聖徳太子が描かれたお札はぜんぶで7種類!プレミア価格がつくお札の特徴とは
2024年12月1日
「聖徳太子のお札の価値が知りたい」
「高く売る方法はあるの?」
このように考えていませんか?
聖徳太子は日本の紙幣に何度も登場している歴史上の人物です。聖徳太子が描かれた古い紙幣の中にはプレミア価格がつくものも存在します。
本記事では、聖徳太子が描かれたお札の種類や、高価買取が期待できる特徴について解説します。
聖徳太子のお札をより高く売るための参考にしてみてください。
<この記事でわかること>
- 聖徳太子とお札の関係
- 聖徳太子が描かれたお札の価値
- 聖徳太子のお札を高く売る方法
聖徳太子とお札の関係
聖徳太子とお札の関係性は以下の通りです。
- お札に一番採用された人物
- 日本初の10,000円札の肖像に採用された
- すべてのお札が聖徳太子だった時期がある
それぞれ見ていきましょう。
お札に一番採用された人物
聖徳太子は、「銀行券の顔」としてたびたび登場し、戦前2回、戦後5回の計7回にわたってお札に描かれてきました。
また、聖徳太子が常に当時の最高額紙幣に採用されてきたことから、「聖徳太子=高額紙幣」のイメージを持つ方も多いでしょう。
しかし、聖徳太子が描かれたお札が発行されなくなってから、長い年月が経っており、「聖徳太子=お札(高額紙幣)」のイメージも徐々に薄れてきているかもしれません。
日本初の10,000円札の肖像に採用された
1958年、日本で初めて10,000円札が発行されました。その時に、肖像に採用されたのが聖徳太子です。
聖徳太子が採用された理由としては、多くの功績を残したことや肖像にふさわしい資料が揃っていたことが挙げられます。
特に評価されている功績は以下の通りです。
- 「十七条の憲法」を制定し、国家のあり方を整えた
- 仏教を保護した
- 中国との国交を回復した
- 遣隋使の派遣で大陸の文明を日本に取り入れた
以上の実績から、聖徳太子がお札の肖像に選ばれたとされています。
また、戦後の日本が「平和国家」として再出発を目指すなかで、聖徳太子の文化的な側面が重視され、敗戦後の日本にふさわしい人物と評価されたという説もあります。
すべてのお札が聖徳太子だった時期がある
現在はそれぞれ異なる人物が描かれていますが、1958〜1965年の7年間は、1,000円札・5,000円札・10,000円札の全額面に聖徳太子が採用されていました。
このような状況は、日本の通貨史上でも極めて稀であり、聖徳太子が日本人にとってどれほど特別な存在であったかを物語っています。
参照:https://www.boj.or.jp/about/education/arekore3.htm
聖徳太子が描かれたお札はぜんぶで7種類
聖徳太子が描かれてきたお札は以下の通りです。
- 乙号券|100円
- い号券|100円
- ろ号券|100円
- A号券|100円
- B号券|1,000円
- C号券|5,000円
- C号券|10,000円
それぞれの特徴を見ていきましょう。
乙号券|100円
1930〜1946年まで発行されていた100円札で、「聖徳太子1次100円札」として知られています。
乙号券は、聖徳太子の肖像が初めて採用された紙幣であり、発行枚数も多かったことで有名です。
表には聖徳太子と夢殿、裏面には法隆寺が描かれました。
乙号券の価値は、お札の状態によって異なりますが、買取額は20,000円です。
い号券|100円
い号券は1944~1946年まで発行された100円札で、「聖徳太子2次100円札」とも呼ばれています。
デザインは乙号券と同じですが、い号券には「日本銀行兌換券」ではなく「日本銀行券」という表示がある点が特徴です。
い号券の価値は、お札の状態によって異なりますが、買取額は15,000円です。
ろ号券|100円
ろ号券は、1945〜1946年まで発行された100円札で、「聖徳太子3次100円札」として知られています。
表面には聖徳太子の肖像が中央に描かれ、裏面には法隆寺が描かれているのが特徴です。
発行期間がわずか1年間だったため、乙号券・い号券に比べて希少性が高く、高い価値がついています。
ろ号券の価値は、お札の状態によって異なりますが、買取額は14,000円です。
A号券|100円
A号券は、1946〜1956年まで発行された100円札で、「聖徳太子4次100円札」として知られています。
デザインは乙号券やい号券と同じですが、A号券には他の紙幣にはない「新円標識」が加えられている点が特徴です。
A号券は現代(令和6年11月時点)でも、問題なく使用できます。
紙幣の状態によって異なりますが、買取額は9,000円です。
B号券|1,000円
1950〜1965年まで発行されていた1,000円札で、正式には「日本銀行券B号券」と呼ばれています。
B号券は、記番号のアルファベットが1文字である「前期」と2文字の「後期」に分けられます。
B号券後期は、インフレーションによって多く発行されたため、前期と比べるとやや価値が下がる傾向です。
お札の状態によって価値は異なりますが、B号券の買取価格は7,000円になります。
C号券|5,000円
1957~1986年まで発行されていた5,000円札です。
B号券同様に、記番号のアルファベットが1文字のものは「前期」、2文字は「後期」に分けられます。
C号券は、前期・後期で買取価格に大きな差はありません。
お札の状態によって価値は異なりますが、C号券の買取価格は7,000円になります。
C号券|10,000円
1958年、日本で初めて発行された10,000円札にも聖徳太子が描かれ、1986年まで発行されました。
それまでの最高額面は1,000円でしたが、経済成長が安定したことを背景に10,000円の「日本銀行券C号」が発行されたのです。
表面には聖徳太子、裏面には鳳凰が描かれています。
偽造防止のため、透かしには法隆寺の夢殿のデザインが取り入れられました。
聖徳太子の10,000円札は、現在でも額面通りの価値として問題なく使用できます。
お札の状態によって価値は異なりますが、買取価格は12,000円になります。
高く売れる聖徳太子のお札
通常の紙幣と比べて価値が上がりやすいお札は以下の通りです。
ひとつずつ見ていきましょう。
福耳
紙幣の仕上げ時に切り取りする部分が残ってしまったエラーです。
余分な部分が耳たぶのように見えることから「福耳」と呼ばれています。
希少性が高いため、他のエラー紙幣よりも高額で取引されることが多いエラーです。
珍しい番号
お札に記載された番号が珍しい組み合わせの場合、「珍番号」として高価買取の対象になります。
価値が高い番号は以下の通りです。
珍番号
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番号例
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1番紙幣
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000001
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ゾロ目
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333333
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777777
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キリ番
