ロレックスの偽物の見分け方｜スーパーコピーの対策と購入時の注意点を解説

「ロレックスの偽物の見分け方を知りたい」
「万が一偽物を購入してしまった場合、どうすればいいか知りたい」

 

このように考えていませんか。

 

中古市場にはロレックスの偽物が流通しており、騙されて購入してしまう人も少なくありません。

 

本物と非常に酷似している偽物もあり、ひと目では判別できませんが、よく見ると本物とは異なる箇所が存在します。

 

そのため、中古ロレックスを購入する際は、本物と偽物の見分け方を知っておくのが大切です。

 

本記事では、ロレックスの偽物の見分け方・信頼できる購入先・偽物を購入した場合の対処方法を解説します。

 

中古ロレックスの購入を検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。

 

 

【全モデル共通】ロレックスの偽物の見分け方

本章では、以下の項目に分けて偽物の特徴を解説します。

 

 

それぞれ見てみましょう。

 

シリアルナンバー（型番）

本物	シリアルナンバーがある
偽物	・シリアルナンバーがない ・シリアルナンバーが不鮮明

 

本物にはシリアルナンバーが刻印されていますが、偽物には刻印がない、または不鮮明な場合があります。

 

シリアルナンバーは、製造年によって刻印されている場所が以下のように異なります。

 

 

インナーベゼルに刻印されている場合は、正面からは見えにくいため、12時側を手前にして6時側を覗き込むように確認しましょう。

 

ベルト

 

ベルトの王冠マーク
本物	輪郭がシャープで立体感がある
偽物	・輪郭が太い ・彫りが浅くのっぺりとした印象

 

バックルの「ROLEX」のロゴ
本物	・彫刻が滑らかで文字がはっきりと読み取れる ・刻印の周囲がきれいでツヤがある
偽物	・彫りが雑で読みにくい ・刻印の周りが汚い ・立体感がない

 

バックルの内側のツヤ消し加工
本物	ツヤ消し加工が施されている
偽物	ツヤ消し加工が施されていない

 

ブレスレットのコマ調整のビス
本物	ブレスレットとフラット
偽物	ブレスレットとフラットになっていない

 

本物は細部まで丁寧に作られているのに対し、偽物は雑に作られている傾向があります。

 

針の形状・仕上げ

秒針の塗装
本物	・針の付け根や先端まで丁寧に塗装されている ・色ムラがない
偽物	・細かい部分まで塗装が行き届いていない ・色ムラがみられる

 

秒針の動き
本物	滑らかに動く
偽物	段階的に動く

 

ただし、本物のロレックスのなかには、カクカクと段階的に動くものもあります。

 

そのため、偽物を見分ける他の要素も踏まえて見極めましょう。

 

文字盤

文字盤の「○」の部分
本物	・配置が左右対称 ・メモリとの位置が均等
偽物	・配置が左右対称になっていない ・メモリの位置とズレている

 

文字盤の「ROLEX」のロゴ
本物	・印字がシャープ ・くっきりしている
偽物	・印字が太い ・文字がぼやけている

 

文字盤のデイト機能
本物	日付の切り替わりが瞬時
偽物	日付の切り替わりが遅い

 

「ROLEX」の文字のデザインは年代によって異なる場合もあるため、あくまで判断材料のひとつとしてチェックしてみてください。

 

また、近年はデイト機能の切り替えが速い偽物も多いため、他の情報も合わせて判断することが重要です。

 

風防

風防の王冠マーク
本物	王冠の透かしマークがうっすら入っている
偽物	・王冠の透かしマークがない ・王冠の透かしマークがはっきり見える

 

2000年以降のロレックスには、風防に王冠の透かしマークが施されています。位置は、数字の「6」の下です。

 

肉眼で確認するのが難しく、傾けてルーペで拡大しなければ発見できません。

 

偽物は、透かしマークがなかったり、あってもはっきり見えたりと、本物と違う特徴が見られます。

 

ベゼル

ベゼルのふちの加工
本物	ふちが丁寧に面取りされている
偽物	ふりが面取りされていない

 

本物のロレックスには、文字盤を取り囲むベゼルのふちが面取りされて滑らかになっています。

 

一方で、偽物は面取りされていなかったり、あっても加工が雑だったりします。

 

