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日本刀の種類はどう違う?長さ・形・時代でわかる特徴と見分け方

日本刀の種類はどう違う?長さ・形・時代でわかる特徴と見分け方

2026年3月29日

「実家の整理で日本刀が出てきたけど、種類や価値がわからない」
「太刀や打刀って聞いたことはあるけど、何が違うの?」
このように思っていませんか?

日本刀は見た目が似ているものが多く、種類や特徴の違いが見分けられない方もいるでしょう。長さ(刃渡り)・形状・作られた時代によって分類され、種類や保存状態によって価値が大きく変わることもあります。


しかし、種類や価値を知らないまま扱っていると、本来の価値を見落とす可能性があるため注意が必要です。

 

本記事では、太刀や打刀といった代表的な日本刀の種類・プロ視点の見分け方・名刀の歴史から価値が決まる査定ポイントまで詳しく解説します。

<この記事でわかること>

  • 日本刀の種類(太刀・打刀・脇差・短刀)と特徴の違い
  • 長さ(刃渡り)や形状による見分け方のポイント
  • 日本刀の価値を左右する要素と損をしないための考え方

日本刀の種類とは|基本的な分類

日本刀 種類

日本刀の種類は、以下のように分けられます。

  • 日本刀は「刃渡り」で種類が分かれる
  • 日本刀は「形状」でも特徴が分かれる

ひとつずつ見ていきましょう。

日本刀は「刃渡り」で種類が分かれる

日本刀は刃渡り(刃の長さ)で、以下の3つに分類されます。

種類 刃渡りの目安

刀(打刀・太刀など)

約60cm以上

2尺以上

脇差

約30cm以上60cm未満

1尺以上2尺未満

短刀

約30cm未満

1尺未満

「日本刀」という言葉は刀全般を指す場合と、刃渡り60cm以上の刀のみを指す場合があります。手元にある刀の種類を確認したいときは、まず刃渡りを測りましょう

日本刀は「形状」でも特徴が分かれる

日本刀は刃渡りだけでなく、刀身の形状によっても以下の2種類に分類できます。

分類 刃の形状 主な時代・特徴

直刀

まっすぐな形状

古墳〜奈良時代突く動作に適した形

曲刀

反り

平安時代以降斬撃に適した形

「日本刀」として広くイメージされるのは反りのある曲刀です。

日本刀の主な種類と特徴

日本刀 種類

日本刀は刃渡りで大きく分類されますが、その中にも太刀や打刀といった用途や形状の違いがあります。

 

日本刀の主な種類は、以下のとおりです。

  • 太刀(たち)と打刀(うちがたな)
  • 脇差(わきざし)と短刀(たんとう)
  • その他の日本刀(大太刀・薙刀など)

ひとつずつ見ていきましょう。

太刀(たち)と打刀(うちがたな)

太刀と打刀はどちらも刃渡り60cm以上ですが、差し方と反りの位置が大きく異なります。

 

太刀は平安時代後期から鎌倉時代に多く作られた刀で、刀身の下部に反りがある「腰反り」が特徴です。騎馬戦での使用を想定しており、刃を下に向けて腰から紐で吊るす「佩く(はく)」という方法で携帯します。優美で大ぶりな形状のものが多く、現在は美術品・文化財として高く評価されています。

 

打刀は室町時代以降に普及した刀で、刀身の中ほどに反りがある「中反り」が特徴です。刃を上に向けて帯に差す「帯刀(たいとう)」という方法で携帯し、素早く抜き打ちができる実用性に優れています。現在「日本刀」と聞いてイメージするのは、打刀であることがほとんどです。

 

太刀と打刀の見分け方としては、茎(なかご)に刻まれた銘(作者名)の位置が参考になります。刃を上にして差した際に外側なら打刀、刃を下にして吊るした際に外側(佩表:はきおもて)なら太刀の可能性が高いとされています。

脇差(わきざし)と短刀(たんとう)

脇差は刃渡り30cm以上60cm未満の刀剣です。江戸時代には武士が打刀と脇差を同時に携帯する「大小二本差し」が一般的となり、脇差が「小(こ)」として位置づけられました。打刀では抜きにくい室内や狭い場所での近接戦に適しており、武士の日常的な護身道具として重宝されていました。

 

