「使わない真珠のネックレスを売りたい」
「買取相場が知りたい」
このように考えていませんか?
ネックレスを含め、真珠製品は宝石のなかでも買取価格は高いほうではありません。しかし、売る前にちょっとした一手間を加えると、買取価格が高くなる可能性があります。
この記事では、買取価格が高くない理由・少しでも高く売るポイントについて解説します。売却を考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。
<この記事でわかること>
- 真珠のネックレスが高く売れない理由
- 真珠の価値の決まり方
- 少しでも高く売るポイント
真珠のネックレスに値段がつきにくい理由

真珠(パール)はダイヤモンドなどの鉱石とは異なり、研磨やカットを必要としないため、昔から宝石として扱われてきました。
「人魚の涙」とも呼ばれるほど美しい光沢を持っている真珠ですが、買取相場は高いわけではありません。買取相場が高くない理由は以下の3つです。
- 養殖真珠が多く流通している
- 有機物のため劣化しやすい
- 地金があまり使われていない
ひとつずつ解説します。
養殖真珠が多く流通している
天然の真珠は、安定した質や量の確保が難しいため、流通している多くは養殖によって作られています。
養殖によって大量生産が可能となったため、市場における供給量が増加し、買取相場は以前と比べて低くなってしまいました。
以前は貴重な宝石として人気視されていましたが、現在では一般的なアクセサリーとして利用されています。
有機物のため劣化しやすい
宝石といえばダイヤモンド・ルビー・サファイアなどを思い浮かべる方も多いでしょう。これらの鉱石から採れる宝石は「無機物」に分類され、硬度が高いものがほとんどです。
対して、真珠・サンゴ・琥珀などの宝石は、動植物の組織や器官で生成されるため「有機物」にあたります。
有機物の宝石は、無機物の宝石と比べて硬度が低く、傷つきやすい点が特徴的です。また、酸やアルカリに弱い性質もあるため、劣化も早くなりやすい傾向があります。
有機物である真珠も劣化が早く、水や汗に弱かったり、二酸化炭素の酸により溶解したりする性質があります。
また、酸性の食品や洗剤、美容品に触れれば劣化を早くさせるため、取り扱いが難しい宝石のひとつと言えるでしょう。
地金があまり使われていない
ネックレスや指輪などのジュエリーは、台座・チェーン・留め具などに金やプラチナの地金を使用しているため、買取金額が上がる場合があります。
ですが、真珠のネックレスは、穴を開けた真珠に糸を通すシンプルな作りのため、地金は使用しません。仮に使用したとしても微量のため、買取金額は高くなりにくいのです。
真珠のネックレスにはクラスプと呼ばれる留め具を使用していますが、多くの場合シルバー素材を採用しているため、買取金額に期待はできません。
近年は真珠の価格が高騰している

真珠はダイヤモンドやルビーなどの宝石と比べると価値が低いため、買取価格は高いとはいえません。しかし、近年は真珠の価格が少しずつ上昇しています。
真珠の価格が高まっている要因は以下のとおりです。
- 養殖業者が減少している
- 海外から品質が評価されている
水産庁の調査によると、真珠・真珠母貝を養殖する業者は1993~2018年の間で70%減少しています。需要と供給のバランスが崩れつつあるため、価格が高騰しているのです。
また、日本のアコヤ真珠は海外から高い評価を得ており、消費者が増加傾向にあります。
円安によって積極的に購入する観光客も大勢おり、今後も価格は上がる可能性があります。
参照:水産庁|真珠養殖をめぐる情勢について
真珠ネックレスの買取相場

真珠ネックレスの買取相場は、下表のようにランクやサイズによって異なります。
ランク |
サイズ |
買取相場 |
S |
9~9.5mm |
~10万円 |
S |
6.5~7.0mm |
~4,000円 |
A |
9~9.5mm |
~7万円 |
A |
6.5~7.0mm |
~3,000円 |
B |
9~9.5mm |
~1万円 |
B |
6.5~7.0mm |
~800円 |
C |
9~9.5mm |
~7,000円 |
C |
6.5~7.0mm |
~500円 |
D |
9~9.5mm |
~5,000円 |
D |
6.5~7.0mm |
~500円 |
※上記の価格は買取市場全体の相場であり『買取大吉』の買取価格を保証するものではありません。
ランクは、色味・ヒビ・形などを考慮して決められます。価値を決める要素については次章で紹介するため、ぜひ参考にしてみてください。
真珠ネックレスの価値を決める要素

