オリンピック記念硬貨の価値は?発行される理由や高く売れる硬貨の特徴を解説
2024年12月1日
「オリンピック記念硬貨に価値はある?」
「高く売れるオリンピック記念硬貨の特徴が知りたい」
このように考えていませんか?
オリンピックの開催ごとに発行される記念硬貨は、特別なデザインや希少性からコレクターの注目を集め、高額で買取されています。
本記事では、オリンピック記念硬貨が発行される理由やオリンピック(日本開催)で発行された記念硬貨の特徴と価値を解説します。
さらに、買取価格を上げるためのポイントや『買取大吉』での高価買取実績も紹介します。
オリンピック記念硬貨の価値を知りたい方は、ぜひご覧ください。
<この記事でわかること>
- オリンピック記念硬貨の種類
- 日本で開催されたオリンピック記念硬貨の価値
- 価値の高いオリンピック記念硬貨の特徴
オリンピック記念硬貨が発行される理由
オリンピック記念硬貨が発行される理由は、売上収益が大会運営の資金として役立てられるためです。
オリンピック記念硬貨とは、オリンピック開催を記念して開催国で発行される特別な硬貨を指し、日本以外の国で発行されるものは「オリンピック記念コイン」と呼ばれることもあります。
オリンピック記念硬貨が初めて発行されたのは、1952年のヘルシンキオリンピックで、このときは500マルッカ銀貨が販売されました。
日本では、1964年の東京オリンピックが最初の記念硬貨発行であり、得られた収益が大会運営の費用に活用されました。
それ以降も、オリンピックを開催する国々での記念硬貨発行は、大会運営を支える定番の手段となっています。
オリンピック記念硬貨の種類
オリンピック記念硬貨の販売は、以下の方法で販売されています。
それぞれ確認していきましょう。
硬貨単体
オリンピック競技にちなんで、競技種目や大会エンブレムなどがデザインされた硬貨を単体で販売されたものです。
オリジナルのケースなどに入れられており、インテリアのひとつとしても楽しめるでしょう。
セット
大会ごとに記念硬貨セットも販売されています。主なセット内容は以下の通りです。
それぞれの違いを紹介します。
ミントセット
ミントセットは、新品未使用品としてセット販売したものです。
特別な加工が施されておらず、一般的に使われる硬貨と同じ仕様であるため、時間が経つと変色や劣化しやすい特徴があります。
札幌オリンピックでは、札幌オリンピック記念の100円硬貨と通常貨幣の1円・5円・10円・50円・100円硬貨で構成されたミントセットが販売されました。
発行セット数は3万セットと少なく、さらに海外限定販売だったため、国内での流通量が少ないことが特徴です。
※参考:造幣局「通常貨幣セット&ミントセット」
プルーフ貨幣セット
プルーフ貨幣は特殊な加工により鏡面のような光沢に仕上げた硬貨のセットです。
オリンピック記念硬貨のプルーフセットも数多く販売されており、国内外問わず多くのコレクターから需要があり、高額で取引されています。
【日本開催】オリンピックで販売された記念硬貨の価値
日本で販売されたオリンピック記念硬貨は以下の通りです。
- 東京オリンピック記念硬貨|1964年
- 札幌オリンピック記念硬貨|1972年
- 長野オリンピック記念硬貨|1998年
- 東京2020オリンピック(パラリンピック)記念硬貨|2021年
それぞれの特徴や買取価格を見ていきましょう。
※品物の状態により買取価格は異なるため、参考価格としてご覧ください。
東京オリンピック記念硬貨|1964年
1964年の東京オリンピック開催は、東海道新幹線の開通やカラーテレビの普及など、急成長を遂げる日本を象徴する出来事のひとつです。
本来、東京でのオリンピックは1940年に開催が決まっていましたが、1937年に始まった日中戦争の影響で、断念された経緯があります。
そのため、1964年の東京オリンピックは多くの関係者にとって関心の高い大会となったのです。
大会を記念し、日本では初めてのオリンピック記念硬貨が発行されました。
記念硬貨の発行は大きな反響を呼び、銀行窓口には購入を希望する人たちが列を作るほどで、販売開始から即座に品薄状態になったと言われています。
買取価格は以下の通りです。
硬貨
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買取価格
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1,000円銀貨
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2,800円 |
100円銀貨
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400円 |
札幌オリンピック記念硬貨|1972年
1972年に開催された札幌オリンピックは、アジアで初めての冬季オリンピックとして注目されました。
札幌オリンピックも、もともと1940年の第5回大会として日本開催が決まっていたものです。
しかし、日中戦争の影響で東京大会と同様に開催が取り消されることになりました。
大会を記念して、日本では100円白銅貨とミントセットが発行されています。
