱っているため、一緒に査定に出せるものがないか自宅内を探してみてください。
『買取大吉』で取り扱っている商品は以下のボタンから確認できます。
『買取大吉』古銭・古紙幣の豊富な買取実績

『買取大吉』は、これまでに多くの旧紙幣を買取してきました。
日本銀行券や政府紙幣、さらには記念紙幣やエラー紙幣など、幅広い種類の紙幣を取り扱っています。
特に、希少性が高い旧紙幣や保存状態が良いものは、コレクター需要が高いため、高額査定が期待できます。
豊富な知識と経験を持つ鑑定士が、正確な市場価値を見極めて、他店よりも高い買取額を提示できる点が強みです。
【Q&A】旧一万円札を売却するときによくある質問

旧一万円札を売却する際によくある疑問は以下の通りです。
Q.旧一万円札は今でも使用できますか?
Q.旧一万円札はこれから価値が上がりますか?
Q.買取査定後にキャンセルできますか?
それぞれ回答していきます。
Q.旧一万円札は今でも使用できますか?
A.旧一万円札は日本銀行券としての法的効力を持っているため、現在でも使用可能で、通常の買い物や支払いに使用できます。
ただし、現在流通しているお札とデザインが異なるため、店舗によっては確認に時間がかかるかもしれません。
また、自動販売機やATMでは旧紙幣を認識できない場合があり、利用する際には注意が必要です。
使用するよりも、希少価値を考慮して買取専門店に査定を依頼する方が、結果的に高額な現金化につながる可能性があります。
Q.旧一万円札はこれから価値が上がりますか?
A.希少価値が高まる可能性はありますが、早めの売却がおすすめです。
キャッシュレス決済が進む現代では、現金を使用する機会が減少しています。
そのため、旧紙幣は徐々にコレクター市場での需要が高まることが期待されます。
特に、未使用に近い状態(ピン札)や記番号に特徴がある旧一万円札は、高値がつくでしょう。
しかし、紙幣の状態を良好に保つのは困難で、時間が経つほど保存状態が悪くなるリスクがあります。
そのため、現時点で状態が良い紙幣をお持ちの場合は、早めに査定に出すことで最適なタイミングを逃さずに売却できるでしょう。
Q.買取査定後にキャンセルできますか?
A.『買取大吉』では、査定料やキャンセル料が無料となっています。そのため、査定金額に納得がいかない場合でも、費用を心配することなくキャンセル可能です。
査定料・キャンセル料が無料のため、多くのお客様から気軽に査定依頼をいただいています。
また、スマホでも査定ができる「LINE査定」も便利です。以下のボタンから友達追加して、査定する商品の写真を送るだけで、おおまかな金額を提示可能です。
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旧一万円札は、ピン札や珍しい記番号、エラープリントがあると、コレクターの間で高額取引の対象となります。
高く売却するためには、折り目や汚れがつかないように丁寧に保管し、手入れは控えるのが重要です。また、鑑定書を添えれば、査定額がアップする可能性もあります。
『買取大吉』では、経験豊富な鑑定士が正確に市場価値を見極め、適正な価格を提示します。
売却を検討している旧一万円札がある場合は、ぜひ『買取大吉』の無料査定をお試しください。