「家に古い硬貨のセットがあるけれど、価値があるの?」
「プルーフ硬貨って聞いたことはあるけど、通常の硬貨と何が違うの?」
このような疑問はありませんか?
プルーフ硬貨は、通常の流通用貨幣とは製造方法や仕上げが異なり、コレクション市場では額面以上の価格で取引されることもあります。
しかし、その価値を知らずに使ってしまったり、銀行で両替してしまったりすると、プレミアが失われる可能性もあるため注意が必要です。
本記事では、プルーフ硬貨の簡単な見分け方・昭和62年や平成31年などのプレミア年銘・損をしないための売却手順まで詳しく解説します。
<この記事でわかること>
- プルーフ硬貨・通常硬貨・ミントセットの違いと見分け方のポイント
- 昭和62年や平成31年など高値で取引されるプレミア年銘と買取相場
- プルーフ硬貨を銀行で両替・使用すると損をする理由と正しい売却方法
プルーフ硬貨とは?通常硬貨・ミントセットとの違い

プルーフ硬貨と通常硬貨、そしてミントセットは見た目が似ているため、区別が難しいと感じる方も多いでしょう。
プルーフ硬貨は、ミントセットや未使用の通常硬貨と混同されやすく、違いを理解しておくことが価値判断の第一歩になります。
判断の基準となるポイントは以下の2つです。
- 収集用として製造される特別な貨幣
- 間違いやすい「ミントセット」との違い
それぞれ詳しく確認していきましょう。
収集用として製造される特別な貨幣
プルーフ硬貨は、お店で使うためではなく、鑑賞・収集を目的に造幣局が製造する特別な硬貨です。昭和62年(1987年)から造幣局によるコレクター向けセットが展開されるようになりました。
最大の特徴は、鏡のように磨き上げた「鏡面仕上げ」と模様部分のつや消し加工を組み合わせた仕上げです。二重の仕上げにより、デザインが立体的に浮き上がって見えます。
通常硬貨より製造工程が多く、販売数量が限定されるため、額面以上の価値が付くことが多い傾向です。
間違いやすい「ミントセット」との違い
プルーフ硬貨とよく混同されるのが「ミントセット」です。
ミントセットは未使用の通常貨幣をまとめたものであり、プルーフ硬貨とは製造方法が異なります。
特徴は以下の通りです。
- プルーフ貨幣セット:特別な製造工程・鏡面仕上げ
- ミントセット:流通用貨幣を未使用のまま封入
ミントセットの硬貨には鏡面仕上げが施されていないため、見た目で判別が可能です。買取価格は、手間のかかっている「プルーフ硬貨」の方が高くなる傾向にあります。
【関連記事】
プルーフ硬貨の簡単な見分け方

持っている硬貨が、プルーフ硬貨かどうかは、以下のポイントで見分けましょう。
- 鏡のような光沢とつや消し
- 文字・デザインの鮮明さと刻印の深さ
順番に解説します。
鏡のような光沢とつや消し
プルーフ硬貨は、鏡面仕上げと模様の部分がつや消し仕上げになっています。
硬貨を傾けたとき、背景が鏡のように光り、模様や文字だけが白く浮き上がって見えれば、プルーフ硬貨の可能性が高いでしょう。
通常硬貨も未使用品なら光沢がありますが、プルーフ硬貨は鏡のように周囲の景色が映り込むほど輝きが強いのが特徴です。
ただし、「プルーフライク」という通常硬貨でもプルーフに似た輝きを持つものがあるため、刻印の鮮明さも確認しましょう。
文字・デザインの鮮明さと刻印の深さ
プルーフ硬貨は、磨き上げた専用の金型を使い、「2回以上の連続圧印」を施しています。そのため、文字の輪郭がシャープで模様の彫りが深く、通常硬貨より細部まで鮮明です。
通常硬貨と並べると、細部の違いがよくわかるでしょう。拡大して見ると、髪の毛の線や細かなデザインまで潰れずに表現されているのが確認できます。
プルーフ硬貨の価値とプレミア相場