買取価格は以下の通りです。
硬貨
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買取価格
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100円白銅貨
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120円 |
ミントセット
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2,500円 |
長野オリンピック記念硬貨|1998年
1998年に開催された長野オリンピックは、20世紀最後の冬季オリンピックであり、冬季大会がこれまでで最も南に位置する地域で行われたことで知られています。
このオリンピックには72の国と地域が参加し、日本国内でも大きな注目を集め、閉会式のテレビ視聴率は30%を超えるなど、日本中が熱気に包まれていました。
長野オリンピックの記念硬貨は、第1~3次に分けて販売され、それぞれに10,000円金貨・5,000円銀貨・500円白銅貨の合計9種類の記念硬貨が発行されています。
買取価格は以下の通りです。
硬貨
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買取価格
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10,000円金貨
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235,000円 |
5,000円銀貨
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5,000円 |
500円白銅貨
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500円 |
東京2020オリンピック(パラリンピック)記念硬貨|2021年
2020年の東京オリンピックは、新型コロナウイルスの影響で2021年7月に延期され、コロナ禍での開催となりました。※パラリンピック開催は2021年8月。
1年遅れで開催されたのは、オリンピック史上でも珍しいケースです。
東京2020オリンピック記念硬貨は、リオ大会からの引き継ぎを記念した硬貨をはじめ、さまざまなデザインで発行されました。
パラリンピック関連の記念硬貨も含めると全部で39種類もあります。
買取価格は以下の通りです。
硬貨
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買取価格
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引継記念
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12,000円 |
10,000円金貨
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235,000円 |
1,000円銀貨
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7,000円 |
100円クラッド貨
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200円 |
価値の高いオリンピック記念硬貨の特徴
オリンピック記念硬貨は、希少性や保存状態によって市場での評価が大きく異なります。
特に高い価値がつきやすいオリンピック記念硬貨は以下の通りです。
それぞれ見ていきましょう。
保存状態が良い
オリンピック記念硬貨は希少性が求められるため、未使用品や新品同様の状態であれば高額で取引されています。
保存状態を維持するためには、湿気や直射日光を避けることが大切です。
さらに、空気に触れることで酸化が進みやすいため、専用のコインケースや密閉された収納ボックスで保管しましょう。
保存状態が良い硬貨はコレクターの需要が高く、高額買取が期待できます。
付属品が揃っている
オリンピック記念硬貨には、専用ケースや証明書などが付属されている場合が多く、揃っていると評価が高まります。
証明書がついている場合、硬貨が本物であるという信頼性が高まり買取額アップが期待できるでしょう。
付属品が完全な状態で残っている硬貨は、元々の希少性が証明されるため、単体の硬貨よりも高額買取が期待できます。
保管時には、付属品も硬貨と一緒に傷がつかないように保管しておくことが重要です。
エラーコイン
エラーコインは、通常の製造過程で生じた印刷や形状の異常により、一般的な硬貨とは異なる特徴を持つ硬貨のことです。
オリンピック記念硬貨においても、稀にエラーコインが存在します。
たとえば、札幌オリンピック記念硬貨には、「傾打エラー」と呼ばれる表と裏のデザインがずれているものがあります。
表と裏のデザインのズレが大きいほど、買取額は高くなる傾向です。
もしお手持ちのオリンピック記念硬貨のデザインにズレが見られる場合は、高値での買取が期待できるため、一度買取業者に査定を依頼してみるとよいでしょう。