真珠ネックレスの価値は以下の要素によって決まります。
- 種類
- 色
- 形
- 大きさ
- 光沢(テリ)
- 巻き
- 傷
- ブランド
ひとつずつ見てみましょう。
種類
真珠の種類によって買取金額が変動します。以下の真珠は人気が高く、高値で取引される傾向です。
ひとつずつ解説します。
アコヤ真珠
アコヤ真珠は、生産量が少なく非常に希少な種類です。日本のアコヤ貝から採れる真珠で別名を「本真珠」と言います。
アコヤ真珠のネックレスは冠婚葬祭など、人生の大切なシーンでよく用いられるほど人気の真珠です。
マベ真珠
マベ真珠はマベ貝から採れる真珠です。多くのマベ真珠の形は半円が多く、綺麗な円形の真珠はとても希少価値があります。
独特の虹色の輝きを放つため、世界で最も美しいと言われている真珠です。
黒蝶真珠
黒蝶真珠は黒蝶貝から採れる真珠です。その名のとおり、見た目が黒いことから「ブラックパール」「ピーコックカラー」とも呼ばれています。
ほかにグリーンやブラウンなどの色もあり、人気を集めている真珠です。
白蝶真珠
白蝶真珠は、白蝶貝から採れる真珠です。
真珠の平均的な大きさは6〜8mmですが、白蝶真珠は10mm〜19mmと大粒の物も流通しています。ホワイトやシルバーといった美しい色が特徴的です。
色
真珠の色を評価する際は「実体色」と「干渉色」の2つのポイントに注目します。
実体色は、真珠そのものが持つ色のことです。アコヤ真珠・白蝶真珠は白色、ゴールデンパールは金色、黒蝶真珠は黒など色味が異なります。
一般的には濃い色を持つ真珠ほど高い価値を持つ傾向です。
干渉色は、光が真珠に当たった際に生じる色合いを指します。ピンク色や緑色に輝くものが多く、奥行きのある色合いが特徴です。
同じ種類の真珠でも個性が異なるため、干渉色もひとつずつ異なります。
形
真珠は、きれいな丸に近い形ほど価値が高まります。反対に歪みが激しい真珠は価値が下がる傾向です。
ただし、魚型・ペアシェイプなど、自然に美しい形が出来上がった真珠は例外として高い価値がつけられる場合があります。
大きさ
真珠は大きいほど高い価値があります。10mm以上のサイズを持つ綺麗な真珠はほとんどないため希少性が高く、高価買取が期待できるでしょう。
養殖技術の向上によって以前よりも大きいサイズの真珠ができるようになりましたが、8~8.5mmが一般的です。
光沢(テリ)
真珠に光が当たった時の反射具合「光沢」も評価する際のポイントです。真珠内部で光が乱反射を起こせば光沢は弱くなります。
反対に、真珠を形成する層が緻密に並んだものは光をよく反射するため輝きが増し、価値も高まります。
巻き
真珠は、薄い層がいくつも重なって形成されています。真珠の層の厚さは「巻き」と呼ばれ、厚みがあるものは高い価値がつけられる傾向です。
傷
宝飾品として使われる真珠は傷の有無も大切なポイントです。傷が少ないものほど価値があり、買取価格も高くなる傾向があります。
傷を目立たなくするために研磨する場合がありますが、過度に磨けば光沢に悪影響が出るため注意が必要です。
ブランド
真珠ネックレスはブランドの価値も考慮して買取価格が決められます。高価買取につながりやすいブランドは以下のとおりです。
それぞれ見てみましょう。
ミキモト
ミキモトは、1893年に世界で初めて真珠の養殖に成功した会社です。世界に向けて真珠文化を発信し、日本の真珠産業の基盤を作ったと言っても過言ではありません。
今では宝飾店として、日本だけでなく、世界中に知られている有名ブランドのひとつです。
タサキ
タサキは、1970年に絶滅目前だったマベ貝の人工採苗に成功した会社です。国内で真珠の生産から加工、販売まで一貫して行っている数少ない会社でもあります。
日本真珠振興会が主催している全国真珠品評会で、農水大臣賞を何度も受賞している世界的にも有名なブランドです。
真珠のネックレスを高く売るための4つの方法

