【中国古銭】常平通宝を高価買取|買取相場や高く売る方法を解説
2025年1月9日
「常平通宝の買取相場はどのくらい?」
「価値が高い硬貨なの?」
このような疑問はありませんか。
常平通宝は朝鮮で製造されていた中国古銭の一種で、コレクターに人気の古銭です。
種類によっては希少性の高いものがあり、高値で取引される場合があります。
本記事では、常平通宝の概要や種類を紹介し、買取相場や高く売れる方法を解説します。
ぜひ、参考にしてみてください。
常平通宝はどんな古銭?
常平通宝は1600年代の朝鮮で製造された硬貨です。概要は以下の表をご覧ください。
発行された国
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朝鮮
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読み方
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日本読み:じょうへいつうほう
朝鮮読み:サンピョントンボ
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時代
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李朝時代
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種類
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銅銭
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発行年
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1633年〜
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デザイン
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中央に四角の穴。表面に常平通宝(常平通寶)
の文字、裏面に鋳造した官庁を示す文字が施されている。
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初期に発行されたものは品質の高さが認められ、朝鮮だけでなく中国全土に広がりました。
常平通宝は中央に四角の穴が開けられた「方孔円銭(ほうこうえんせん)」の一種です。
常平通宝の文字が施されるのは発行年を問わず同様ですが、裏面の文字は年代や製造された地域によって異なります。
デザインの違いは次章で解説します。
常平通宝の種類
常平通宝は製造時期によって種類があり、デザインが異なります。具体的には以下のとおりです。
名称
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特徴
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古常平
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1678年に発行。裏面に製造された場所を示す1文字が刻まれている。
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折二銭(せつじせん)
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1680年ごろに流通した2文銭。裏面は穴を中心として上部に製造場所を、下部に2文を意味する「二」の文字が刻まれている。
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千字文
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折二銭と同じ2文銭。裏面の下部には「二」ではなく、漢字1文字が刻まれている。
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小平(しょうへい)
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1750年から流通し真打一文銭とも呼ばれる。裏面の下部に1〜10までの漢数字が入った1文銭。
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當(とう)百
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1866年に流通を開始した100文銭。額面に見合った価値がなかったため、住民から反発され早々に製造を中止した。
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當五
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1883年に製造された5文銭。5文分の価値がないにもかかわらず流通させようとしたため反発を受けた。
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種類によって現在の価値も異なる場合があります。所有している常平通宝の種類を確認してみるとよいでしょう。
高価買取に期待|価値が高い常平通宝
常平通宝は種類や状態によって高値がつく場合があります。中でも以下の3つは高価買取が期待できます。
それぞれ見ていきましょう。
発行当初の常平通宝
常平通宝は1633年から製造を開始しており、初期のものは朝鮮から中国全土に広がったほど品質が高く評価されていました。特に1633年〜1678年に製造されたものは、裏面に数字や文字が記載されていない「無背銭」と呼ばれ、貴重な品物です。
裏面が無地の常平通宝をお持ちの方は、買取店での査定を依頼してみましょう。
発行当初の常平通宝に高値がつきやすい一方で、1800年代以降のものは品質が悪く、買取市場でも低めの評価を受ける場合があります。