リューズ

リューズの加工
本物	ギザギザの先端が滑らか
偽物	ギザギザの先端が鋭い

 

リューズの王冠マーク
本物	・立体的でくっきりしている ・王冠の下に楕円マークがある
偽物	・立体感がなく、ぼやけている印象 ・王冠の下に楕円マークがない ・王冠の下に楕円マーク以外がほどこされている

 

本物のロレックスは、リューズが巻きやすいようにギザギザの先端が滑らかに加工されています。

 

一方、偽物のリューズは先端が尖っており、巻きにくいのが特徴です。

 

ケース

本物	・フラッシュフィットの繋ぎ目が平ら ・内側のバネが入る部分の穴がきれい
偽物	・フラッシュフィット繋ぎ目の大きさが異なる ・内側のバネが入る部分の穴がきたない

 

ケースとベルトを繋ぐ部分を「フラッシュフィット」と呼びます。

 

偽物のロレックスは、フラッシュフィットの作りが雑で、細かい部分に傷がついているものもあります。

 

ムーブメントの動作音

本物	シュルシュルという音がする
偽物	カラカラ・カタカタという音がする

 

ムーブメントの音は、時計に詳しくない人でも判別しやすいポイントと言われています。

 

購入前に実物を手に取れるのであれば、耳を近づけて確認してみるのがおすすめです。

 

付属品の有無・クオリティ

本物	・保証書が付属している ・専用の化粧箱が付属している
偽物	・保証書に誤字や脱字がある ・保証書のフォントや紙質が本物と異なる

 

偽物のロレックスの付属品は、作りが甘く違和感を覚えるものが多い傾向です。

 

付属品の中身が見られる場合は、細かくチェックしましょう。

 

【シリーズ別】ロレックスの偽物の見分け方

ロレックスのシリーズごとに見られる偽物の特徴を解説します。

 

 

ひとつずつ見ていきましょう。

 

GMTマスター

GMTマスターは、1955年に発表されたシリーズです。

 

複数の場所の時間帯を確認できる「GMT機能」を搭載しており、ほかのシリーズよりも針の本数が多いのが特徴です。

 

GMTマスターの偽物の見分け方は、以下のとおりです。

 

GMT針の仕上がり
本物	矢印の先まで塗料がきれいに塗られている
偽物	塗料がしっかり塗られていないものが多い

 

文字盤の「GMT MASTER II」の文字
本物	文字のインクが白色
偽物	文字のインクが灰色

 

文字の色は肉眼でも違いが分かるため、比較的見分けやすいポイントです。

 

デイトナ

デイトナは、1963年に誕生した「クロノグラフ機能」を持つスポーツウォッチです。

 

「30分積算計」「秒針」「クロノグラフ12時間積算計」の3つの小さい文字盤がデザインされています。

 

デイトナの偽物の見分け方は、以下のとおりです。

 

文字盤の上部の王冠マーク
本物	・王冠のマークの先端が細い ・王冠の下の穴部分が小さい
偽物	・王冠マークの先端が太い ・王冠の下の穴部分が大きい

 

スモールセコンド針（3つあるうちの下の文字盤）
本物	・丁寧に処理されている ・針の先端が尖っている ・側面の仕上げが滑らか
偽物	・針を留めるセンター部分の仕上げが荒い ・針の先端が尖っていない ・側面の仕上げが荒い

 

セラクロムベゼルの質感（2016年以降のモデル）
本物	光沢が綺麗で上品な立体感がある
偽物	光沢や立体感がない

 

裏蓋部分の溝
本物	きれいに仕上げられている
偽物	雑に仕上げられている

 

サブマリーナー

サブマリーナーは、ロレックスを代表するダイバーズウォッチです。

 

水深300mまでの防水性能を持っているだけでなく、日常的に使う機能も充実しています。

 

サブマリーナーの偽物の見分け方は、以下のとおりです。

 

60分計のベゼル
本物	数字が彫られており、塗装もきれいに塗られている
偽物	・数字が塗られているだけで彫られていない ・数字が全体的にぼやけている

 

ベゼルの外側の掘り込み
本物	・掘り込みの上下が均一 ・ステンレスの輝きが均一
偽物	・上下どちらかの半円が大きい ・ステンレスの輝きにムラがある

 

