使用済み切手が買取できるってほんと?価値のある切手と消印を紹介
2024年11月29日
「使用済み切手でも売れるの?」
「高く売る方法が知りたい」
このように考えていませんか?
使用済み切手は、一見すると価値がないように思われがちですが、一定のコレクターから需要があり、なかには高額で取引されるものがあります。
発行枚数が少なく希少性の高いものや、価値のある消印が押された切手は、コレクターからの需要があり高額で取引されているのです。
本記事では、使用済み切手が買取できる理由や価値の高い切手、消印の種類について解説します。
不要だと思っていた使用済み切手に意外な価値があるかもしれません。ぜひ最後までご覧ください。
<この記事でわかること>
- 使用済み切手が買取できる理由
- 価値の高い消印
- 切手を高く売却する方法
使用済み切手が買取できる理由
使用済みでも買取される理由は以下の通りです。
- 希少性がある切手は使用済みでも需要が高い
- 使用済みの切手を集めるコレクターがいる
ひとつずつ紹介します。
希少性がある切手は使用済みでも需要が高い
発行枚数が少なく、入手が困難な切手はコレクターの間で人気があり、使用済みであっても高く評価されます。
希少価値の高い切手の多くは、すでに販売が終了しているため市場では入手できません。
そのため、使用済みであっても切手自体が貴重であれば、コレクターにとって十分に価値のあるアイテムとなるのです。
使用済みの切手を集めるコレクターがいる
切手コレクターのなかには、使用済み切手を専門に収集する方もいます。
理由は、切手に押された「消印」の希少性に価値を見出しているためです。
特に、文字が鮮明に残っている珍しい消印が押された切手は、未使用の切手以上に高い価値がつくこともあります。
そのほかの価値がある消印については、本記事の「価値がある人気の消印」で紹介しています。ぜひ参考にしてみてください。
使用済みでも高く売れる切手の種類|レア切手
特定の切手は希少性やデザインから使用済みでも、高額で取引されます。
使用済みでも人気の高い切手(一例)は以下の通りです。
それぞれの特徴を見ていきましょう。
オオパンダ
中国の画家・呉作人(ごさくじん)が水墨画で描いたオオパンダ(ジャイアントパンダ)の切手です。
「パンダ切手」とも呼ばれ、1963年と1973年に発行されました。一回目の発行では3種類のセット、二回目では6種類のセットが作られ、合計で9種類が存在しています。
文化大革命時代の中国で発行されましたが、当時の政策により切手収集は禁じられており、出回った切手の多くが失われました。
そのため、現存数が少なく希少価値が高まり、現在ではコレクターの間で人気があります。
赤猿
1980年、中国初の年賀切手として発行された「赤猿(子ザル)」は、中国切手の中でも人気がある切手です。
当初予定されていた発行枚数は800万枚でしたが、製造途中で刷版の故障が発生し、最終的な発行枚数は500万枚にとどまりました。
発行枚数の少なさに加え、中国が干支発祥の地であること、さらに初の年賀切手という歴史的意義から特に人気があります。
「オオパンダ」同様に切手の収集や海外輸出が禁止されていたため、中国国内に残った赤猿切手はごくわずかです。
赤猿切手は、希少性と歴史的背景から、現在もコレクターの間で高い需要を持ち続けています。
月に雁(つきにかり)
「月に雁」は、切手趣味週間シリーズの第3弾として、1949年11月1日に発行された切手です。前年に発行された同シリーズの「見返り美人」と同様に、縦67mm・横30mmの大型サイズで作られました。
見返り美人は美しいデザインと大きさから大変な人気を集めたため、次のシリーズとして発行されたのが「月に雁」です。
「月に雁」は発売当初、大きな人気はなく一部の郵便局では在庫が残ったと言われています。しかし、日本の景気が上向き、収集熱が高まるにつれて、切手市場での評価が急激に高まりました。
その結果、昭和中期にはプレミア切手としての地位を確立し、現在でも切手収集家にとって非常に価値ある一枚とされています。
価値がある人気の消印
特定の消印が押された切手は、歴史や希少性から高い価値を持つことがあります。
価値のある消印は以下の通りです。
- 特殊通信日付印(特印)|国家的記念行事
- 小型記念日付印(小型印)|地域の行事などで使用
- 小代式機械印|自動押印機
- 風景入通信日付印(風景印)|地域限定で使用
- 初日用通信日付印(初日印)|ハト印
- 満月印|きれいなまん丸印
- ウェル・センター
それぞれ紹介します。
特殊通信日付印(特印)|国家的記念行事
特殊通信日付印(とくしゅつうしんにっぷいん)、通称「特印」は、記念切手の発行や全国規模の記念行事など、特別な機会に押される希少性の高い消印です。
特印の特徴は直径36mmの大きさと、茶色がかった赤色のインクです。視覚的なインパクトが強くコレクターの間で高い人気を誇ります。