プルーフ硬貨はすべてが高額になるわけではありません。
価値が決まるポイントと相場は、以下の通りです。
- 発行枚数の違いでプレミア価値が決まる
- 通常プルーフ貨幣セットの市場価格
- 記念プルーフ貨幣セットの市場価格の傾向
- 【最新情報】ドラゴンボール40周年記念プルーフ貨幣セットの価値と今後の相場予測
1つずつ見ていきましょう。
発行枚数の違いでプレミア価値が決まる
プルーフ貨幣の買取価格は、発行枚数によって決まります。
発行枚数が多いセットはほとんど額面前後ですが、発行枚数が少ないものは高額取引されやすい傾向です。
特に昭和62年のセットは約23万セットと比較的少なく、さらに50円硬貨が流通用として発行されなかった年であるため、コレクター需要があります。
通常プルーフ貨幣セットの市場価格
通常プルーフ貨幣セット(1〜500円の計666円)の買取相場は、発行年によって大きく変わります。
| 年銘 |
買取相場 |
理由 |
|
昭和62年
|
1,500〜2,000円
|
・日本初のプルーフ硬貨
・50円硬貨が流通用未発行
|
|
平成15年
|
・年銘板有:5,000円前後
・年銘板無:額面前後
|
2種類発行
|
|
平成22〜25年
|
3,000円前後
|
一部硬貨が流通用未発行
|
|
平成31年
|
2万円前後
|
「平成最後」の話題性
|
|
その他の年
|
額面前後
|
発行枚数が多い
|
平成15年以降は「年銘板有」と「年銘板無」の2種類があり、年銘板有の方が価格が高い傾向にあります。平成31年は「平成最後の年」として買取相場が2万円前後と高値です。
記念プルーフ貨幣セットの市場価格の傾向
記念プルーフ貨幣セットは、皇室慶事やオリンピックなどを記念して発行されるもので、通常セットより高値で取引されます。
天皇陛下御即位記念10万円プルーフ金貨セット(平成2年)は30万円以上、長野オリンピック記念1万円プルーフ金貨は5万円以上で取引されています。
東京2020オリンピック記念プルーフ1万円金貨は12〜15万円前後です。皇室記念や五輪など話題性があるものは、高く評価されやすい傾向にあります。
【関連記事】
【最新情報】ドラゴンボール40周年記念プルーフ貨幣セットの価値と今後の相場予測
2024年に原作40周年を迎えた『ドラゴンボール』を記念して、造幣局から2025年9月に「ドラゴンボール40周年記念2025プルーフ貨幣セット」が発売されました。
販売価格は16,500円で、令和7年銘の1〜500円までの6種類のプルーフ貨幣・孫悟空がデザインされた銀製メダルを特製革ケースに収納した豪華仕様です。
当初25,000個の販売予定に対して約252,645件の応募があり、抽選倍率は約10.1倍でした。造幣局は30,000個まで増産を決定し、2025年11月下旬から順次発送されています。Yahoo!オークションでの平均落札価格は3〜4万円台で、販売価格の約2.4倍です。
過去のアニメコラボ記念貨幣では、エヴァンゲリオン2020プルーフ貨幣セット(販売価格13,700円)が発売直後は30,000円超でしたが、現在は8,500〜10,000円程度に落ち着いています。
ドラゴンボールの人気と高い抽選倍率を考えると、当面は3〜4万円台で推移する可能性が高いでしょう。ただし、時間経過とともに価格は落ち着いていく可能性もあります。
参照:造幣局「ドラゴンボール40周年記念2025プルーフ貨幣セットの通信販売について(2025年9月4日)」
プルーフ硬貨は使える?使うと損する理由

プルーフ硬貨は法律上使えますが、実際に使うと大きな損をします。
以下の2つに関して、注意しましょう。
- コンビニや自販機での使用可否とリスク
- 一度使うと価値はどうなる?銀行両替の注意点
それぞれ解説します。
コンビニや自販機での使用可否とリスク
現行貨幣のプルーフ硬貨は、法的には通常の現金(通貨)として使用可能です。
しかし、自動販売機や自動精算機(セルフレジ)での使用は避けてください。
特に記念硬貨などのプルーフ貨幣は、機械で正しく認識されない場合があります。機械が認識できずに返却されたり、詰まったりするトラブルの原因になるので注意しましょう。
一度使うと価値はどうなる?銀行両替の注意点
プルーフ硬貨の価値は「傷のない鏡面仕上げ」にあります。使用すると他の硬貨と擦れて微細な傷がつき、額面通りの小銭になってしまいます。
また、銀行での両替も大きな損失になります。金融機関ではあくまで額面での取引になり、プルーフ硬貨としての価値は考慮されません。
価値がよくわからない硬貨は、使用する前や銀行へ行く前には買取業者に査定を依頼してください。
プルーフ硬貨を高く売るための3ステップ

