任天堂にとって、初の携帯型ゲーム機であり、ゲームソフトが本体内のROMに書き込まれた「1ハード1ソフト」方式の機種である。
そのためファミリーコンピュータなどの同社後継ゲーム機のように
カートリッジ(ロムカセット)交換で様々なソフトを実行することはできない。
ゲームをしない間は時計として使え、これが商品名「ゲーム&ウオッチ」の由来となった(後にアラーム機能も付くようになった)。
第一作は1980年4月28日発売の『ボール』。手元で遊べる手軽さが受けてヒットし広範な層を捉えた。
同年6月、7月にも『フラッグマン』『バーミン』『ファイヤ』と3つの新作を発売、
これもヒットし、その後もほぼ「1ヶ月に1タイトル」ほどのペースで新作を発表した。
1983年にファミリーコンピュータが発売されると人々の関心はそちらへ移り、
1985年2月発売の『ブラックジャック』を最後に日本での発売は終了したが、
日本国外向けとしては1991年10月発売の『マリオジャグラー』が最後の作品となった。こうして総計で59タイトルが発売された