小代式機械印|自動押印機
小代式機械印は、郵便局で初期に使用された自動押印機で押される消印です。押印期間が短く希少価値が高いため、古切手コレクターから熱い注目を浴びています。
機械化の初期における技術の証としての側面もあり、切手収集家にとって貴重なアイテムです。
小型記念日付印(小型印)|地域の行事などで使用
小型記念通信日付印(こがたきねんつうしんにっぷいん)、通称「小型印」は、市町村の地域行事や記念イベントなど特別な機会に使用される消印です。直径約32mmの小ぶりなサイズで、目を引く赤茶色のインクが使用されています。
小型印は限定された期間中にしか使用されないため、希少価値が高くコレクターにとって貴重なアイテムです。さらに、小型印は使用されるイベントごとに独自のデザインが施され、地域の特色を反映したものが多いのも人気の要因とされています。
風景入通信日付印(風景印)|地域限定で使用
風景入通信日付印(ふうけいいりつうしんにっぷいん)、通称「風景印」は、地域の名所や特産品をデザインに取り入れた特別な日付印です。
観光地やご当地の文化を象徴するデザインが多く、地域の魅力を伝える役割も果たします。円形の中に風景や名物が描かれた伝統的なスタイルから、特産品や特定のシルエットをモチーフにした「変形印」まで、バリエーション豊富です。
風景印はデザイン性の高さからコレクターに人気があり、地域限定で使用されるため希少価値があります。
初日用通信日付印(初日印)|ハト印
初日用通信日付印(しょにちようつうしんにっぷいん)、通称「ハト印」は、切手やはがきが発行される初日にだけ使用される特別な消印です。
印影に鳩のマークが含まれており、「和文ハト印」「欧文ハト印」「機械ハト印」「絵入りハト印」の4種類があります。
絵入りハト印は、風景や季節感を反映した美しいデザインが特徴です。年賀切手やグリーティング切手の初日にのみ使用されるため、押印期間が短く希少性があり、コレクター間で人気があります。
満月印|きれいなまん丸印
満月印は、消印が切手の中央にきれいに押されている消印ですその名の通り、夜空の満月を連想させる美しい印影がコレクターに人気を集めています。
特定の記念日や郵便局の特別押印サービスで指定できる場合もあります。
ウェル・センター
ウェル・センターとは、切手のデザインの中心に押されている状態の消印です。満月印と似た概念ですが、ウェル・センターは美的要素がより重視される点で異なります。
切手の図案と消印の配置バランスが評価の重要な基準となり、消印が絵柄の中心に美しく配置されている場合、ウェル・センターとして高く評価されるのです。
一方で、消印が切手の中心から外れているものは「オフ・センター」と呼ばれます。
オフ・センターはウェル・センターに比べて一般的に価値が低くなりますが、デザイン全体の調和や消印の位置、余白のバランスが優れている場合は高評価を受けることもあります。
使用済み切手を売却するときのポイント
使用済み切手の売却を検討する際、価値を最大化するためにはいくつかのポイントを押さえておくことが重要です。
ここでは、切手を売却する際に注意すべきポイントを詳しく解説します。
- 消印が読み取れる
- 封書やはがきから剥がす
- きれいな状態を保っておく
- 買取専門店で売却する
順番に見ていきましょう。
消印が読み取れる
使用済み切手の価値を評価する上で、消印の状態は非常に重要で、消印がはっきりと読み取れる状態を保つことが大切です。
消印がにじんでいる場合や部分的に欠けている場合は、コレクターからの評価が下がる可能性があります。
消印を保護するためには、封書やはがきに貼られている状態のままで保存するのがおすすめです。売却を検討する際は、消印が完全に残っている状態を維持しましょう。
封書やはがきから剥がす
切手を売却する際、封書やはがきからに切手が紙に貼られたままでは査定額が下がる可能性があります。きれい綺麗に剥がしてから売却する方が良いでしょう。
切手を剥がす作業は慎重に行う必要があります。るため、剥がす際には、以下の手順を参考にしてください。
- 1.切手を貼った部分をぬるま湯に浸けることで、糊が溶けて剥がしやすくなります。
- 2.指で直接触れると油分が付着して切手を傷める恐れがあるため、ピンセットを使用して慎重に剥がしましょう。
- 3.剥がした切手は柔らかい布や紙の上で自然乾燥させ、シワや反りを防ぐために軽く押さえましょう。
上記を丁寧に行うことで、切手の美観を損なうことなく保存状態を維持できます。
ただし、うまく剥がせないと感じる場合は、無理に剥がさずそのままの状態で売却しましょう。
きれいな状態を保っておく
切手の価値は、状態に大きく左右されます。
汚れ・シワ・折れ・破れなどがある切手は、いくら希少価値が高くても査定額が下がってしまう可能性があるため、大切に保管しましょう。
密閉されたケースやアルバムを使用すると湿気や変色を予防できて安心です。
