金を買うべき3つのタイミングとは?金投資の基礎知識を解説
2024年12月27日
「金を買うベストなタイミングはいつ?」
「金投資ってもうかるの?」
このような疑問はありませんか。
投資目的で金を買うのであれば、金投資の特徴を理解したうえで、購入する必要があります。
金の価格が変動する理由を理解していない場合、購入タイミングを判断できず、損してしまう可能性が高まるでしょう。
本記事では、金を買うタイミング・金投資の特徴・金の価格が変動する理由・金を購入する際の注意点を解説します。
できるだけお得に金を購入したい方は、ぜひ参考にしてみてください。
金を買うタイミングはいつ?
金を買うベストタイミングは、金の価格が下がった時です。
しかし、金は長期的に見ると価格が上昇傾向にあり、長期の保有を目的とするなら、いつ買っても損をする可能性は低いと言えます。
よりお得に購入したいのであれば、価格が下がっているタイミングを狙うのがおすすめです。
とはいえ、金の価格は世界情勢や金融政策など、さまざまな要因が複雑に絡み合って変動するため、確実に下がるタイミングを見つける方法はありません。
そのため、金を買うタイミングは、金投資の性質を理解し、価格が変動する理由を把握したうえで、自分で判断するしかないのです。
以降では、金投資の特徴や価格変動の理由を解説します。
金投資の特徴5つ
金投資には、5つの特徴があります。
投資目的で金を購入する場合は、前もって特徴を把握しておきましょう。
①価値が無くならない
金の特徴は、どのような状況においても価値が無くならない点です。
多くの資産は、さまざまな要因によって価値がゼロになってしまう可能性があります。
例えば、紙幣は国の経済状況によって価値が変動し、株式は企業の経営状況によって価値が無くなる可能性があります。
しかし、金には価値がゼロになるリスクがほぼありません。
理由として、古くから通貨として利用されてきた歴史があり、世界中の人々から絶対的な信頼を得ているためです。
また、地球上に存在する量が限られている希少価値の高さも、価値が無くならない理由のひとつとなります。
②世界的な有事に強い
金は、戦争や経済危機といった世界的な有事の際に、価値が上昇する傾向があります。
歴史を振り返ると、1980年代のオイルショックや、2008年のリーマンショックといった大きな経済危機の際には、金の価格が大幅に上昇しました。
価格が上がる要因は、有事の際に資産の安全性を求め、金に資金を逃避させる動きが発生するためです。
③インフレに強い
金は、インフレに強い特徴を持ちます。インフレとは、物価が上昇し、相対的にお金の価値が下がる現象を言います。
インフレの原因は、政府が貨幣を大量に刷って価値を下げてしまうためです。
一方、金は政府が生産量を調整できないため、インフレの際にも価値を保ち続けます。
貨幣の価値が減少した分、現物資産である金の価格が上がるのです。
④値動きが激しい
安全資産としてのイメージが強い金ですが、短期間の値動きが激しい特徴も持ち合わせています。
1年の間に20〜30%以上の価格変動を見せるケースも珍しくありません。外貨取引のFXよりも値動きが激しい場合もあります。
短期間での値動きが激しい理由は、金の市場規模が他の金融商品に比べて小さく、大口の取引が価格に影響を与えるためです。
また、市場の流動性も低いのも値動きの要因とされています。
なお、値動きが激しいことを、資産運用の世界では「ボラティリティが高い」と表現します。
⑤インカムゲインがない
金には、株式や債券のように、配当金や利子といったインカムゲインはありません。
金投資で利益を得るためには、価格が低いタイミングで購入し、上昇した時に売却した差額で利益を得る必要があります。
金投資は、価格変動によるキャピタルゲイン(売買差益)を狙う投資です。
金の価格が変動する4つの要因
金の価格が変動する大きな要因は、以下の4点です。
あくまで主な要因であり、上記以外のさまざまな影響によっても変動します。ひとつの目安として、参考にしてみてください。
①世界的な有事が発生した時
世界的な有事が発生した時は、値動きが激しくなる傾向です。以下のような出来事を、世界的有事と言います。
地政学リスクが高まるタイミングとも言い換えられるでしょう。
金は価値が無くならない安全資産として認識されているため、地政学リスクが高まる有事の際には、暴落の危険性がある株式や投資信託よりも重要視されます。
多くの投資家が金に資産を移すため、価格が上昇する傾向です。
実際、2022年から続くウクライナ侵攻や、2023年のアメリカ大手銀行が経営破綻した際、金の価格が上昇しています。
②米ドルの価値が変動した時
金の取引は米ドルを基準としているため、米ドルの価値が変動すると、連動して金も値動きを見せる傾向があります。
米ドルの信頼が上昇
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金の価格が下落
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米ドルの信頼が低下
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金の価格が上昇
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世界的な金の価格は、金融危機で米ドルの信用が急落した際に上昇するとされています。
国内における円建ての金価格に関しては、円の価値が下がると上昇する傾向です。
近年の高騰は、円安の影響が著しく表れています。
③インフレ・デフレの時
物価の価値が変動するインフレ・デフレの際にも、金の価格が変動します。
インフレの際は、物価の上昇にともなってお金の価値が下がります。
一方、金は現物資産としてのゆるがない価値を持っているため、インフレへのリスクヘッジとして金投資が活発になり、価値が上がる傾向です。
反対に、デフレの際はお金の価値が上がるため、株式や債券などの金融投資に需要が高まり、金の価格が下落します。
実際の例だと、1970年から始まったオイルショック時には、インフレが発生し、金の価格が上昇ししました。
④政策金利が変動した時
中央銀行の政策金利は、金の価格変動に影響を及ぼします。
政策金利の引き下げ
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金の価格が上昇
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政策金利の引き上げ
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金の価格が下落
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政策金利が引き下げられると、銀行に預けておくメリットがなくなるため、市場に通貨が流出します。
流出量が増えるとインフレの懸念が高まるため、相対的に金の価格が上昇する傾向です。
政策金利の引き上げは、逆の反応を示します。
ただし、近年は投資家が重要視する政治的なポイントが変化しつつあるため、必ずしも上記の法則が当てはまらない場合も増えてきています。
金を買うのに適した3つのタイミング
金を買うのに最適なタイミングは3つあります。
購入するタイミングの見極めとして、参考にしてみてください。
①世界経済が安定している時
世界経済が安定し景気がよい時には、株式や不動産など成長性の高い資産への投資が活発になります。
一方、配当や利息が得られない金の売買は落ち付き、価格が下落する傾向です。
