サイズ
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定価(素材:トゴ)
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ケリー25
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1,859,000円
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ケリー28
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1,969,000円
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ケリー32
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1,914,000円
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ケリー50
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2,035,000円
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エルメスは2025年2月に価格改定を実施し、定価が上昇しています。
ケリー25・28の改定後の価格は上記のとおりですが、ケリー30・50の最新定価はわかっていません。
そのため、実際に購入する際は、表の金額よりも高くなっている可能性があります。
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デザインの違い
ケリーとバーキンは一見似ているように見えますが、以下の違いがあります。
特徴
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ケリー
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バーキン
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シルエット
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台形型
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スクエア型に近い
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ハンドル
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フラップ(蓋)に取り付けられたワンハンドル
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本体に直接取り付けられたツーハンドル
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ショルダーストラップ
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付属あり(肩掛け可能)
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基本的に付属なし
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収納
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マチが比較的狭めでスマートな印象
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マチが広く、サイドベルトで容量を調整可能
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一方で、以下の共通点も見られます。
資産価値の違い
ケリーバッグとバーキンの資産価値は、全体的に見ると同等と言われています。
どちらも人気が高く、需要が供給を上回る状態が続いているため、中古市場では定価以上で販売されているケースも珍しくありません。
ただし、素材やサイズによって価格に若干の差が出る場合もあります。
例えば、通常のレザーモデルであればバーキンのほうがやや高値で取引される傾向です。
しかし、ミニケリーのようなコンパクトなサイズは人気が高いため、バーキンよりも高値がつく可能性もあります。
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ケリー以外のエルメスを代表するバッグの由来

エルメスには、ケリーのほかにも人気のバッグが数多くラインナップされています。
なかでも人気の高い3つのバッグの由来を紹介します。
それぞれの歴史を踏まえて見ていきましょう。
バーキン:女優のジェーン・バーキンが由来

バーキンは、1984年に誕生したエルメスを代表するバッグのひとつです。
飛行機で偶然隣り合わせたジェーン・バーキン氏と、当時の5代目社長ジャン=ルイ・デュマ氏との出会いがきっかけでした。
飛行中、バーキン氏は出産直後で荷物が多く、「整理しやすいバッグがない」とデュマ氏に語りました。
会話の内容を受け、既存バッグ「オータクロア」をベースに、ジェーン・バーキン氏のためのバッグを製作します。
完成したバッグは、ジェーン・バーキン氏の名前にちなんで「バーキン」と名付けられました。
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ボリード:古いレーシングカーが由来

ボリードは、世界で初めてファスナーを採用したバッグとして有名です。
当初「ブガッティ」という名前で呼ばれており、フランスの高級自動車「ブガッティ」から名付けられました。
バッグの丸みを帯びたフォルムが、車のラジエーターの形状に似ていたためです。
その後、フランスの古いレーシングカーの名称をとり「ボリード」と改名されました。
ピコタン:フランスの古い単位が由来

ピコタンの名前は、中世フランスで使われていた穀物などを計る際の容量の単位「ピコタン」が由来です。
「ピコタン」とは、牛や馬の飼料を計るのに用いられていた「ボワソー升」の4分の1の量を指します。
ボワソー升からピコタンのデザインが生まれたとされているため、名付けられたとされています。
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ケリーの購入方法

ケリーの購入方法としておすすめなのが、以下の2つです。
それぞれの特徴を解説します。
正規店やオンラインストア
エルメスの正規店でケリーバッグを購入する場合、基本的には入荷待ちになると思っておいたほうが無難です。
店舗に在庫があるケースは稀で、タイミングよく来店した際に偶然出会えるのを待つしかありません。
オンラインストアでも購入可能ですが、出品されているところは、ほぼ見かけません。
正規店で購入するメリットはブランドの保証を受けられる点ですが、入手までの難易度が高い方法です。
ブランド専門の中古販売店
ブランド専門の中古販売店は、正規店よりもケリーを手に入れられる可能性があります。
正規店では手に入りにくい生産終了したカラー・サイズ・限定モデルなどが見つかるケースもあります。
ただし、出品されているのは基本的には誰かが一度使用したものです。
そのため、商品の状態や使用感を確認してから購入するのがおすすめです。
また、正規店で購入できない希少性から2次流通価格が上昇しており、販売価格が定価を上回っているケースも見られます。
ケリーを高く売るためのコツ