売却を考える場合は、事前の扱い方によって査定額が変わります。
高く売るためには、以下のステップを意識しましょう。
- STEP1:価値を下げない保管方法
- STEP2:売却前にやってはいけないNG行動
- STEP3:価値がわかる買取店の選び方
1つずつ解説します。
STEP1:価値を下げない保管方法
プルーフ硬貨は、専用ケースから出さないのが重要です。わずかな傷や汚れでも価値が大きく下がります。
ケースなしで保管する場合は、専用の硬貨ケースに入れ、コットン手袋を使って直接触らないようにしましょう。保管場所は高温多湿と直射日光を避け、温度変化の少ない暗所で保管が理想です。
また、外箱・年銘板・説明書も一緒に保管しましょう。買取時の査定で、プラス要素になります。
STEP2:売却前にやってはいけないNG行動
買取前にやってはいけないNG行動は、洗浄と磨きです。
汚れているから綺麗にするために、洗剤で洗ったり、布で磨いたりすると鏡面仕上げに細かい傷がつきます。プルーフ硬貨に傷が付くと、価値が下がってしまいます。
汚れていても、そのままの状態で査定に出しましょう。また、無理にケースから取り出そうとして傷つけるケースも多いため、触らないようにしてください。
STEP3:価値がわかる買取店の選び方
プルーフ硬貨を高く売るには、古銭・記念硬貨の専門知識を持つ査定士がいる買取店を選びましょう。一般のリサイクルショップでは、プルーフの価値が見誤られ、額面近くで買い取られることがあります。
買取店選びは、以下のポイントを意識してください。
- 古銭・記念硬貨の買取実績が豊富か
- 複数の買取方法(店頭・出張・宅配)に対応しているか
- 査定が無料か
これらのポイントで買取店を選ぶと、プルーフとしての価値を適切に評価してもらえます。
プルーフ硬貨の買取は『買取大吉』にお任せ

『買取大吉』は、プルーフ硬貨をはじめとする記念硬貨・古銭の買取実績が豊富で、専門知識を持つ査定士が適正価格で買取いたします。
査定料・出張費用は一切かかりません。査定金額にご納得いただければ、その場で現金でお支払いいたします。プルーフ硬貨だけでなく、記念硬貨・古銭・金貨・銀貨など、幅広い貨幣の買取が可能です。
プルーフ硬貨や記念硬貨をお持ちの方は、ぜひ『買取大吉』にご相談ください。
【Q&A】プルーフ硬貨に関するよくある質問

プルーフ硬貨に関してよくある質問をまとめました。
- Q.銀行でプルーフ硬貨を両替するとどうなりますか?
- Q.平成9年や平成31年の硬貨は価値が高いですか?
- Q.プルーフ硬貨はどこで買えますか?
ひとつずつ回答します。
Q.銀行でプルーフ硬貨を両替するとどうなりますか?
A.銀行(金融機関)での両替は、額面での取引となります。
プレミア価値は考慮されないため、額面通りの両替にしかなりません。
価値がよくわからない硬貨は、銀行ではなく、まず専門買取店に無料査定を依頼することが損をしないコツです。
Q.平成9年や平成31年の硬貨は価値が高いですか?
A.平成9年(1997年)の通常プルーフ貨幣セット単体では、それほど高価値ではありません。
しかし、平成9年には長野オリンピック記念プルーフ金貨(1万円)が発行されており、単体で5万円以上の買取実績があります。
平成31年(令和元年)の通常プルーフ貨幣セットは、令和改元前の「平成最後の年」として話題性が高く、買取相場が2万円前後です。額面は666円ですが、「平成最後」という歴史的な節目を記念したセットとして、コレクター需要が高くなっています。
ただし、状態や付属品の有無によって価値は変わります。
Q.プルーフ硬貨はどこで買えますか?
A.現在販売中のプルーフ貨幣セットは、造幣局のオンラインショップや造幣局フェアなどで購入可能です。造幣局では、毎年その年の通常プルーフ貨幣セットを販売しているほか、記念硬貨の発行に合わせて記念プルーフ貨幣セットも販売しています。
販売終了した過去のプルーフ貨幣セットについては、国内外のオークションサイトでの入手が一般的です。また、古銭・記念硬貨の専門店でも取り扱っている場合があります。ただし、販売定価より高値で売られているケースがあるため、相場を把握した上で購入しましょう。
まとめ|手元の硬貨がプルーフか見極めて価値を正しく判断しよう

プルーフ硬貨は、見た目が美しいだけでなく、発行背景・保存状態・付属品の有無によって価値が大きく変わる収集用の貨幣です。
そのため「使えるかどうか」だけで判断してしまうと、本来の評価額を知らないまま額面で手放してしまう可能性があります。
もしプルーフ硬貨をお持ちの場合は、使用や両替をする前に『買取大吉』の無料査定をご利用ください。
どんなお品物でも、どんな状態でも喜んで査定させていただきます。他社様で断られた物もがんばってお買取致します。こちらに載っていないものでもお気軽にお持ちください。