母銭
母銭とは、製造する際の原型となる貨幣であり、一般には流通しません。そのため他の通常貨幣よりも状態がよいものが多く、彫が濃く美しいという特徴があります。
コレクターの間で人気が高いため、買取市場でも高値がつきやすい傾向です。
母銭と通常銭の見極めは難しい場合があるため、経験豊富な鑑定士が在籍する買取店で確認してもらうとよいでしょう。
『買取大吉』では、経験豊富な鑑定士が各店舗に常駐しているため、母銭と通常銭の見極めも可能です。ぜひ、お気軽にお近くの店舗へお越しください。
エラーコイン
エラーコインとは、通常よりも穴の位置がズレていたり、刻印された文字が傾いていたりするものです。日本の硬貨に見られるようなエラーが、常平通宝にも存在しており、希少性の高さから価値が高まる可能性があります。
デザインに違和感のある常平通宝をお持ちの方は査定に出してみるとよいでしょう。
常平通宝の買取相場
常平通宝の買取相場は通常銭と母銭で以下のように異なります。
種類
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買取相場(参考)
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通常銭
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3,000〜5,000円
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母銭
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5万〜7万円
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母銭は通常銭と比べて、10倍ほど高く評価される場合があります。通常銭でも状態のよいものは高価買取されるものもあるため、査定に出して現在の価値を確認してみましょう。
なお、買取相場はあくまで参考であり、実際の買取価格を約束するものではありません。
常平通宝以外に価値のある硬貨
価値のある硬貨は常平通宝だけではありません。以下の3つは価値のある硬貨として、買取市場で高く評価されます。
それぞれ解説します。
記念硬貨
記念硬貨は、特定のイベントや節目を記念して発行される特別な硬貨です。オリンピックや国際博覧会、皇室の記念行事などを題材にしたものが多く、デザインの美しさや希少性からコレクターに人気があります。
日本では「東京オリンピック記念1,000円銀貨」や「天皇陛下御在位20年記念貨幣」が有名です。
2025年国際博覧会(大阪・関西万博)でも1万円金貨と1,000円銀貨、500円貨幣の発行が発表され、盛り上がりを見せています。
記念硬貨について知りたい方は、こちらの記事も参考になります。
中国古銭
中国古銭は、長い歴史を持つ中国の文化を象徴するものとして価値があり、常平通宝以外もコレクターに人気があります。
特に日本の和同開珎の原型かもしれないといわれる「開元通宝」や清朝時代に製造されていた「乾隆通宝」などは、歴史的な価値があるとされています。
状態のよいものや希少性のあるものは高値がつく傾向です。
中国古銭について知りたい方は、こちらの記事も参考になります。
アンティークコイン
アンティークコインは、100年以上前の古いコインを指す総称です。中世ヨーロッパやアメリカで発行されたコインに人気があり、デザインの美しさや希少性によって価値が認められています。
特に人気のアンティークコインはイギリスコインの「歴代国王金貨(5ギニー)」「歴代国王金貨(5ポンド)」「ウナとライオン」などです。
観賞用や投資目的で所有する方も多く、買取市場で需要があります。
今回紹介したもの以外にも価値のある硬貨を知りたい方は、こちらの記事も参考になります。
常平通宝を高く売る方法
常平通宝を高く売る方法は主に以下の3つがあります。
- まとめて売る
- お手入れせずに売る
- 鑑定士が在籍する店で売る
それぞれ解説します。
まとめて売る
常平通宝などの古銭を複数持っている方は、まとめて売ると総額の買取価格が上がる可能性があります。単独の品物を査定に出すよりも、鑑定する側の時間を短縮できるため、その分査定額に上乗せされる場合があるのです。
『買取大吉』では、さまざまな古銭・古紙幣の買取を行っています。自宅に保管されている不要品はまとめて『買取大吉』へお持ちください。
お手入れせずに売る
お手入れをしないことも高く売るポイントです。きれいに掃除したほうが高く売れるイメージがあるかもしれませんが、注意が必要です。
洗剤で洗う、細かな傷を磨くなど過剰なお手入れをすると硬貨の状態が悪くなる場合があります。
買取価格が下がる可能性があるため、無理なお手入れは避けましょう。品質を損なう場合もあるため、お手入れせずにそのままの状態で査定にお出しください。
鑑定士が在籍する店で売る
鑑定士が在籍する店を選ぶことも重要です。古銭の鑑定には豊富な知識と経験が必要です。鑑定士のいないリサイクルショップなどに依頼すると、相場よりも低い価格で買取される場合があります。
『買取大吉』には、古銭の鑑定が行える鑑定士が在籍しており、確かな目で見極めが可能です。
査定は無料で、キャンセル料もかからないため、お気軽に査定をご依頼ください。
『買取大吉』は古銭の買取実績が豊富
『買取大吉』では、古銭の買取実績を公開しています。さまざまな種類や年代の古銭を買取しており、どれも丁寧に査定しております。
買取実績が豊富な『買取大吉』なら、お客様の大切な品物を相場に照らし合わせて価格がつけられます。
古銭の買取実績を確認したい方は、こちらのページをご覧ください。
常平通宝を売るなら『買取大吉』へ
本記事では常平通宝の概要と買取相場を紹介しました。常平通宝は朝鮮発祥の中国古銭で、コレクターに需要があります。種類や品物の状態によっては高値で取引される場合があるため、査定に出してみるとよいでしょう。
必要以上にお手入れせず、他の品物とまとめて査定に出すと高く売れる可能性があります。
常平通宝を高く売りたい方は『買取大吉』の無料査定を利用してみてはいかがでしょうか。