文字盤上部の丸いポッチ
本物	夜光塗料がきれいに塗られている
偽物	夜光塗料の塗り方が雑

 

ディープシー

ディープシーは、水深3,900mまでの防水性能を持つ時計です。

 

サブマリーナーを上回る防水性能と、超高圧に耐えるロレックス独自の技術を搭載しています。

 

ディープシーの偽物を見分けるポイントは、以下のとおりです。

 

インデックスのドットの大きさ
本物	ドットの大きさが標準的
偽物	ドットのサイズが大きい

 

文字盤の「ORIGINAL GAS ESCAPE VALVE」の文字
本物	シャープでくっきりしている
偽物	丸みがある、またはぼんやりとしている

 

エクスプローラーⅠ・Ⅱ

エクスプローラーは、1953年に誕生した時計です。

 

「探検家・冒険家（explorer）」の名前にふさわしく、過酷な環境でも時間が狂わない特徴を持っています。

 

Ⅰ・Ⅱのモデルがあり、それぞれでデザインが異なります。

 

インデックス
本物	針の先端の夜光塗料がきれいに塗られている
偽物	針の先端の夜光塗料がはみ出ている

 

24時間の赤い針（エクスプローラーⅡ）
本物	・針の先端が細い ・赤い塗料が細部まで塗られている
偽物	・針の先端が太い ・赤い塗料の塗り方が雑 ・塗料のなかに気泡が入っているケースもある

 

文字盤の「PERPETUAL」の文字
本物	明朝体
偽物	ゴシック体（Ref番号によっては、ゴシック体が本物の場合もある）

 

ベゼルの数字
本物	・カーブが深い ・角のデザインが鋭利
偽物	・カーブがゆるやか ・線がシャープではない

 

インデックスの3・6・9の数字（エクスプローラーⅠ）
本物	夜光塗料が数字の中央にきれいに塗られている
偽物	夜光塗料が数字の中央よりズレている

 

インデックスの12時方向の「▽」（エクスプローラーⅠ）
本物	夜光塗料がきれいに塗られている
偽物	・夜光塗料が滲んでいる ・塗料の量が多い、または塗料が少ない

 

デイトジャスト

デイトジャストは、1945年に発売されたロレックスのスタンダードモデルです。

 

世界で初めて、0時に日付が切り替わる「デイトジャスト機能」を搭載した時計でもあります。

 

デイトジャストの偽物の見分け方は、以下のとおりです。

 

文字盤のロゴ・モデル名・日付の印字
本物	インクがはっきりしている
偽物	インクがかすれている、またはにじんでいる

 

インデックスのダイヤ （Ref番号によってはダイヤがないモデルもある）
本物	本物のダイヤを使用しており、光にかざすと明るく輝く
偽物	・偽物のダイヤを使用しており、光にかざしたときの輝きが鈍い ・ダイヤが白く濁っている ・ダイヤのなかに黒い内包物がある ・ダイヤと台座の間に隙間がある

 

ケースとバンドを繋ぐ部分（フラッシュフィット）
本物	傾斜がわずかで隙間がない
偽物	垂直になっており隙間がある

 

バックルの部分の王冠
本物	バックルと一体化している
偽物	あとから貼り付けられている

 

ロレックスのスーパーコピー品は見分けるのが難しい

近年「スーパーコピー品」と呼ばれる偽物が流通しています。

 

スーパーコピー品とは、本物と見分けがつかないほど作り込まれている偽物です。

 

熟練の鑑定士でも見抜くのに時間がかかり、素人では判別がほぼ不可能とされています。

 

業者によっては、あえて「スーパーコピー品」であると明記し、本物よりも安価で販売している場合もあります。

 

しかし、本物と偽って販売しているケースがほとんどです。

 

特に以下の販売場所で、スーパーコピー品が流通しています。

 

 

上記のサービスは実際に手にとって確認できないため、偽物があるリスクを理解した上で利用しましょう。

 

偽物を買わないためのチェックポイント

ロレックスの偽物を避けるには、時計の状態だけでなく、以下のポイントもチェックしておきましょう。

 

それぞれのポイントを解説します。

 

異常に安い価格設定・過剰な割引には注意する

定価に比べて極端に安い価格で販売されている場合は、偽物の可能性があります。

 

中古市場でも定価以上で取引されているモデルがあり、安価で売られているケースはほとんどありません。

 