短刀は刃渡り30cm未満で、無反りのものが多く見られます。小柄な造りと鍔(つば)を付けない「合口拵(あいくちごしらえ)」が特徴で、女性の護身用途や懐剣・守り刀などの儀礼用途でも広く使われました。現代でも和装の婚礼衣裳に懐剣が添えられる風習として、その名残を見られます。

 

その他の日本刀(大太刀・薙刀など)

大太刀(おおたち)は野太刀(のだち)とも呼ばれる刃渡り90cm以上の大型刀剣です。その重さから腰に差すことが難しく、担いで持ち運ばれていました。神社への奉納用として制作されたものも多く、現在は寺社の宝物として所蔵されているケースもあります。

 

薙刀(なぎなた)は長い柄の先に反りのある刃を取り付けた武器で、広い間合いを活かして戦えます。平安時代から武士や僧兵などに用いられ、江戸時代以降は武家の女性が稽古する武芸として定着しました。現在も武道「薙刀」として受け継がれています

【関連記事】

日本刀の見分け方と長さの測り方

日本刀 種類

日本刀は、各部位の名称と正しい測り方を知ることで見分けられます。

 

以下の3点を押さえておきましょう。

  • 刀の各部位の名前と見分け方のポイント
  • 刀の長さはどこから測る?正しい測り方
  • 日本刀の平均的な長さ

それぞれ解説します。

刀の各部位の名前と見分け方のポイント

日本刀を種類や時代で見分けるために、主要な部位の名称を知っておきましょう。

部位名 説明

刀身(とうしん)

・刃の本体部分

鍔(つば)

・刀身と柄の間にある円形または楕円形の部品
・手の保護と装飾を兼ねる

茎(なかご)

・柄に収まる刀の握り部分

・銘(作者名)はここに刻まれる

棟区(むねまち)

・刀身と茎の境目にあたる部分

・刃渡りを測る際の起点となる

切先(きっさき)

・刀の先端部分

・形状によって時代が判別できる場合もある

専門家が刀の種類や時代を判定する際に重視するのが、茎に刻まれた「銘」・刃の縁に現れる文様の「刃文(はもん)」・地鉄(じがね)の肌合い・茎の形状の4つです。これらは刀工(作者)の特定にも使われる重要な判断材料となります。

刀の長さはどこから測る?正しい測り方

日本刀の長さ(刃渡り)は、「棟区(むねまち)」から「切先(きっさき)」までを直線距離で計測します。

 

測り方のポイントは以下の2つです。

  • 柄(つか)は含めない:刀身のみを測定します。柄まで含めて測ると、種類の判定が変わることがあります。
  • 反りに沿って測らない:刀身のカーブ(反り)に沿った曲線ではなく、棟区から切先を直線で結んだ距離を測ります。

上記の2点を間違えると判定が変わる可能性があるため、ご注意ください。

日本刀の平均的な長さ

打刀の一般的な刃渡りは約70cm(2尺3寸程度)とされています。

 

江戸時代には武士の身分によって所持できる刀の長さが定められており、一般的な武士が差す打刀の刃渡りはおおよそこの範囲に収まっていました。

 

現代の居合道などでは、使い手の身長に合わせて刀を選ぶことが一般的です。目安として、身長170cmの人であれば刃渡り73cm(2尺4寸)程度が扱いやすいとされています。

日本刀の歴史|時代による刀の変化

日本刀 種類

日本刀の形は、時代ごとの戦い方や社会の変化に合わせて大きく変化してきました。

 

日本刀の時代の流れは、以下のとおりです。

  • 古代|直刀の時代
  • 平安〜鎌倉|太刀の発展
  • 室町〜江戸|打刀の普及

順番に解説します。

古代|直刀の時代

古墳時代から奈良時代にかけては、反りのない直刀が主流でした。この時代の刀剣は大陸(中国・朝鮮半島)から伝わった製鉄技術の影響を強く受けており、突く動作に特化した形状をしています。

 

日本刀(反りのある刀)の起源にまつわる伝承として、大和国(現在の奈良県)の伝説的刀工「天国(あまくに)」の存在が語り継がれています。

平安〜鎌倉|太刀の発展

平安時代後期に武士階級が台頭すると、騎馬戦に適した反りのある太刀が急速に発展しました。馬上で素早く刀を抜けるよう腰反りの形状が生まれ、長大で優美なフォルムが確立されていきます

