ドイツの名窯マイセン【ブルーオニオン】の魅力と歴史について買取大吉 逗子店がご紹介致します!
2022年6月13日
逗子・葉山・鎌倉・横須賀・金沢区近辺にお住いの皆様こんにちは!
買取大吉逗子店の松永です!
大人になってくると贈り物などにブランド食器を送る方も多くなると思いますが、特に人気なのが、『MEISSEN/マイセン』の食器類です。
『ブルーオニオン』は長い間、時代を超えて愛され続けています。
本日はそんな『
MEISSEN/マイセン ブルーオニオン』
について買取大吉 逗子店がご紹介致します!
MEISSEN/マイセンの歴史
17世紀、ヨーロッパでは中国の磁器や日本の伊万里などが盛んにもてはやされていました。
純白で薄く、硬く艶やかな硬質磁器はヨーロッパでは未だにつくりだすことのできないものであり、列国の王侯貴族、事業家たちはやっきになって製法を見つけようとしていました。
なかでもドイツのザクセン選帝侯アウグスト強王は東洋磁器の屈指の蒐集家であり、アウグスト軍に属する兵士600人とプロイセンの王が所有していた中国の壷151個を交換したという逸話も伝わっています。
強王は、蒐集した磁器で城館を飾っただけでなく、錬金術師ヨハン・フリードリッヒ・ベトガーを監禁して磁器製造の秘法を研究させました。
艱難辛苦の末、ベトガーは1708年、ようやく磁器に近いものを作り上げ、1709年には白磁製法を解明、1710年、ついにヨーロッパ初の硬質磁器窯「マイセン」が誕生しました。
誕生から280周年を超えて愛される『ブルーオニオン』
1739年にマイセンの絵付師J.D.クレッチマーが中国磁器の染付の技法を用いて、白磁の上に酸化コバルトのブルーで模様を描き完成させたこのシリーズは、世界的にも有名で発表から280周年を迎えた今でも高い人気を誇ります。
ブルーオニオンが伝わった当時のドイツ近郊では中国磁器に描かれた柘榴(ザクロ)がまだ知られておらず、玉ネギと見間違えたためにこの呼び名がついたと伝えられています。ドイツ語のシリーズ名には「Zwiebelmuster(ツヴィーベルムスター)」と名付けられており、これはオニオンパターンを意味します。
そんなブルーオニオンは、染付と呼ばれる「下絵付」の技法で描かれています。
ベーシックフラワーなど「上絵付」のパターンでは、写実的な花や鳥を描くためにペインターの技術が必要ですが、上絵付では釉薬をかけた後に絵付けをするので、たとえ間違っていても焼成前であれば修正が可能です。
一方、下絵付の場合、陶土を型に固めて乾燥させたのち約900度で素焼きを行った後に、呉須と言われる酸化コバルトを主成分とする顔料で絵付けを行います。
下絵付では砂地が水を吸い込むように素地にすぐに顔料が染み込むため、描いたあとは二度と失敗が許されません。
そのため、ブルーオニオンを担当するペインターには、細密な柄をミスなく一気に描き上げる高度な技が必要なのです。
焼成前には灰色をしていながらも炎をくぐると鮮やかな藍色に姿を変えるコバルトに、当時のヨーロッパの宮廷人は驚きを以って「魔法の磁器」として称賛したに違いありません。
「ブルーオニオン」は、その完成度の高さ故にマイセンを代表するシリーズとして、280年ものあいだ時代を超えて愛され続けています。
もちろん
査定も無料で行っておりますので、『食器がいくらになるか知りたい!』『本物かどうかわからない!』そんな方も大歓迎!
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買取大吉 逗子店 公認鑑定士 松永
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