また、過剰な安売り文句を掲げている時計も偽物の可能性が考えられます。

 

「異常に安い価格設定」「過剰な割引」は、スーパーコピー品を見抜く方法としても有効です。

 

少しでも「怪しい」と感じたら、気に入ったモデルでも購入を見送るのをおすすめします。

 

保証書の内容は確かかチェックする

保証書に記載されているシリアルナンバーと、時計本体に刻印されているシリアルナンバーが一致しているか確認しましょう。

 

2つが異なっている場合は、偽物の可能性が高いと言えます。

 

なお、ロレックスの保証書は年代によって仕様が異なります。

 

最新のカードタイプは、ICチップにスマートフォンをかざすとロレックスの公式サイトへアクセスできます。

 

信頼できる販売元から購入する

信頼できる販売元から購入するのが、もっとも安全な方法です。

 

確実に本物を購入できるのはロレックスの正規店ですが、人気モデルは在庫がなく購入できない可能性があります。

 

今は製造されていないモデルや、正規店で在庫なしとなっているモデルを購入したい場合は「ブランド時計の専門店」がおすすめです。

 

ブランド時計の専門店であれば、鑑定士が販売前に真贋のチェックをしている可能性が高く、偽物を掴まされるリスクを低減できます

 

偽物のロレックスを購入してしまった場合の対処方法

偽物のロレックスを購入してしまった場合の対処方法は、以下のとおりです。

 

 

なお、偽物のロレックスを購入すること自体は罪に問われませんが、知りながら購入した場合は、違法とみなされる可能性があります。

 

知的財産権の侵害を手助けしている行為と判断されるためです。

 

状況によっては、刑事・民事の責任を問われる可能性もあります。

 

偽物と分かっている場合は購入を控えましょう。

 

ロレックスの購入資金を『買取大吉』で作りませんか

『買取大吉』では、さまざまな不要品を買取しています。

 

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『買取大吉』の特徴は、以下のとおりです。

 

 

それぞれ紹介します。

 

豊富な買取品目

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対応可能な品物の一例は、以下のとおりです。

 

 

壊れて使えない状態の不用品でも問題はありません。

 

ひとつ一つ丁寧に査定いたします。断捨離目的での利用でも問題はないため、気軽にご相談ください。

 

 

熟練の鑑定士が対応

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少しでも高く売りたい方は、ぜひ『買取大吉』をお試しください。

 

 

選べる3つの買取方法

『買取大吉』では、さまざまなライフスタイルの方でもご利用いただけるよう、3つの買取方法を用意しています。

 

店頭買取	・来店時の予約は不要 ・当日の現金払いが可能 ・鑑定士に直接質問できるので安心 ・査定料・キャンセル料は無料
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上記のほかにも、画像を送るだけでおおよその査定額がわかる「LINE査定」も利用可能です。

 

都合の合う方法で、気軽にお試しください。

 

【Q&A】ロレックスの購入に関してよくある質問

ロレックスの購入に関して、よくある質問をまとめました。

 

 

ひとつずつ回答します。

 

Q.購入後に偽物か不安になった場合、本物か見てもらう方法はありますか？

A.方法は主に2つあります。

 

 

正規店でオーバーホールできるのは本物のみです。

 

そのため、見積もりの段階で断られた場合、偽物の可能性が高いと考えられます。

 

時計専門の鑑定機関への依頼も効果的です。

 

専門の鑑定士が時計をチェックするため、正確な真贋判定が期待できます。

 

費用はかかりますが、確実に偽物か判断したい方におすすめです。

 

Q.買取を断られた場合、偽物と思ったほうがいいですか？

A 買取を断られたからといって、必ずしも偽物と断言はできません。

 

しかし、買取専門店は、少しでも疑わしい点があれば、買取を断るケースが多いため、偽物である可能性は高いと言えます。

 

まとめ：ロレックスの偽物を購入しないため見分け方を理解しておこう

中古市場には、ロレックスの偽物が流通しています。

 

間違って購入しないためには、偽物の特徴を把握しておくのが大切です。

 

ロレックスは需要が高く、中古品でも高額で取引されているため、まとまった資金が必要となります。

 

購入資金の準備方法として、ぜひ『買取大吉』の無料査定をお試しください。

 

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