読み方
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つきにかり
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デザイン
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3羽の雁
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サイズ
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・1枚:67×30mm
・シート(5枚つづり):95×170mm
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額面
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8円
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発行年数
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1949年
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発行枚数
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200万枚
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月に雁切手は、浮世絵師の歌川広重による作品「月に雁」がデザインされています。
カモ科の大型水鳥である雁(かり・がん)が水面に向かって降下する様子を、淡い色彩で描いています。
1949年に切手趣味週間シリーズとして発行された月に雁切手は、70年以上たった今でも魅力ある切手として人気です。
切手趣味週間は、日本郵便が郵便切手が持つ美しさと芸術性の認識、切手収集の趣味普及を目的としており、なかでも月に雁切手は特にコレクターに需要があります。
月に雁切手は、1枚のサイズが67×30mmと大きいことも特徴です。日本郵便によると、現在発行されている郵便切手は原則として縦横の長さが50mmを超えないものとされており、月に雁切手のスケールの大きさが伺えます。
月に雁切手の価値が高い理由
月に雁切手の価値が高い理由は以下の3つです。
それぞれ解説します。
デザイン性が高い
月に雁切手は、美しいデザインが魅力です。満月を背景に3羽の雁が降下する姿は、日本の自然を繊細かつ優雅に表現しています。
日本画は空間の広がりや遠さを表現するために、あえて描かない「余白の美」が特徴であり、月に雁のデザインにも取り入れられています。
他の切手と比較してサイズが大きく、「見返り美人切手」とともに日本で最も大きい切手です。
デザイン性の高さは、切手を愛する方から高く評価されており、高値で取引されています。
参考:日本郵便|郵便の豆知識 -切手と消印
希少価値が高い
月に雁切手は、1949年に切手趣味週間の切手として発行されました。発行枚数が200万枚に限定されているため、希少価値が認められています。
市場に流通する量が限られているうえに、70年以上も前に発行された切手のため、保存状態の良い未使用品ならプレミアがつく場合があります。
人気が高い
月に雁切手は、国内外を問わず多くのコレクターに人気があります。美しいデザインや希少価値の高さが認められているためです。
歌川広重の代表作を見事に再現した美しさがあり、芸術作品として高く評価されています。
そのため、オークションなどでは高値で取引されることが一般的です。
月に雁切手の価値を決めるポイント
月に雁切手の価値を決めるポイントは主に以下の3つです。
ひとつずつ見ていきましょう。
初版か復刻版か
月に雁切手は1949年に発行された初版のほかに復刻版が存在します。
復刻版は1996年に「郵便切手の歩み」というシリーズで発行されており、「見返り美人切手」とセット販売されました。
初版にはなかったカラー版が追加され、魅力あふれる切手ですが、市場価値は初版のほうが高く評価されています。
復刻版は発行枚数が2,000万枚と初版の10倍多いため、プレミアがつきにくいのです。
切手の状態
切手の状態も価値を決める重要なポイントです。未使用の切手や破れや汚れが一切ないものは、特に高値で取引される傾向があります。
保存状態が良い切手は、コレクター需要が高いため、高く評価される傾向です。一方、汚れや折れ目・使用済みを示す消印がある切手は、価値が下がることがあります。
切手を保管する際は、汚れを防ぐためにチャック付きのポリ袋などに入れ、湿気や直射日光を避け、風通しの良い場所を選ぶことが重要です。
シートまたはバラ
月に雁切手は、シートのまま保存されているか、バラ切手(1枚ずつの切手)かによって価値が異なります。
シート切手は、切手が連続して並んだ状態で保存されているため、バラ切手に比べて希少価値が高く、コレクターの需要も高い傾向です。
シート全体(5枚つづり・余白部分あり)が揃っている場合、特に高額で取引されることが多いでしょう。月に雁切手はバラでも価値がありますが、シートの未使用なら、さらに高額で取引される場合があります。
月に雁切手の買取相場
月に雁切手の買取相場は以下のとおりです。
種類
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買取相場(参考)
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初版シート
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13,000円
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初版バラ
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1,200円 |
復刻版シート
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1,200円 |
復刻版バラ
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400円 |
初版シートが未使用で、保存状態も良い場合に最も高値がつけられます。未使用品はコレクターの需要が高く、◯円の買取額がつくケースもあります。
復刻版は初版よりも価値が低く、額面どおりの買取額になるケースが多いでしょう。
※実際の買取額は商品の状態によって異なるため、参考程度となることをご了承ください。
月に雁切手を高く売る方法