真珠のネックレスは、以下の方法を行えば買取金額が上がる場合があります。
- 査定前にメンテナンスをする
- 真珠の買取に強い買取店を選ぶ
- 購入時の付属品を揃えておく
- 売れやすい時期を狙う
ひとつずつ解説します。
査定前にメンテナンスをする
前述したとおり、真珠は有機物のため劣化しやすい宝石です。日常的に使用していればほこりや油などの付着により光沢を失い、くすんでしまうかもしれません。
美しさを維持するためにも定期的にお手入れをしましょう。査定前に少しメンテナンスをするだけで買取金額が上がる場合もあります。
真珠のお手入れでは、決して水洗いをしてはいけません。水道水は塩素系殺菌剤を使用しているため真珠の劣化を早めてしまいます。
目の細かい柔らかい布で優しく磨くだけに留めましょう。
真珠の買取に強い買取店を選ぶ
真珠にはダイヤモンドを評価する4Cのように明確な基準は定められていません。
したがって、買取店によって買取金額に幅が出る場合があります。
真珠の鑑定に慣れていないなら品質の判断が難しい場合もあるため、真珠など宝石の買取実績が豊富な買取店を選びましょう。
購入時の付属品を揃えておく
真珠のネックレスを購入した際の付属品をすべて揃えておきましょう。
真珠の種類を証明してくれる鑑別書はとくに大切です。
真珠は見た目では種類を見分けるのが難しいため、鑑別書はしっかり保管しましょう。
ほかにも、ブランドの保証書や、購入時の外箱などが揃っていれば買取金額が上がる場合があります。
売れやすい時期を狙う
真珠は以下の時期に需要が高まり、買取価格が上がる傾向です。
3~4月は卒業・入学シーズンで真珠の需要が高まるため、買取価格が上がる可能性があります。12~1月はクリスマスや年末年始の贈り物として真珠の需要が高まります。
夏は真珠の需要が減るため買取価格は期待できません。
真珠のネックレスを売るなら『買取大吉』がおすすめ

静岡で真珠のネックレスを売るなら『買取大吉』がおすすめです。他店のほうが買取金額が高い場合はぜひご相談ください。どこよりも高額で買取いたします。
真珠を含め、宝石類の買取実績があるため、お客様にご納得いただける金額を提示してみせます。
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『買取大吉』は3つの買取方法から選べる

『買取大吉』では「店舗買取」と「出張買取」の2つから買取方法をお選びいただけます。
いずれの方法でも「氏名」「住所」「生年月日」を確認できる書類が必要なため、あらかじめご用意ください。
店頭買取
店頭買取は、査定に出したい真珠のネックレスを店舗へお持ち込みいただく方法です。
熟練の鑑定士が真珠の状態や品質を査定いたします。買取金額にご納得いただけた場合は、現金をその場でお支払いたします。
『買取大吉』は静岡県と神奈川県に合計7店舗ございます。いずれの店舗も予約不要のため、いつでもお気軽にお立ち寄りください。
出張買取
熟練の鑑定士がお客様のご自宅へ伺い、査定を行う方法です。店舗が自宅から遠い場合や、家を空けられない場合にぜひご活用ください。
もちろん、査定料は無料、買取金額にご納得いただけない場合でも出張費や手数料は発生いたしません。
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真珠のネックレスを送るだけで、査定・買取が完了する方法です。
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真珠のネックレスを売る際によくある質問3選

真珠のネックレスを売る際によくある質問を3つご紹介します。
- Qパールネックレスの鑑別書や鑑定書がありませんが買取可能ですか?
- Qパールネックレスの相場はどのくらいですか?
- Qパールの指輪も買取可能ですか?
ひとつずつ回答します。
Qパールネックレスの鑑別書や鑑定書がありませんが買取可能ですか?
A.買取可能です。
鑑別書や鑑定書があれば真珠の価値を保証できますが、無い場合でもめいっぱいの金額で買い取らせていただきます。
Qパールネックレスの相場はどのくらいですか?
A.一概にいくらとは答えかねます。
パールネックレスはブランド・品質・種類などの要素を考慮する必要があるからです。査定依頼いただければ、1品ずつ鑑定可能ですのでお気軽にお試しください。
Qパールの指輪も買取可能ですか?
A.買取可能です。
指輪の場合は、金やプラチナなどの地金や、そのほかの宝石を組み合わせている場合があるため、買取金額が高くなる場合があります。
真珠のネックレスを売るなら『買取大吉』にお任せください!

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