 

鎌倉時代には元寇(モンゴルの来襲)などの大規模な戦いを経て刀剣技術がさらに向上し、力強く豪壮な名刀が生まれました。現在、国宝・重要文化財に指定されている日本刀の多くが鎌倉時代の作品です。

室町〜江戸|打刀の普及

室町時代後期になると、戦い方が騎馬戦から徒歩での集団戦へと移行しました。これに伴い、より短く扱いやすい打刀が普及します。戦国時代には大量の打刀が作刀され、日本刀のスタンダードが確立されました。

 

江戸時代に入って長い平和の時代が続くと、武士は打刀と脇差の「大小二本差し」を正式な差料(さしりょう)として帯刀するようになります。実戦の道具という役割を超え、武士の身分を示す象徴としての価値が重視されるようになりました。

偽物・模造刀との違い|本物の日本刀の見分け方

日本刀 種類

刀が本物の日本刀(真剣)なのか、模造刀(レプリカ)なのかを見分けることが重要です。以下の3つのポイントを確認してみましょう。

  • 刃文(はもん)や地鉄(じがね)の違い
  • 刀身の材質や重量の違い
  • 銃砲刀剣類登録証の有無を確認する

順番に解説します。

刃文(はもん)や地鉄(じがね)の違い

本物の日本刀を見分けるうえで、注目したいのが刃文と地鉄です。

 

本物の日本刀は、焼き入れという熱処理によって刃の縁に自然で複雑な文様が現れます。刃文の形は刀工によって異なり、直刃・乱れ刃・丁子刃などさまざまな種類があります。玉鋼(たまはがね)を繰り返し鍛えることで、地鉄の表面には木目のような自然な模様(肌)が生まれるのが本物の特徴です。

 

一方、模造刀はメッキや機械加工による人工的な刃文が施されており、均一で規則的な見た目になります。刃文の自然な複雑さを確認することが見分ける際の手がかりです。

刀身の材質や重量の違い

刀身の材質と重量も判断ポイントです。

 

本物の日本刀は「玉鋼」と呼ばれる特殊な鉄から作られており、手に持つとずっしりとした重量感があります。これに対して模造刀はアルミ合金や亜鉛合金が使われることが多く、本物と比べて明らかに軽く感じられます。手に持った際の重さや質感の違いは、わかりやすい判断材料のひとつです。

 

磁石への反応で本物かどうかを判断する方法もありますが、素材によっては例外もあるため、補助的な確認にとどめておきましょう。

銃砲刀剣類登録証の有無を確認する

本物か見極める確実な方法は「銃砲刀剣類登録証」の有無を確認することです。

 

本物の日本刀(真剣)は、都道府県の教育委員会が発行する登録証の所持が法律上義務づけられています。登録証が存在する場合は、真剣である可能性が高いでしょう。

 

ただし、登録証がないからといって即座に偽物と断定はできません。登録証が紛失・未発行のケースもあるためです。その場合は、管轄の警察署に発見届を提出し、教育委員会の審査を経て登録証の交付を受ける手続きが必要になります。

 

自己判断だけで結論を出すのは難しいため、不安な場合は専門の買取業者や警察への相談をおすすめします。

日本刀の価値は何で決まる?

日本刀 種類

日本刀の価値は、以下の2つで決まります。

  • 刀工(作者)や作刀された時代背景
  • 保存状態(サビ・刃こぼれ)と付属品

それぞれ解説します。

刀工(作者)や作刀された時代背景

日本刀の価値を左右する要素が、誰が作ったか(刀工)といつ作られたか(作刀年代)です。著名な刀工の作品や希少な時代のものは、それだけで高い評価を受けます。

 

また、公益財団法人「日本美術刀剣保存協会(日刀保)」が発行する「保存刀剣」や「特別保存刀剣」などの鑑定書があると、刀の真贋と品質が公的に保証され、査定においてプラス要素となります。

保存状態(サビ・刃こぼれ)と付属品

査定において、保存状態は価値に直接影響する重要なポイントです。具体的にはサビ・刃こぼれ・傷の有無がチェックされます。中でも、刀身に入ったヒビである「刃切れ(はぎれ)」は、価値を大きく下げる原因です。

 

一方、プラスに働く要素もあります。「拵(こしらえ)」と呼ばれる刀の外装(鞘・柄など一式)や「鍔」などの付属品が揃っている場合は、評価が高くなる傾向です。これらは刀身とは別に美術品・工芸品としての価値が認められることもあるため、バラバラにせず一緒に保管しておきましょう。

【Q&A】日本刀に関するよくある質問

日本刀 種類

日本刀に関してよくある質問をまとめました。

  • Q.日本三大名刀とはどの刀ですか?
  • Q.日本三大妖刀とは何ですか?
  • Q.登録証がない日本刀は売れますか?