月に雁切手は希少性が高いため、高値で売却できる可能性があります。さらに高く売るために以下の3つを試してみましょう。
- 実績ある買取店で売る
- 複数の品物を合わせて売る
- 早めに売る
それぞれ解説します。
実績ある買取店で売る
月に雁切手を高く売るためには、切手の買取実績が豊富で信頼できる買取店を選ぶことが重要です。
希少な切手の価値を適切に評価できる買取店なら、相場より低い価格で買い取られる可能性は低いでしょう。
『買取大吉』は、以下のように切手の買取実績があります。
・月に雁
・見返り美人
切手の買取に精通した鑑定士が丁寧に査定いたします。お気軽に、ご利用ください。
複数の品物を合わせて売る
月に雁切手とともに複数の品物を合わせて売ると、総額の買取額の向上につながります。
『買取大吉』では、古い切手や記念切手・中国切手など、どのような切手でも買取を受け付けています。
自宅に眠っている切手をお持ちの方は、まとめて無料査定をご依頼ください。
早めに売る
月に雁切手は高い価値が認められていますが、時間が経つほど劣化しやすくなります。
品物の状態が良いほど高値がつくため、不要な切手は早めに売却するのが得策です。切手が劣化する前に、現在の価値を知ることから始めましょう。
『買取大吉』では、おおよその買取額がわかる「LINE査定」もあります。以下のボタンから利用可能です。
月に雁切手を売るときの注意点
月に雁切手を売る際は、以下の点に注意しましょう。
- シートの切手を切り離さない
- オークションサイトを利用しない
- フリマアプリで売らない
売却時の参考にしてみてください。
シートの切手を切り離さない
月に雁切手をシートのまま所有している場合、絶対に切り離してはなりません。
1枚のシートとして残っているほうがコレクターからの需要が高いため、バラ切手に比べて高額買取となる傾向です。
月に雁切手は5枚で1シートとなっており、「耳紙」と呼ばれる余白部分があります。切手本体だけでなく、耳紙も残っているものがシートとして認められるため、余白も切り離さないようにしましょう。
オークションサイトを利用しない
月に雁切手を売るためにオークションサイトを利用するのはおすすめしません。
相場よりも高い価格で落札されるケースがある一方で、個人間のやり取りになるため、トラブルに巻き込まれる可能性があります。
「偽物ではないかと難癖をつけられる」「相場より安い価格で手放してしまう」といった状況も考えられます。
落札後に品物を発送する手間もあり、自身で対応しなければならない作業が多いため、仕事や家庭の事情で忙しい方には不向きです。
フリマアプリで売らない
フリマアプリは不要品を手軽に売却できて便利です。しかし、多くのフリマアプリでは未使用の切手の出品を禁止しています。
メルカリ公式によると、金銭と同等に扱われるもの全般の出品を禁止しており、切手も対象です。
切手の出品は、基本的に使用済みのものが対象となります。未使用の月に雁切手をお持ちの方は、フリマアプリ以外の方法で売却する必要があります。
参考:現金、金券類、カード類(禁止されている出品物)|メルカリ
月の雁切手以外に価値の高い切手
月に雁切手のほかにも価値の高い切手があります。種類は以下の3つです。
それぞれ解説します。
見返り美人切手
見返り美人切手は、切手趣味週間シリーズの第二弾として1948年に発行された切手です。
江戸時代の浮世絵師・菱川師宣(ひしかわもろのぶ)の名作「見返り美人図」がデザインに採用されています。
美しいデザインに加えて、発行枚数が150万枚に限定されているため、高額で取引されています。
見返り美人切手は、1991年・1996年に額面や色使いが異なる復刻版が発行されていますが、より価値が高いのは1948年に発行された初版です。
保存状態の良い初版のシート切手なら、高額査定が期待できます。
記念切手
記念切手は、特定の出来事や人物を記念して発行される切手です。日本万国博覧会記念切手・東京オリンピック記念切手など、年代を映し出す切手が多く、コレクターに需要があります。
発行枚数が限られているものや、歴史的な意義を持つ記念切手は特に人気が高く、高額で取引される場合があります。
保存状態の良いものは高価買取が期待できるため、記念切手をお持ちの方は査定を利用してみるとよいでしょう。
中国切手
中国切手は近年、価値が大きく上昇している切手のひとつです。特に1960年代後半から1970年代前半の「文化大革命」よりも前に発行された切手には高い価値が認められています。
なかでも高値がつきやすい種類として「赤猿」や「全国の山河は赤一色」など、当時の社会情勢を色濃く描いた切手に需要があります。
中国切手をお持ちの方は、現在の価値を知るためにも査定を利用してみるとよいでしょう。
初めての買取でも安心|『買取大吉』の口コミを紹介
初めて買取される方は「適切な対応をしてもらえるか」「低く買い取られないか」と不安に思うこともあるでしょう。
『買取大吉』では、初めての方でも安心して利用できるよう、経験豊富な鑑定士が丁寧な査定を心がけています。
お客様からいただいた口コミの一部は、以下のとおりです。
本日初めて伺いました。松岡鑑定士(店長)に切手とテレカを鑑定いただきましたが、とても丁寧に接客していただき大変満足です。機会があればまたお願いしたいと思います。
『買取大吉』センター北店
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静岡市内でリニューアルオープンしたとのことで家から近かったので父の遺品整理で出てきたROLEXのデイトナを持っていきました。
買取店自体初めてで緊張しましたが店員さんやお店の雰囲気が良く時計の知識などはあまりないのですが親切に色々教えて下さりとても良かったです。
お値段もびっくりするくらい高くこんなにいくと思ってなかったので満足です。
他にも金かプラチナかよく分からないアクセサリーや貴金属などがあるので持っていきたいと思います!
『買取大吉』フレスポ静岡店
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初めて利用する方にも安心していただけるよう、査定額に至った説明を丁寧にいたします。買取額に納得できない場合は、無理に売却する必要はありません。
査定料・キャンセル料は無料のため、気軽に利用してみてください。
月に雁切手を売るなら『買取大吉』へ
月に雁切手は希少価値が高く、コレクターの間で高い需要があります。未使用品や美品などの状態の良いものは高値で取引されます。
月に雁切手を高く売りたい方は、劣化する前の売却がおすすめです。経年劣化によって切手の状態が悪くなると買取額が低くなる可能性があります。
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