「金を購入する際の注意点を知りたい」
「金に投資をするメリットやデメリットも知りたい」
このように考えていませんか?
投資目的で金を購入する人が増えていますが、注意点などを知っておかないと安心して購入できないでしょう。
本記事では、金を購入する方法や注意点・金投資のメリットを解説します。注意点を把握して、安心して金を購入しましょう。
<この記事でわかること>
- 金を購入する方法
- 金を購入する際の注意点
- 金に投資するメリット
- 金に投資する際の注意点
金を購入する方法
現物で金を購入するのにもっとも簡単な方法は、貴金属店やメーカーで金地金や金貨を購入することです。購入方法は、貴金属店やメーカーによって変わりますが、店舗や電話・インターネットで購入できます。
店舗に赴けば、その場で金の状態を確認しながら購入できます。また、一方、店舗から帰るまでお金を持っておくのを避けたい方は、電話やインターネットで購入して郵送してもらうと良いでしょう。
ただし、一般の貴金属店で金を購入する場合は、本物の見極めが必要です。そのため、金の知識がない方は、貴金属メーカーで購入することをおすすめします。
金を購入する際の注意点
現物で金を購入する際の注意点を解説します。
- 金地金(インゴット)を購入する
- 金貨のプレミアムに注意
順番に見ていきましょう。
金地金(インゴット)を購入する
投資目的で金を購入する方は、金地金(インゴット)を選びましょう。金地金とは、金塊のことであり厳密な審査を突破し品質が保証されたものです。金地金には、金塊番号や商標などの刻印が入っています。
一方、記念硬貨などで用いられる収集型金貨は、希少性によって価値が変わることが少ないため、投資には向いてないといえます。
金貨のプレミアムに注意
金貨の小売価格には、デザインや加工費・輸入の際の諸経費がプレミアムとして上乗せされます。そのため、同じ重量の金地金に比べると割高になるケースがあります。
割高になるケースがあることから、金を投資目的で購入する時は、価値が変わりにくい金地金を選ぶのがベストです。
金投資とは?
金を投資目的で購入する方も多いでしょう。
金投資には、大きく分けて現物購入と投資信託の2種類があります。投資信託とは、投資のプロであるファンドマネージャーに運用を任せて、複数の資産に分散投資する方法です。
投資信託は、銀行や証券会社で購入できます。次項では金に投資する方法を紹介します。
金に投資する4つの方法
金に投資する4つの方法を紹介します。
- 純金積み立て
- 金ETF
- 金地金
- 金先物取引
それぞれ順番に見ていきましょう。
純金積み立て
純金積み立ては、毎月決まった金額を購入する「月額積立購入」や余剰資金がある時に買える「スポット購入」などの種類があります。少額から始められ、保管コストをかけずに投資できます。
金地金として現物を引き出せますが、運用手数料や年会費がかかります。また、リアルタイムで取引できない点に注意が必要です。
金ETF
金ETFは、証券会社や銀行などで購入でき手軽に始めやすい投資方法です。そもそもETFとは、日経平均株価や東証株価指数等に連動する運用成果を目指し、金融商品取引所に上場している投資信託です。
手数料は他の投資に比べると低めですが、保有するための費用が必要で現物は引き出せない点に注意しましょう。
金地金
金地金の購入は、現物を手元に置いておきたい方におすすめの投資方法です。盗難等のリスクに備える必要はありますが、安定して投資したい場合は金地金で購入しましょう。
金先物取引
金先物取引とは、将来の売買を現時点で約束する投資方法です。購入価格や数量を決めておき、期日が来たら売買を行います。
少額でも大きなリターンを得られるメリットがある一方で、大きなリスクを伴う可能性もあります。買い時と売り時を誤らないことが重要です。
自分が投資をしやすい方法を選ぶと良いでしょう。
金に投資するメリット
金に投資する方法が分かったところでメリットを紹介します。
- 世界共通の評価基準
- 信用リスクがない
- インフレに強い
順番に見ていきましょう。
世界共通の評価基準
金の価値を認めているのは、日本だけではありません。世界中で取引ができ、必要に応じて換金も可能です。
また、金自体の埋蔵量には限りがあり希少性も高くなっています。株式だと、企業の状況によって価値が半減や0円になる場合もありますが、金の価値がなくなることは考えにくいでしょう。
金は「有事の金」ともいわれる通り、避難先の資産として活用できます。
信用リスクがない
金には信用リスクがありません。信用リスクとは、貸したお金を回収できなくなるリスクのことです。例えば、株の場合はその企業が倒産すると、価値が0円になってしまいます。
一方、金は国や企業などの信用の上に成り立っているのではなく、金そのものに価値があります。そのため、長期間保持していても価値がなくなることはないのです。安心して投資ができるといえるでしょう。
インフレに強い
金はインフレにも強い特徴があります。インフレとは、物の値段が上がることを指します。物の値段が上がれば「お金の価値が下がる」ことになりますが、物である金の価格は上がる傾向にあるのです。
金に投資するデメリット
金投資する際の注意点を3つ解説します。
- 税金や手数料がかかる
- 防犯対策が必要
- 為替の影響を受ける
それぞれ順番に見ていきましょう。
税金や手数料がかかる
個人で金を売却し利益が出た場合、譲渡所得として課税対象になります。ただし、50万円は特別控除になるため、利益の額によっては課税されない場合もあります。
参考:国税庁公式HP
また、利用する投資方法によっては、買付や売却・保管に手数料が生じることがあります。金投資には費用が発生する点を覚えておきましょう。
防犯対策が必要
金地金や金貨など現物を購入する際は、防犯対策が必須です。世界中から金の価値が認められており、多くの人に狙われる可能性があるため、自宅の金庫などに保管しましょう。
自宅での保管が不安な方は金融機関で保管してもらう方法もあります。ただし、預け入れや引き出しに手数料がかかるため、管理コストを考えると投資信託や積み立ても検討すると良いでしょう。
為替の影響を受ける
投資信託やETFで金を購入する際は、為替の影響にも注意しましょう。投資信託を選ぶと、ファンドマネージャーに運用を任せることになります。しかし、多くのファンドマネージャーは日本だけではなく海外市場にも投資するため、日本円以外の外貨で運用が行われます。
例えば、10,000円分の金を購入し円安になって1ドル200円になれば、20,000円の価値になりますが、円高で1ドル50円になれば5,000円の価値になってしまうのです。
投資商品を購入する際に、為替の影響がどのぐらいでるのかも押さえておくと良いでしょう。
まとめ:金にはメリットがたくさん!注意しながら購入しよう
本記事では、金の購入時や投資の注意点について解説しました。金を現物で購入する際は、金貨やアクセサリーなどではなく価値が変わりにくい金地金を選びましょう。また、金投資をする時は税金や手数料・防犯対策が必須になります。注意すべきことを押さえて、金投資のメリットを享受しましょう。
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