先日お買取りさせていただいたプルーフ貨幣になります。

通常のお金と何が違うの？と思われる方も多いと思います。 プルーフ貨幣はもともと、流通用硬貨を作る前の試作硬貨のことを指していました。 日本では明治時代から金銀貨幣の試作用として始まり、1962年には通常貨幣においても製造されるようになります。 この試鋳硬貨を1987年からコレクター向けに造幣局が発行を開始したのが、現在のプルーフ貨幣の始まりです。 現在では、流通用ではなく収集用として特殊な技術を用いて製造し、表面に光沢を持たせて模様を鮮明に浮き出させた貨幣を指すようになりました。   通常貨幣は、円形(えんぎょう)という金属製の丸い板に極印(ごくいん)と呼ばれる金型をハンコのように打ち付けることで模様を写して製造されます。 プルーフ貨幣も基本的な作り方は同じですが、専用の極印を用いて2回以上打ち付けることで製造されており、表面は特別に鏡面研磨が行われています。 こうすることでより貨幣を美しく見せることができるようになっています。

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