ケリーを売却する場合は、以下の点に留意すると買取価格が高くなる可能性があります。
それぞれの内容を見ていきましょう。
付属品をそろえて売る
売却前には、ケリーを購入した際に付属していたものを可能な限りそろえて査定へ出しましょう。
付属品としては、以下のものが該当します。
中古品は、付属品がそろっているほど買取価格が高くなるためです。
今後、将来的な売却も視野に入れて購入する際は、すべての付属品を保管しておくのがおすすめです。
可能な範囲できれいにする
査定に出す前に、可能な範囲できれいにしておくのも大切です。
バッグの表面のほこりを柔らかい布で拭き取り、内側の四隅や内ポケットのゴミを取り除きましょう。
バッグの状態がきれいなほど査定時点の評価が高くなり、買取価格がアップする可能性があるためです。
ただし、無理に汚れを落とそうとすると革を傷つけてしまい、かえって買取価格が下がるケースもあります。
査定前のお手入れは、あくまで簡単な清掃にとどめましょう。
すぐに売却する予定がない場合は、日頃から使用後に軽くお手入れし、きれいな状態を維持するのがおすすめです。
複数の買取専門店で相見積もりを取る
複数の買取専門店に査定を依頼し、見積もりを取って買取価格を比較するのが大切です。
同じ状態のケリーでも、買取専門店によって買取価格は変動します。
店舗が変わるだけで数万円の差が出る場合もあるため、時間に余裕があるなら相見積もりがおすすめです。
最近では、オンラインやLINEで手軽に査定依頼ができる店舗も増えています。
『買取大吉』でもLINE査定が利用可能なため、友達に追加して気軽にメッセージを送ってみてください。
鑑定士の在籍している買取専門店で売る
ケリーはリサイクルショップや質屋でも売却できますが、高く売りたいのであれば、鑑定士の在籍している買取専門店がおすすめです。
専門知識を持った鑑定士が査定に携わるため、適正な価値の判断が可能で、ほかの方法よりも高く売却できる可能性があります。
なかでも、エルメスの買取実績があり、同ブランドの買取に力を入れている店舗を選べば、より高額で手放せる確率が上昇します。
『買取大吉』ではエルメスの高価買取が可能

『買取大吉』では、エルメスの買取に力を入れています。
エルメスであれば、以下のような状態の悪いアイテムでも査定可能です。
徹底した市場調査・最新相場の把握・幅広いネットワークによって、査定時点で最も高いと思われる価格で買取いたします。
査定料無料で、キャンセル料も発生しません。
お手持ちのエルメスを売却したい方は、気軽にご相談ください。
エルメスのバッグが有名になった歴史

エルメスのバッグが世界的に人気となった理由を、ブランドの歴史とともに紹介していきます。
どのような経緯を辿って現在のエルメスになったのかを見ていきましょう。
高級馬具工房として「エルメス」が誕生
今でこそ世界的なブランドとして知られているエルメスですが、はじめは小さな馬具工房から始まりました。
<1837年:初代・ィエリー・エルメスの時代>
パリのランパール通りに高級馬具の製造工房を開設しました。
当時から技術力が高く、ナポレオン3世やロシア皇帝にも馬具を納めた実績を持ちます。
<1837年:2代目・シャルル=エミール・エルメスの時代>
ティエリー製作の鞍が、パリ万国博覧会で金賞を受賞します。
受賞を機に、工房を現在の本店があるフォーブル・サントノーレ24番地へ移転しました。
<1892年:エルメス初のバッグ「オータクロア」を発表>
馬具製作の技術を活かしたエルメス初のバッグ「オータクロア」が登場します。
オータクロアは人の荷物ではなく、馬の鞍を運ぶために考案されました。
製作者は、のちに3代目となるエミール=モーリス・エルメスでした。
革加工の技術を活かしてバッグの製造に着手
時代の変化をいち早くとらえ、エルメスは新しい分野に挑戦していきます。
<1922年:3代目 エミール・モーリス・エルメスの時代>
移動手段が馬車から自動車へと変化していく時代の流れを察知し、本格的にバッグ製作に取り組み始めました。
徐々にファッションブランドへの転換を開始し、財布や革小物などへと事業を拡大していきます。
<1923年:「ブガッティ」(後のボリード)を発表>
現在の人気バッグ「ボリード」の原型となる「ブガッティ」を発表します。
世界で初めてファスナーを取り付けたバッグとして注目を集め、人気を博しました。
エルメスを代表するバッグ「ケリー」を発表
エルメスのアイコンとも言えるバッグが次々と誕生し始めます。
<1935年:「サック・ア・クロア」(後のケリー)を発表>
のちに「ケリー」と名称を変更する「サック・ア・クロア」が発表されます。
以降、さまざまなバッグが発売されていきました。
ブランドンの代名詞ともいえる「バーキン」を発表
1984年、エルメスで最も有名なバッグとなる「バーキン」が発表されました。
以降「フールトゥ」や「エールバッグ」など、現代でも愛されるバッグを数多く発売していきます。
高品質な素材・高い技術・機能性によって、高級感と利便性を兼ね備えたブランドとして名を馳せていきます。
まとめ:エルメスを代表するバッグ・ケリーの由来はモナコ王妃

エルメスを代表するバッグ「ケリー」の由来は、モナコ公国のグレース・ケリー公妃から来ています。
上品なデザイン・豊富なサイズや素材・200を超えるカラーバリエーションで、発売から40年以上たった現代でも、多くの方々に愛されています。