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100000
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500000
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サンドイッチ番号
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200002
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511115
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階段番号
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123456
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234567
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A-A券
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A111111A
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B555555B
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ZZ-Z券
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ZZ111111Z
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ZZ555555Z
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1番紙幣は、他の珍番号に比べ希少価値が高く、コレクターからも人気が高いお札です。
エラープリント
エラープリントの例は以下の通りです。
エラー名
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詳細
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印刷ズレ
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紙幣のデザインが正常な位置からズレてしまったエラーです。ズレの幅が大きいほど希少価値が高く、コレクターの間でも人気があります。
片面だけがズレているケースが多く、少しのズレだと気づかないこともあります。
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印刷ヌケ
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紙幣の一部が印刷されていないエラーです。番号や模様が一部欠ける・片面全体が印刷されていないなど、非常に珍しいため人気があります。
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印刷写り
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印刷写りは、紙幣の反対面のデザインが写り込んでしまうエラーです。「裏写りエラー」とも呼ばれ、写り込みがはっきりしているほど高い価値が付きます。
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メクレ
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紙が破れて一部がめくれたまま印刷Cされたエラーです。一見すると中央部に穴が開いているように見えますが、実際にはめくれた部分に印刷が施されています。
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聖徳太子のお札を高く売る方法
聖徳太子のお札を売却する際、少しでも高く売りたいと考える方は多いでしょう。
高く売る方法は以下の通りです。
- 汚れていてもそのままの状態で売る
- 保存方法に気を付ける
- 鑑定書があれば一緒に出す
それぞれ解説します。
汚れていてもそのままの状態で売る
古いお札は汚れがあっても、そのままの状態で買取に出しましょう。
汚れやシワを無理に取ろうとすると、破れたりシミができたりして買取価格が下がる可能性があります。
古い紙幣を集めるコレクターには、お札の「古さ」に価値を感じる人もいるため、汚れがある場合でも軽くほこりを拭く程度にして、そのまま買取に出しましょう。
保存方法に気を付ける
保存状態が悪いと、最悪の場合買取できない可能性があります。
古いお札は素材自体が現代のものよりも劣化しやすいため、1枚ずつクリアファイルに入れるなどして丁寧に保管しましょう。
直射日光は日焼けにより色あせの原因になり、湿気はカビの原因です。
お札は日光の光だけでなく強いライトの光にも弱いため、光が当たらない風通しの良い場所で保管しましょう。
鑑定書があれば一緒に出す
古いお札の中には、偽物が紛れていることも珍しくありません。
そのため、お札が本物であると証明する鑑定書があれば、買取額アップに繋がります。
日本貨幣商協同組合が発行した鑑定書なら買取額がアップするでしょう。
日本貨幣商協同組合は、日本で唯一の公式な鑑定書を発行できる機関です。そのため、信用性が高く、買取価格が上がる可能性は高いでしょう。
『買取大吉』3つの買取方法
『買取大吉』ではお客様のライフスタイルに合わせた3つの買取方法を実施しています。
それぞれの買取方法を紹介します。
店頭買取
最寄りの『買取大吉』へお越しいただき、店内で査定・買取する方法です。
予約不要で来店可能なため、仕事や買い物の帰りにご利用いただけます。
店内には熟練の鑑定士が常駐しており、不安や疑問をその場で質問できるため、初めて査定に出す方でも安心です。
査定料は無料で、買取価格にご納得いただけない場合でも査定料はかかりません。
下のボタンから最寄りの店舗を確認できるため、お気軽にご利用ください。
宅配買取
宅配便で商品をお送りいただくだけで査定・買取できる方法です。
品物を段ボールもしくは宅配キットに入れて送るだけのため、査定に立ち会う時間がない方でも簡単に売却できます。
宅配料・査定料は一切かかりません。査定が終わり次第、メールまたは電話にて買取価格をお知らせいたします。
ぜひお気軽にお試しください。
出張買取
鑑定士がお客様のご自宅へ伺い査定・買取する方法です。
ご自宅で査定するため、店舗まで品物を持っていくのが難しい方でも気軽にご利用いただけます。
安心してご利用いただくために、玄関先での査定も承っております。
査定料・出張料は無料です。ご成約とならなくても費用はかからないため、ぜひお試しください。
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また、古い紙幣は汚れや劣化がある場合でも無理に清掃せず、状態を保ったまま買取に出すことが重要です。
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