このタイミングで金を購入しておけば、将来的に経済状況が悪化して金の需要が高まった際、売買差益が得られる可能性があります。
②金利が引き上げらた時
中央銀行が政策金利を引き上げると、銀行に預けているお金の利息も上昇するため、預金への資金移動が発生しやすくなります。
相対的に金の需要が減少し、価格が下落する傾向です。
そのため、政策金利が上昇した時は、金を購入する最適なタイミングのひとつと言えます。
③デフレの時
デフレとは、物価が下落し、お金の価値が上がる現象です。
金は貨幣の価値と逆の動きをする傾向にあり、デフレ時には下落する可能性があります。
そのため、デフレの時は金を購入するタイミングとしてベストと言えます。
今後の金相場の予想
過去数十年間のトレンドを見る限り、相場は長期的には上昇しているため、今後も同じように値上がりを続けていく予想が有力です。
ただし、短期的な相場の予想はできません。今後の情勢によって、上昇と下落の両方が考えられるためです。
また、近年のような大幅な上昇が今後も続く保証も無いと言い切れます。
金は長期的な視点で見ると、一定の価値を保ちつつ上昇を続ける資産です。
長期投資として資産の一部にするのであれば、最適な手段と言えるでしょう。
金の購入方法
金を購入する方法は5つあります。
それぞれの特徴や、メリット・デメリットを見ていきましょう。
現物購入
現物購入とは、金地金や金貨を直接購入する方法です。インゴットやメイプルリーフ金貨、カンガルー金貨などが有名です。
現物購入には、以下のメリット・デメリットが存在します。
現物購入のメリット・デメリット
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メリット
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・金そのものを所有できるため、実物資産として安心感がある
・さまざまなサイズやデザインから選べる
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デメリット
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・保管場所が必要
・売買時の手数料がかかる
・偽物に注意が必要
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インゴットや金貨は購入しやすいメリットがある一方、偽物も存在します。
購入する際は、品質に信頼がおけるお店を選ぶのが大切です。
純金積立
純金積立は、毎月定期的に金を購入する方法です。純金積立には、以下のメリット・デメリットがあります。
純金のメリット・デメリット
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メリット
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・少額から始められる
・売却して現金化できる
・地金として引き出せる
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デメリット
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・年会費や保管料が発生する
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純金積立には、一定のグラム数を定期的に購入する「定量積立」と、一定額を購入する「定額積立」の2つがあります。
投資信託・ETF
投資信託やETFは、プロに運用を任せる投資商品です。以下のメリット・デメリットが存在します。
投資信託・ETFのメリット・デメリット
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メリット
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・少額から始められる
・盗難のリスクがない
・保管コストが発生しない
・リアルタイムで価格を確認できる
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デメリット
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・価格変動により損失が発生する可能性がある
・運用管理費用が発生する
・為替リスクが発生する
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ファンドマネージャーが運用してくれるため、専門知識を必要とせず、素人でも投資できるメリットもあります。
先物取引
先物取引は、将来の特定の日に、前もって決めた価格で金の売買契約を結ぶ取引です。
先物取引には、以下のメリット・デメリットが存在します。
先物取引のメリット・デメリット
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メリット
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・レバレッジ効果で大きな利益が得られる可能性がある
・売り買いの両方で利益を得られる
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デメリット
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・レバレッジで大きな損失が発生するリスクもある
・相場の変動によって追加費用が発生する
・専門的な知識が必要
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先物取引は、ハイリスクハイリターンな投資方法のため、初心者にはあまりおすすめできません。
金を購入する際の注意点
金を購入する際には、以下の2点に注意しましょう。
購入時に損をしないためにも、前もって把握しておきましょう。
手数料を比較検討する
金を購入する際には、さまざまな手数料が発生します。お得に金を購入したいのであれば、手数料が安いところを選ぶのが大切です。
例えば、現物購入の場合は、バーチャーチと呼ばれる手数料が必要です。
バーチャージは金1グラムあたりの価格に対して一定割合が上乗せされるケースが多くみられます。
ほかにも、純金積立の場合も購入時の手数料、投資信託やETFでは運用管理の手数料が発生します。
各社で手数料の金額は異なるため、複数社を検討し、手数料が安いところで取引するのがおすすめです。
購入証明書は保管しておく
現物購入の場合に限りますが、購入証明書は保管しておきましょう。将来売却した年の確定申告時に必要になる可能性が高いためです。
2024年時点では、購入証明書があれば購入した金額を経費として計上でき、課税金額を少なくできます。
将来的に税制が変われば不要になるかもしれませんが、売買差益を考えるのであれば、必ず保管しておいて損はありません。
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まとめ:金を買うベストタイミングは価格が下がった時
金を買うベストタイミングは、価格が下がった時です。
金の価格が下がる要因はさまざまなため、これまでの傾向や金の性質を理解したうえで、自分自身で見極める必要があります。
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