ひとつずつ回答します。

Q.日本三大名刀とはどの刀ですか?

「日本三大名刀」という明確な定義・公式な選定基準は存在しません。ただし、代表的な名刀の総称として広く知られているのが「天下五剣(てんがごけん)」です。

 

天下五剣とは、数ある日本刀の中でも最高峰と称される5振の名刀で、以下の刀が挙げられます。

  • 童子切安綱(どうじぎりやすつな):平安時代の刀工・大原安綱の作。鬼退治の伝説を持つ名刀。
  • 三日月宗近(みかづきむねちか):平安時代の刀工・三条宗近の作。刀身に三日月形の文様が浮かぶ優美な太刀。
  • 鬼丸国綱(おにまるくにつな):小鬼を退治した伝説を持つ名刀。現在は皇室の御物(ぎょぶつ)。
  • 大典太光世(おおでんたみつよ):三池典太光世の作。前田家伝来の国宝。
  • 数珠丸恒次(じゅずまるつねつぐ):日蓮の愛刀として知られる名刀。兵庫県の本興寺に奉納。

どの刀を天下五剣に含めるかについては研究者の間で一部異説もあり、命名の正確な起源は史料上明確にはなっていません。

Q.日本三大妖刀とは何ですか?

「日本三大妖刀」という公式な定義は特に存在しません。ただし、不吉な伝説を持つ刀として古くから広く名前が知られているのが「村正(むらまさ)」です。

 

村正は室町時代から江戸時代初期にかけて伊勢国桑名(現在の三重県桑名市)で活躍した刀工一派およびその作品の名称です。徳川家康の祖父・父・息子にまつわる不幸な出来事がいずれも村正の刀と結びついているとして「徳川家に祟る刀」という妖刀伝説が語られるようになりました。

 

ただし、現代の研究では「村正は実戦向けに優れた切れ味を持つ名刀であり、三河国で大量に流通していたため徳川家周辺での使用頻度が高かったに過ぎない」という見方が有力です。実際に徳川家康自身も村正を所持していたことが記録に残っています。

Q.登録証がない日本刀は売れますか?

法律上、「銃砲刀剣類登録証」のない日本刀を売却することはできません。登録証は日本刀を合法的に所持・取引するために必要な公的書類であり、登録証がない状態での売買は銃砲刀剣類所持等取締法の処罰対象となります。

 

登録証が見当たらない場合は、以下の手順が必要です。

  1. 管轄の警察署に「発見届」を提出する
  2. 都道府県の教育委員会で審査を受ける
  3. 審査を通過したうえで登録証の交付を受ける

手続きに不安がある場合は、最寄りの警察署への問い合わせをおすすめします。

手元にある日本刀の価値を知るなら「買取大吉」へ

日本刀 種類

日本刀はその種類・時代・刀工・保存状態によって査定額が変わります。

 

「これはどんな種類の刀だろう?」「価値があるのかどうかわからない」という場合は、専門のプロに査定を依頼してみましょう。

 

『買取大吉』では、日本刀をはじめとするさまざまな品物の買取・査定を行っています。銘や詳細が不明な刀でも、経験豊富な査定員が一点一点しっかり確認いたします。査定料・キャンセル料はすべて無料ですので、まずはお気軽にお近くの買取大吉へご相談ください。

 

 

まとめ|日本刀の種類や見分け方を理解して価値を正しく把握しよう

日本刀 種類

日本刀は種類・時代・刀工・保存状態によって、価値に差がつきます。同じように見える刀でも、誰が作ったか・いつ作られたか・付属品が揃っているかどうかで、査定額が変わります。

 

まずは本記事を参考に、手元にある日本刀の種類や特徴を確認してみてください。

 

日本刀をお持ちの場合は、登録証の有無を確認のうえ、『買取大吉』の無料査定をご利用ください。

 

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