以下の記事では、価値ある硬貨を紹介しています。ぜひ参考にしてみてください。
リンク:価値ある硬貨
『買取大吉』3つの買取方法
『買取大吉』ではお客様のライフスタイルに合わせた3つの買取方法を実施しています。
それぞれの買取方法を紹介します。
店頭買取
最寄りの『買取大吉』へお越しいただき、店内で査定・買取する方法です。
予約不要で来店可能なため、仕事や買い物の帰りにご利用いただけます。
店内には熟練の鑑定士が常駐しており、不安や疑問をその場で質問できるため、初めて査定に出す方でも安心です。
査定料は無料で、買取価格にご納得いただけない場合でも査定料はかかりません。
下のボタンから最寄りの店舗を確認できるため、お気軽にご利用ください。
宅配買取
宅配便で商品をお送りいただくだけで査定・買取できる方法です。
品物を段ボールもしくは宅配キットに入れて送るだけのため、査定に立ち会う時間がない方でも簡単に売却できます。
宅配料・査定料は一切かかりません。査定が終わり次第、メールまたは電話にて買取価格をお知らせいたします。
ぜひお気軽にお試しください。
出張買取
鑑定士がお客様のご自宅へ伺い査定・買取する方法です。
ご自宅で査定するため、店舗まで品物を持っていくのが難しい方でも気軽にご利用いただけます。
安心してご利用いただくために、玄関先での査定も承っております。
査定料・出張料は無料です。ご成約とならなくても費用はかからないため、ぜひお試しください。
オリンピック記念硬貨以外にも価値ある国内硬貨
オリンピック記念硬貨以外にも、日本ではさまざまな記念硬貨が発行されており、国内外のコレクターから高い人気を集めています。
注目される記念硬貨は以下の通りです。
- 日本万国博覧会記念硬貨
- 天皇陛下御在位50年記念硬貨
- 沖縄復帰20周年記念硬貨
- 東日本大震災復興事業記念硬貨
- FIFAワールドカップ記念硬貨
それぞれ見ていきましょう。
日本万国博覧会記念硬貨
1970年、日本で初めて開催された万国博覧会「大阪万博(エキスポ’70)」を記念して造幣局から発行されました。
日本万国博覧会記念硬貨は、「大阪万博記念硬貨」や「EXPO’70記念硬貨」としても知られています。
国内向けに「100円白銅貨」、海外向けには「貨幣セット」や「ミントセット」が限定販売され、希少価値が高い記念硬貨として人気を集めています。
天皇陛下御在位50年記念硬貨
昭和天皇の御在位50年を記念して、1976年12月23日に発行された硬貨です。その後、1977年2月3日にも追加発行されました。
硬貨のデザインには、表面に二重橋と皇居が描かれ、裏面には中央に菊の御紋章、その両側に鳳凰が配置されています。
通常の100円玉よりも大きめの直径30mm、重さ12gの白銅貨です。
沖縄復帰20周年記念硬貨
沖縄復帰20周年記念硬貨は、沖縄の本土復帰20周年を記念して1992年に発行されました。
直径30mm、重さ13gで、通常の500円硬貨よりもひと回り大きいサイズで作られています。
表面に沖縄の象徴である首里城正殿、裏面には向かい合う2匹の昇り龍が描かれ、龍の中央に「沖縄復帰二十年500円」と刻まれた白銅貨です。
東日本大震災復興事業記念硬貨
東日本大震災からの復興を記念し、2015年に「東日本大震災復興事業記念硬貨」を発行しました。
この記念硬貨は、10,000円金貨と1000円銀貨の2種類があります。
記念金貨は、一般向けに販売されたほか、個人向け復興応援国債の一定額以上を保有している人には無償で提供されました。
第3次発行の10,000円金貨は、アメリカの『コイン・オブ・ザ・イヤー』で「ベスト現代の出来事に関する貨幣」に選ばれるなど、世界的にも評価を受けています。
FIFAワールドカップ記念硬貨
2002年に日本と韓国で共催されたFIFAワールドカップを記念して発行された「FIFAワールドカップ記念硬貨」は、サッカー愛好者やコレクターの間で根強い人気があります。
10,000円金貨と1,000円銀貨が発行され、金貨の表面には選手の姿、裏面には大会のエンブレム・ボール・桜・虹がデザインされました。
また、銀貨の表面にはW杯トロフィー・桜・ムクゲの花が、裏面にはエンブレムと選手の姿が描かれています。
金貨の素材はK24(純金)のため、金の高騰も相まって高価買取が期待できるでしょう。
参考:造幣局「記念貨幣一覧」
『買取大吉』記念硬貨(コイン)の買取実績
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豊富な買取実績は、お客様からの評価の証と言えるでしょう。
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オリンピック記念硬貨は、開催国での販売収益が大会運営の一助となるため、発行される特別な硬貨です。
日本でも、1964年の東京オリンピックをはじめ、札幌・長野・東京2020大会にわたり記念硬貨が発行されてきました。
特に保存状態が良く、付属品が揃っている硬貨やエラーコインには高い価値がつきます。
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