また、触れる際は手袋やピンセットを活用し、丁寧に扱いましょう。良好な状態を保てば、コレクターからの評価が高まり、高額買取につながります。
使用済み切手の売却で『買取大吉』が選ばれる3つの理由
使用済み切手の売却で『買取大吉』が選ばれている理由は以下の通りです。
- 選べる3つの買取方法
- 他社で断られた切手でも大歓迎
- 豊富な買取実績
それぞれ紹介します。
選べる3つの買取方法
『買取大吉』では、お客様のライフスタイルに合わせて3つの買取方法を選べます。
買取方法
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特徴
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店頭買取
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直接店舗に持ち込んでその場で査定・買取
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宅配買取
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無料の宅配キットを利用して自宅から送るだけで、査定・買取が完了
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出張買取
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専門スタッフが自宅まで訪問し、その場で査定・買取
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「すぐに現金化したい」「大量のアイテムがあり持ち運びが大変」など、ニーズに合わせてご利用ください。
他社で断られた切手でも大歓迎
他社で買取を断られた切手でも買取可能です。多くの買取業者は、切手の状態に厳しい基準を設けています。
『買取大吉』では、他社で断られた切手でも大歓迎です。ぜひ一度、一度無料査定をお試しください。
豊富な買取実績
『買取大吉』では、長年の実績を持つ買取専門店として、多くのお客様からさまざまなアイテムを買取してきました。
これまでに取り扱った切手のなかには、消印の状態が良好なものや特定の記念切手、コレクターに人気の高いレア切手なども数多く含まれています。
そのため、どのような切手でも経験豊富な鑑定士が価値を見極め、適正価格で買取します。
実際に買取してきた切手は、以下のボタンからチェック可能です。
【Q&A】使用済み切手を売却するときによくある質問
使用済み切手を売却する際には、さまざまな疑問や不安が生じることがあります。
よくある質問は以下の通りです。
Q.1枚だけでも買取できますか?
Q.封筒に付いたままの切手も買取できますか?
Q.査定額を聞いてからキャンセルできますか?
それぞれ回答します。
Q.1枚だけでも買取できますか?
A.1枚からでも買取可能です。
希少性が高い切手や珍しい消印があれば、1枚だけでも高額査定が期待できます。
シリーズやテーマごとにコレクションとしてまとまっている場合、コレクター需要が高まるため、セットとしての価値が上がります。
そのため、複数の切手売却を検討する際は手元の切手を一度整理してから、まとめて査定に出すとよいでしょう。
Q.封筒に引っ付いたままの切手も買取できますか?
A.封筒やはがきに貼られたままの切手も買取可能です。
特定の消印が残っている場合や珍しい使用状況が確認できるものは、コレクターにとって価値が高くなります。
切手を剥がそうとしてダメージを与えてしまうと、査定額が下がる可能性があるため、きれいに剥がせないと感じる場合は、そのまま査定にお持ち込みください。
Q.査定額を聞いてからキャンセルできますか?
A.査定額を聞いてからでもキャンセル可能です。
無料で査定を行うため、提示された金額に納得がいかない場合でも、費用の負担なくご利用いただけます。
使用済み切手を売却するなら『買取大吉』におまかせ
使用済み切手は、希少性や特定の消印の価値によって、高額買取の対象となることがあります。
「希少な切手」「コレクター需要の高い消印」「美しい保存状態」が揃っていれば、驚くような価格がつくこともあるのです。
また、売却時には「消印が読み取れる状態を保つ」「封書やはがきから丁寧に剥がす」ことで、査定額が上がる可能性があります。
売却を検討の際は、豊富な買取実績を持つ『買取大吉』の無料査定がおすすめです。
不要な切手がお手元にある方は、この機会に『買取大吉』での売却を検討してみてはいかがでしょうか?
どんなお品物でも、どんな状態でも喜んで査定させていただきます。他社様で断られた物もがんばってお買取致します。こちらに載っていないものでもお気軽にお持ちください。