ミニチャンプスブランドのデビューは1991年、ドイツ本国で企画・設計を行い、生産は当初から中国・深圳の工場で行われている。
現在の模型業界では一般的となったスタイルだが、当時はまだ本国生産のミニカーブランドが多く、先鞭を付けた存在でもある。
ミニチャンプスのミニカーはそれまでの他社製品に比べ精密であり、
また当初より子供の玩具ではなく、大人向けのコレクション製品であることがパッケージにもうたわれていた。
製法はダイキャストを基本とするが、細部のパーツにはプラスチックなども多用されている。
最初に展開されたのは、1990年のDTMに参戦していたレーシングカーで、スケールは1/43。
アウディV8、メルセデス・ベンツ 190E Evolution1、BMW・M3などが製品化された。
車種だけでなくチーム、そしてドライバーによるカラーリングやマーキングの違いを再現し、
多くのバリエーションを用意したことも特徴である。